大注目MMORPGのプレイインプレッション

 2015年8月10日にネクソンが日本でのサービスについて発表し、大きな話題となったPC用MMORPG『Tree of Savior』(以下、ToS)。

『Tree of Savior』IMC Games×ネクソンが贈る新作MMORPG体験インプレッション、これこそ現代の王道オンラインゲームだ!_37
『Tree of Savior』IMC Games×ネクソンが贈る新作MMORPG体験インプレッション、これこそ現代の王道オンラインゲームだ!_36

 2016年中のサービス開始を目指して準備が進められており、8月30日にはプレイヤー向け先行体験会&座談会を実施。2015年10月1日からクローズドβテストが予定されている。

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 今回は先行体験会より一足早くテストプレイの機会を得ることに成功! 開発段階ということで、約2時間と短い時間ではあるが、実際にゲームをプレイして世界観やシステムなどを体験することができた。そのプレイリポートをお届けする。

 なお、掲載するゲームの内容や画面はすべて開発段階のもの。正式リリース時には仕様が異なる可能性がある点は留意していただきたい。

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▲大作RPG的な“3Dバリバリの美麗グラフィック”とは一線を画す雰囲気が特徴。

「画面が広い!」と驚くシンプルなユーザーインターフェース

 本作に期待を寄せる多くの方はすでにご承知かと思うが、本作最大の特徴といえば、2Dのドット絵で描かれたキャラクターと幻想的なグラフィックだ。

 グラフィックは3Dで作成したあとに2Dに落とし込む手法で作られており、キャラクターの動きや表情の変化が非常に生き生きとしている。見ているだけで楽しいのだ。

 敵として出現するモンスターも息遣いを感じさせるように動く。かわいい系のモンスターに遭遇する度に、思わず「た、倒せない……。倒せないぞ……!」とジリジリすることに。もはや何と戦っているのかわからない。

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 今回は時間の関係上、最初の村周辺しか探索できなかったものの、背景の書き込みやアニメーションによる表現も非常に細かいことがよくわかる。細やかに描写された植物や木漏れ日の差し込む光景を見ていると、まるで1枚のイラストに飛び込んだかのような感覚を得られる。

 この先でどんな場所が待っているのかと思うだけで、非常にわくわくする。早くこの世界をみんなで冒険したいものだ。

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▲焚き火の周辺で座るとHPの回復速度がアップする。消費アイテムを使えば自分で焚き火を設置することもできる。

 そんな世界観をじっくりと味わいつつゲームを進めていくうちに「おや?」と気付かされることがあった。それは画面内の情報量の少なさ。ユーザーインターフェースがすっきりしているのだ。

 昨今のMMOは自由度の高さやコンテンツ量に比例して、画面内の情報量が多くなりがちだ。無論、それがおもしろさにつながっているため、ないと困るのも事実だが、慣れないうちは画面の半分ほども覆い尽くす情報の数々に困惑してしまいがち。

 対して、『ToS』のユーザインタフェースは必要最低限の情報で構成されていて非常にシンプル。それでいて、クエストを受注できるNPCがハイライトされたり、押すべきアイコンが点灯したりなど、かゆい所に手が届くムダのない作りになっている。

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 このシンプルさや親切さはシステム面でも見て取れる。たとえばチュートリアル的な役割を果たす初期クエスト群。流れに身を任せていくつかのクエストを受注しているうちに、自然と必要な知識が身に着くわけだが、知識をぎゅうぎゅうに詰め込まれる感覚がなかったのだ。

 ちなみに、操作方法はキーボード中心、マウス中心、パッドの3モードから選択できる。アクション性の高いMMORPGなどをプレイしている人はキーボード中心、古きよきMMORPGが好きな人はマウス中心、コンシューマータイトルが好きな人はゲームパッドと、自分にあった操作法が選べるのがうれしい。

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▲キーボード中心の操作方法を選んだ場合、矢印キーで移動し、Zキーで通常攻撃。スキルはASDFキーなどにセットしておくと使いやすい。
▲クエストの目的を達成したら、BackSpaceキーを押すと一瞬で報告NPCまでジャンプできる。
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▲マップ上の他プレイヤーを右クリックすると交流用のメニューが開く。「いいね!」を押すと……。
▲ビシッとポーズを決めてハートが飛んでいき、相手にいいねポイントが加算される。現状、とくに意味はなく、ちょっとうれしいだけの機能とのこと。