『LORD of VERMILION ARENA』初の公式大会“LOVA Challenge Cup”決勝イベントリポート~新規参戦タイトル・使い魔の情報も一挙公開に!【TGS2015】

2015年9月20日まで開催されていた東京ゲームショウ2015にて催された『LORD of VERMILION ARENA』の公式大会“LoVA Challenge Cup”。決勝トーナメントの模様を、同時に開催された新情報発表ステージの内容とともにお届けする。

●初の大型公式大会!

 東京ゲームショウ2015最終日の2015年9月20日、スクウェア・エニックスの手がけるPCオンラインゲーム『LORD of VERMILION ARENA』(以下、『LoVA』)の公式大会“LoVA Challenge Cup”決勝トーナメントがCyber Games Asia特設会場で行われた。ここでは、決勝トーナメントの模様と、そこで発表された、9月から11月までに『LoVA』に参戦する新タイトルと使い魔の情報をお届けする。

 イベントが始まると、司会を務める声優の生田善子さんが登壇。続いてシリーズプロデューサーの柴貴正氏が登場し、イベントの開始を告げた。本イベントでは“LoVA Challenge Cup”と銘打たれた本作初となる大型大会の決勝トーナメントが開かれ、128チームからなる予選を勝ち抜いた“Assault”、“Marine Blue”、“ひのきのぼう”、 “Dive”のメンバーたちが優勝をかけて戦うことになっており、会場は早くも大きな盛り上がりを見せていた。

▲本大会で「プレイヤーに焦点をあて、強豪プレイヤーという一種のブランドを作るきっかけにしたかった」と開会式で語る柴プロデューサー。

 そんななかで始まった準決勝第1試合はAssaultとMarine Blueの組み合わせ。第1ゲームは8月に追加されたばかりの新使い魔《アグリアス》で相手の動きを止めたところに《わだつみ》の範囲攻撃を叩きこむコンボが決まり、Assaultが勝利。

 第2ゲーム、追い詰められたMarine Blueは、コントロール能力に長けた不死デッキを増やす作戦に出る。Marine BlueのinvYTが好プレイを見せて序盤をリードするが、中盤の集団戦をAssaultが制し、そのまま数的優位を保って押し切り、2-0で勝利した。

 Assaultの集団戦における巧みな機動は、解説を務めていたプロゲーマーのStansmith氏、そして本作のディレクターである劍俊彦氏も思わず舌を巻くほどのハイレベルなものだった。

 準決勝第2試合は、ひのきのぼうとDiveの対戦。Diveというチームは、他チームと100戦以上対戦しているなかでまだ3敗しかしていないという強豪チームで、事前に行われた優勝チーム予想でも、Assaultと並んで上位に名を連ねていた。だがその3敗のうちひとつは、ひのきのぼうによるものであり、両チームの対戦はいわば因縁の対決だった。

 その第1ゲームでは序盤にひのきのぼうがリードするものの、Diveは両方のミニオンアークを占拠して戦況を五分に戻す。このミニオンアークが再び中立化したタイミングで集団戦が発生。ここで数的優位を得ていたDiveが優位を獲得し、そのまま勝利した。

 第2ゲームでもDiveが両ミニオンアークを占拠して戦力・情報の両面で優位に立ち、ひのきのぼうのプレイヤーを死滅させる。そこから一気にタワー、ゲートキーパーを破壊しアルカナ・コアに殺到。ゲージ差をつけられたひのきのぼうも守りを捨てて攻勢に出るが、先に攻めていたDiveがアルカナ・コアを破壊し、勝利した。

●コラボタイトルと使い魔続々発表!

 こうしてAssaultとDiveが駒を進めることとなった決勝の前に『LoVA』の新情報を公開するということで、タイトルプロデューサーの和賀潤氏、ディレクターの黒木崇氏が登壇。9月から11月にかけてのコラボタイトルを発表した。以下に各月のコラボタイトルと使い魔として参戦するキャラクターを紹介する。

9月
FFモンスターズ
《サボテンダー》、《オメガ》、《ボム》、《トンベリ》、《モルボル》

10月
楽園追放から《アンジェラ》、《ニューアーハン》
ローゼンメイデンから《真紅》、《水銀燈》
セブンスドラゴンIII code:VFDから《ヤイバ》、《アゼリン》
インペリアル・サガから《アデル》

11月
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかから《ヘスティア》《アイズ・ヴァレンシュタイン》
新次元ゲイム ネプテューヌVIIから《ネプテューヌ》
聖剣伝説 LEGEND OF MANAから《瑠璃》、《レディパール》

 発表と同時に、各タイトルの観どころなども紹介され、『ローゼンメイデン』や『楽園追放』は原作アニメと同じスタッフによるBGM制作などが行われているほか、『セブンスドラゴン』ではセガから充実した資料提供を受けてキャラクターメイキングをしていることなどが明かされた。新使い魔は神族が多く、これらの使い魔が追加されることで対戦環境にも大きな影響が出そうな印象を受けた。

 さらに『ラグナロクオンライン』との大型コラボの開催も発表された。「いまはまだ明かせないが、キャラクターが使い魔として参戦する以上の大きなコラボになる」ということで、こちらは10月ごろに追加で情報が公開されるとのこと。また、アーケード版の『LORD of VERMILION』においても『ローゼンメイデン』、『楽園追放』、『ダンまち』とのコラボが決定。こちらはアーケード版のプレイヤーにとってうれしい知らせとなった。

●いよいよ決勝!

 新情報発表の興奮も冷めやらぬうちに、準決勝を勝ち抜いたAssaultとDiveの決勝戦が始まった。Assaultは第1ゲームで、全員が移動力を上げるアルティメットスペル“クイックドライブ”を選択するという奇策に出る。対してDiveはTiefsechsが《わだつみ》を入れない海種デッキという、一風変わった構成で目を惹く。ゲーム開始早々からお互いにミニオンアークをひとつずつ制圧し、そのままタワーを破壊し合う展開になった。こうなると機動力にすぐれるAssaultが有利かと思われたが、DiveのLyが絶妙な立ち回りで3本目のタワー破壊を食い止めて時間を稼ぎ、そのあいだにDiveがアルカナ・コアを破壊し1ゲーム目をものにした。

 2ゲーム目、後がなくなったAssaultは、アルティメットスペルを汎用性の高いフォースフィールドとキュアオールに切り替える。そのAssaultは序盤、戦力を偏らせて投入したことでlyの使い魔を瞬殺することに成功する。しかしミニオンアークをめぐる応酬で負け、視界を確保できず苦しい戦いを強いられることに。DiveのたんぽぽさんがAssaultのメンバーが集まれないように終始立ち回り、タワーをめぐる戦いを有利に進めていく。Assaultも反撃を試みるが、ゲージ差を覆せないままタイムアップとなりDiveが勝利した。

 イベントはそのまま表彰式へと移り、みごと優勝したDiveを始めとする各チームに柴プロデューサーより賞金が授与された。

 続いて、和賀プロデューサーから、「“とりあえず”で試みた大会ながら、非常におもしろいものとなった。今後、規模の拡大なども含めて大会環境を充実させていきたい」という総評が語られた。この大会では試験的に観戦モードが運用されたが、「これもいずれプレイヤーに解放し、巧いプレイヤーのテクニックを多くのプレイヤーが学べるようにすることで、競技性をより高めたい」とも和賀プロデューサーが語り、イベントは終了となった。

▲観戦モード追加をはじめ、5VS5マッチ用の新フィールドも10月中をめどに追加されることが和賀プロデューサーより明かされた。

 初の公式大会ながら非常にレベルが高く、大きな盛り上がりを見せた“LoVA Challenge Cup”。参加して楽しく、そして観て楽しいイベントになるのは今後も間違いなさそうだ。今回、大会に参加したプレイヤーはもちろん、観戦だけだったという人もぜひこの機会に『LoVA』をプレイし、ぜひ次回の大会に挑戦してみてほしい。

▲みごと優勝を飾ったDive。密度の濃い交流と練習が結果につながった、と大会を振り返っていた。