『バイオハザード』が世界初の舞台化! 豪華出演者が登壇した制作発表記者会見をリポート

2015年9月15日、『バイオハザード』が題材の舞台『BIOHAZARD THE STAGE』の制作発表記者会見が、都内にて開催された。その模様をお届けする。

●国際的レジェンド、千葉 真一も参戦!

 全世界で累計6500万本、またハリウッドでも映画がシリーズ化されている人気ゲーム『バイオハザード』が、世界初の舞台化決定! 2015年9月15日、その舞台『BIOHAZARD THE STAGE』の制作発表記者会見が、都内のセルリアンタワー東急ホテルにて開催された。その模様をお届けする。

 舞台はゲーム同様のストーリー背景を持ちつつ、オリジナルキャラクターも登場しての物語となる。西オーストラリアの大学で突如起こったバイオテロ事件。現地に到着した対バイオテロ部隊BSAAのピアーズとクリスは、その大学で教鞭を取る元S.T.A.R.S.隊員レベッカらと協力し、事件の鎮圧を図る。そこに現れた謎の青年タイラー・ハワード。彼はいったい何者なのか? そして彼の口から聞かされた、事件の裏にある驚愕の真実とは? ――というのが、大まかなストーリーの流れだ。

 また出演者は、人気若手俳優のほか、AKB卒業後初の舞台となる倉持明日香さん、グラビアアイドルとして人気の紗綾さん、“Sonny Chiba”こと国際的俳優の千葉 真一氏など、豪華ラインナップ。注目のキャスティングは、以下のようになっている。

・タイラー・ハワード/矢崎 広
 正義感が強い、元警察官。謎めいた主人公。

・ピアーズ・ニヴァンス/栗山 航
 BSAA隊員で、冷静沈着なスナイパー。

・クリス・レッドフィールド/中村 誠治郎
 BSAA隊長。ゲームでおなじみの人気キャラクター。

・メアリー・グレイ/倉持 明日香
 IQ230を誇る、才色兼備のヒロイン。

・レベッカ・チェンバーズ/飛鳥凛
 大学教授。元ラクーン市警の特殊部隊S.T.A.R.S.所属。

・ソフィー・ホーム/Raychell
 BSAAオセアニア支部の女性隊員。

・オリヴィア・プライス/紗綾
 事件に巻き込まれてしまう女子学生。

・マシュー・ラッセル/大倉 士門・植野堀 誠(Wキャスト)
 頭の回転が早い、大学長の秘書。

・バリントン・マイヤー/丘山 晴己
 フィロソフィー市警の刑事。

・ルーカス・バトラー/木村 敦
 男子学生。メアリーの友人で、オリヴィアの彼氏。

・リヤン・ハワード/岸 祐二
 分子生物学教授。たいらー・ハワードの父。

・ポッシュ・ブラウン/梅垣 義明
 大学の警備員。明るく従順な性格。

・エズラ・セネット/千葉 真一
 大学の学長。人一倍使命感が強い。

 発表会ではまず、司会者により舞台の概要が紹介されたのち、登壇者一同がステージに登場。出演者からは、矢崎 広氏、栗山 航氏、中村 誠治郎氏、倉持 明日香さん、Raychellさん、紗綾さん、大倉 士門氏、千葉 真一氏の8人が出席。また制作サイドからは、企画&原作監修としてカプコンの小林 裕幸氏が、そして脚本&演出のヨリコ ジュン氏が出席し、計10人の登壇者それぞれが、公演に向けてひと言あいさつを述べた。各者のコメントを、以下にまとめて紹介する。


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〈矢崎 広〉
今回は、世界的人気ゲーム『バイオハザード』という舞台に出演できること、小さいころから遊んできた『バイオハザード』の世界に入れることを、本当にうれしく思います。そして主人公のタイラーを演じさせていただくことも、たいへん光栄に思っています。素晴らしいキャストやスタッフの方々のなかで、自分が学べることや、成長していくこともたくさんあると思いますので、それも楽しみです。設定を聞くだけで、出てくるワード一個一個に、いまからワクワクしています。


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〈栗山 航〉
 『バイオハザード』の舞台に出させていただくということで、本当にうれしく幸せに思っております。僕自体、初舞台なので、緊張やプレッシャーなどがいろいろ混じっていますが、先輩方の背中を見て、一生懸命稽古をがんばっていきたいと思います。役柄的には、クリス隊長の部下ということで、稽古も舞台もクリス隊長をずっと見ながら、やっていければと思っています。


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〈中村 誠治郎〉
 原作のゲームが大好きなのですが、クリス役として、原作好きの皆さんの期待を裏切らないように稽古を積み上げていきたいです。クリスはごっつい人なので、いまは筋トレを一生懸命がんばっています。本番までには、3キロくらい体重が増えているのではと思います。


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〈倉持 明日香〉
 AKBを卒業後、初めてこんな大きな作品に出演させていただけるということで、これから稽古が始まるのですが、すごくワクワクしています。私が演じるメアリーは、原作にはないオリジナルキャラクターです。本番までにIQを230に高めることは不可能だと思うので、テレビでクイズ番組などを見て、少しづつメアリーに近づけていけたらなと思っております。才色兼備を目指して、がんばりたいと思います。


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〈Raychell〉
 私も初の舞台となりますが、それが世界的に有名な『バイオハザード』の舞台ということで、すごく幸せに思っています。ゲームも遊び、映画もずっと見ていたので、その世界観に自分が入っていけると思うと、夢のようです。ソフィーという役はオリジナルキャラクターですが、とてもセクシーで、カッコよくて強い、『バイオハザード』らしい役なので、一生懸命演じたいと思っています。そして、来年の1月に発売される『バイオハザード0 HDリマスター』のテーマ曲『Until the Justice』を歌わせていただきましたが、その曲が劇中歌として使用していただけるということで、アーティストとしても光栄に思います。舞台とゲームの両面で、『バイオハザード』を盛り上げていきたいと思います。


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〈紗綾〉
 『バイオハザード』は、幼いころから父親といっしょにゲームをプレイしていて、とても大好きな作品で、お仕事でもけっこう関わりを持たせていただいています。今回、世界的に有名な『バイオハザード』の舞台に立たせていただくと聞いたときは、本当にうれしさと驚きでいっぱいでした。私が演じるオリビアも、オリジナルキャラクターで、明るくて可愛い大学生の役です。ゲームに出てくるおなじみのキャラクターを演じられる役者さんたちに負けないくらいの存在感で演じたいと思っています。


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〈大倉 士門〉
 僕も、舞台に出させてもらうのが初めてなので、「舞台で役を演じたときは、どんなふうに席から見えるんだろう?」とか、「どれくらいの声量ならいいんだろう?」とか、まったくわからないことだらけです。珍しく、すごく緊張もしていて、プレッシャーに追いやられそうです。ただ役柄に恵まれていまして、千葉 真一さんの秘書ということで、そばで演技させてもらえる機会が多いので、いろいろなところを盗んで、がんばっていきたいと思います。


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〈千葉 真一〉
 なんかひとりだけ場違いな感じで……。私も1500本の映画に関わってきましたが、こんな雰囲気で挑む作品は初めてなので、非常に戸惑っているところです。基本的に僕は、ゲームはそれほど好きではなく、『バイオハザード』の映画もアメリカで1本見ましたが、あまり興味は持っていませんでした。でも時代がどんどん新しくなっていく昨今、遅れを取らないように、現代の若者文化とでもいうようなこうした中に入り込んで、いろいろ刺激をもらって、つぎの作品の肥やしになったらいいなと。そんなふうに思って、今回はお引き受けしたのですが、はっきり言って、まったく自身がありません(笑)。演出家のジュンさんに、すべて任せております。


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〈小林 裕幸〉
 ゲームの『バイオハザード』には20年くらい関わり、映画も『2』から関わっていまして、その兼ね合いで今回、舞台も担当することになりました。私は『戦国BASARA』シリーズというゲームも担当していまして、そちらでも舞台はやっていますが、当然それとはまた違った、『バイオハザード』ならではの世界観での新しい舞台というものに、チャレンジすることになります。舞台というのは、役者の皆さんの生の演技をお客さんにダイレクトに伝えられる、素晴らしいエンターテインメントだと思っていますので、そういう中で『バイオハザード』をぜひ楽しんでいただければと思います。やっぱり『バイオハザード』なので、誰が死ぬとか、誰がゾンビになるとか、言えないことが山のようにありまして、役者さんにとってはコメントしにくい記者発表になっていると思いますが、そういった謎も含めて楽しめる舞台になりますので、多くのお客さんに劇場に来てほしいと思います。


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〈ヨリコ ジュン〉
 有名な『バイオハザード』ということで、プレッシャーはすごく感じるのですが、自分も好きな作品ですし、原作のファンの皆さんの期待を裏切らないようにしたいです。なおかつ、舞台なので「“怖さ”以上に、何がおもしろいのか?」というところを考えつつ、お芝居の内容・物語を、キチっと見せていきたいなと考えています。原作ファンが舞台を見て、「舞台がいいから映画も見よう」とか、『バイオハザード』を全然知らない人が舞台を見て「ゲームもやってみようかな?」とか、そのように広がっていくような作品を作りたいなと思っています。


●質疑応答でさらに核心が明らかに!?

 発表会は続いて、質疑応答のコーナーへと移り、その後フォトセッションが行われて、イベントは無事に終了となった。最後におもな質疑応答の内容と、公演概要を紹介して、リポートを締めくくろう。興味を引かれた方はぜひ、舞台という『バイオハザード』の新展開を体験してみてはいかがだろうか。映像と闇によるサバイバルホラー、『BIOHAZARD THE STAGE』。『バイオハザード』ファンはもちろん、演劇ファンも注目の舞台と言えそうだ。

――どんな舞台になるのか、またゾンビの迫力というものをどう出していくのかという演出プランを、可能な範囲で教えてください。

ヨリコ もちろん、ゾンビはゾンビなんですが、いちがいに“ゾンビ=怖い”とは見せたくないと思っています。なぜゾンビになってしまったのかとか、人間が自分が作ったものに翻弄されてしまうとか、そうした部分も物語のなかで出していければと。「人間とは?」といったテーマのようなものは、原作のストーリーを見ていても勉強になりますし、そのあたりは重要視しています。もちろん映像も使ったりする予定ですが、アトラクションのようにバンバンとゾンビが出てくるといったことは、まったく考えてないですね。演出面では、実際に画面を見ているゲームファンの皆さんに、「舞台だとこう表現するんだ!」という見せかたをしようと、いろいろ演出プランは練っています。あとは役者さんとディスカッションして、メッセージ性のある作品にしたいですね。

――『バイオハザード』ファンの方には、舞台ならではのどういったところに注目してほしいとお考えでしょうか?

小林 作品がちゃんと舞台として成立しなければいけないわけですし、ほかの方々と同様、僕もじつはプレッシャーを感じています。注目としては、キャラクターでしょうか。ピアーズ、クリス、レベッカという、ゲームに登場する3キャラクターを初めて演じていただくことになりますが、どのように実写で、舞台としてできるのか。またストーリーはゲームの『5』と『6』のあいだの話になります。ピアーズとクリスはもちろん活躍しますし、そしてレベッカはゲームでは18歳ですけど、この舞台では年を取ってお姉さんになっている。“レベッカのその後”が舞台で見られるのも、ファン的には楽しみのひとつかと思います。そのゲームのキャラクターとともに、オリジナルキャラクターがどういった人間ドラマやアクションを見せるのかを、『バイオハザード』ファンや演劇ファンに楽しんでもらえる作品になると思いますので、そんなところを期待していただければと思います。

――主演のおふたりにお聞きします。『バイオハザード』のゲームをプレイしたことはあるのでしょうか? また“ホラー”を演じる点について、意気込みをお聞かせください。

矢崎 『バイオハザード』シリーズは、ほぼ遊んでいますし、小さいころからゲームが好きで、大げさですが、『バイオハザード』とともに育ったようなところもあります。なので、細かい設定も、カプコンの小林さんと話が合うくらい、やり込んでいます。ホラー映画も、怖がりだけど見てしまうようなタイプで、わりといろいろな作品を見ているので、今回『バイオハザード』を演じるにあたって、何か役立てるシーンがないかどうか、あらためて好きな作品や、まだ見ていない作品も見て、勉強していきたいなと思います。

倉持 私はじつは、『バイオハザード』シリーズは1回もやったことがありません……。ただ『バイオハザード』の舞台をやるとなったときに、周りの反響がすごく大きくて、久しく会っていない人からも、連絡がたくさん来ました。ゲームはやっていませんが、映画は見ていたりもするので、舞台はすごく楽しみですね。舞台になってどうなるのか、そして自分がどう演じられるのかも未知数なので、自分に期待しつつ、また成長できたらとも思っています。ホラー映画は大好きで、怖い話やグロテスクな映像も好きで、休憩中にケータイで見たりしているくらいです。

――紗綾さんは、以前『バイオハザード』の応援リーダーをされていたとのことですが、『バイオハザード』への思い入れや、魅力のアピールなどをお聞かせいただけませんでしょうか。

紗綾 『バイオハザード』は大好きで、お仕事でも応援リーダーやゲームの宣伝をさせていただき、またショーに呼んでいただいたり、パチンコの『バイオハザード』でも関わらせていただいたりしています。なんと言っても、ゲームをプレイするときのドキドキ・ハラハラ感と、鮮烈な映像がすごく好きですね。怖いしビックリするのに、手が離せないというか、ゲームをなかなか止められないというのが、大きな魅力だと思うんですよ。そういった感覚を、今回の舞台で皆さんにお見せできたらなと思います。とにかく『バイオハザード』ファンにはたまらない舞台になると思いますし、知らない方にも、新しい舞台の魅力として、表現できればと思っています。

――千葉さんにお聞きします。舞台は久しぶりとお伺いしていますが、とくに準備しようと思うようなことはありますか? また楽しみにしている部分については、いかがでしょう?

千葉 楽しみは全然ありません。恐怖でございます(笑)。さきほども申しましたように、ゲームはあまり好きではなくて、正直『バイオハザード』にもまったく興味がなかったんです。映画を見ても、「そうか、こんなもんなんだ」と。ただ、このお話をいただいたとき、しばらく考えたのちに「これは、やってみるべきだな」と思いました。なぜそう思ったのかと言えば、「この作品がなぜこんなに人気があるのか?」、「どうしてお客さんがたくさん入るのか?」、「なんでアメリカで大ヒットしたのか?」という、その部分に非常に興味があったんです。若者の感性というか、何を感じて喜んで見ているのか、ということですね。「よし、これは今後の自分の作品のためにも、絶対に知っておくべきだろう」と。文化も含め、どんどん時代が新しくなっていくなかで、これを自分の刺激にして、肥やしにしなければならないと感じました。役柄的にも、舞台となる大学の学長ということで、おもしろいなと思います。たいへん不安でありますが、僕の55年の映画キャリアの中で、初めての体験になります。自信はないのですが、必死になり初心に戻って、挑戦していきたいと思っております。


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〈公演概要〉

◆タイトル
 BIOHAZARD THE STAGE

◆期間
 2015年10月22日(木)~11月1日(日) 全15ステージ

◆会場
 EX THEATER ROPPONGI

◆料金
 全席指定 前売8900円(税込)

◆チケット販売
 一般発売 2015年10月4日(日)10:00
 各プレイガイドにて先行販売中

◆公演問い合わせ先
 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~18:00)