主題歌アーティスト&アニメ化決定! 新キャラクターも公開と新情報が目白押し

 NHN PlayArtがサービス予定の『ソウルワーカー』は、3Dトゥーンレンダリングで描かれるアニメチックなビジュアル、そしてゲームと同時にフルボイスでストーリーが進行する“シネマトーク”が特徴的なPC用MOアクションRPG。日本のアニメやラノベに並ぶ深いストーリーと、既存の韓国MORPGとは一線を画す新作として注目を集めている。

 日本向けのタイトルとしての徹底したこだわりは、以前のインタビュー記事でお伝えしたとおりだが、7月のワールドプレミアテストに続き、2015年8月5日、メディア向けにその全容を伝えるためのプロジェクト発表会が実施された。

 意外すぎる豪華ゲストの登壇に加え、初公開となる新情報の数々、さらにワールドプレミアテストでは使用できなかった4人目のキャラクターの体験会と、盛りだくさんだったこのイベントについてリポートしていこう。

 なお、本作は今秋サービス予定で、現在クローズドベータテストのテスター募集が行われている。

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気になる新キャラクターや新情報もちらほら?

 発表会はまず、本作のプロデューサーであるソク・ミンジェ氏による『ソウルワーカー』の世界設定についての解説からスタート。巨大な竜巻によって崩壊した世界や、そこに現れた異生物とそれに対抗しうる異能力者、その中でも強い感情や心、すなわち“トラウマ”を力に変える特異な存在“ソウルワーカー”の説明がなされた。

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▲ソク・ミンジェ氏(写真右)によるスライドを交えた解説。このトラウマというのが、本作の物語のみならず、この発表会内でも重要なキーワードに……?

 本作の主役となるソウルワーカーの紹介過程で、これまで公開されていた3名に加え、さらりと4人目の情報が初公開となった。それがクラス名“ハウリングギター、幽霊が見え、それらと話すことができる少女ステラ・ユニベルだ。

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▲ステラ・ユニベルの担当声優は、種田梨沙さん。これまで発表されている声優陣、茅野愛衣さん、下野紘さん、木戸衣吹さん、大西沙織さんらと同様、実力派人気声優だ。

 さらに世界を解説するために、こちらも初公開となるアニメーションPVが上映された。その中にはステラ・ユニベルのみならず、今後公開予定の5人目、6人目のソウルワーカーが活躍するシーンも。キャラクター特性がおおいに気になるところだ。

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▲6人のソウルワーカー全員が、ついにアニメPVでお披露目。腕に武器を装備した青年と、巨大な銃器を装備を携えた女性の詳細は、判明次第お伝えする。

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▲PV内では敵の幹部的存在である“ヴェシ”も登場。ワールドプレミアテストでも登場した道化師エドガー以外に、いかにも肉体派で武人然とした男性、影の中に怪物を潜ませた女性、そしてより格上にも見える妖艶な衣装の女性を確認。
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▲迫力の戦闘シーンなど引き込まれる内容のPVだったが、ゲーム内でも同等かそれ以上のバトルアクションが可能な点も本作の魅力だ。

 その後に行われた詳細なシステム解説の中でも、気になる情報が伝えられた。日本のMORPGプレイヤーがとくに好むと思われる“マイルームシステム”で、室内のみならず、家の外観までもカスタマイズできるように開発を進めているとのことだ。

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▲“サポーターシステム”など、プレイワールドプレミアテストでは体験できなかったシステムについても、改善が着々と進んでいるようだ。

 本作の開発会社であるLION GAMESの代表取締役ユン・ソンジュン氏、アートディレクターのキム・ヒョヌク氏、事業部のオ・サンヨップ氏が続いて登壇。現在の開発状況や、クローズドベータテストに向けての熱い意気込みが伝えられた。ハンゲーム事業部と密に協力してクオリティーアップを続けており、またワールドプレミアテストで得られた意見に続き、クローズドベータテストで集まる意見も大いに取り入れていきたいと語っていた。
 また、アートディレクターのキム氏は昔から日本のアニメに憧れて絵の練習をしてきたという。日本向けカルチャライズへの期待がさらに高まる情報も得られた。

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▲右写真の左から順にオ・サンヨップ氏、ユン・ソンジュン氏、キム・ヒョヌク氏。韓国から直接日本の会場へ意気込みを伝えに来てくれたその情熱にもおおいに期待が高まる。

WEBアニメ化&ゲーム主題歌担当も発表! そしてまさかのトラウマトーク?

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 続いてステージには、ハル・エスティア(ソウラムソード)役の声優、茅野愛衣さんが登場。ハルを演じての感想が聞きたかったところだが、そのほとんどが「ネタバレになりそう!」とのことで、ソク氏からストップがかかってしまった。それだけセリフひとつひとつに、ストーリーの重要な要素が凝縮されているということだろう。

 その茅野さんも当日のイベントリハーサル時に知らされたという衝撃の新情報が、ここで公開された。『ソウルワーカー』のゲーム稼働開始と同時期の2015年秋、『ソウルワーカー』のWEBアニメが配信開始となるという知らせだ。

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▲ステージで上映されたWEBアニメのビデオコンテは、茅野さんも「コンテのままでもカッコイイ!」と絶賛の出来ばえ。そのテンションでゲーム内のセリフも披露してくれた。
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▲こちらはWEBアニメのコンテ台本の一部。リリーが大鎌を一閃したところに、敵の増援が大量に迫ってくるシーンだ。ちなみに今回の発表会では、各メディアに台本の別ページの画像が配布されたので、ネット検索を駆使すればさまざまなコンテが見られる……かも?

 続いて、本作の主題歌を担当するアーティストが、GARNiDELiA(ガルニデリア)であることが発表された。彼らは、『魔法科高校の劣等生』、『ガンダム Gのレコンギスタ』、『ガンスリンガー ストラトス』など、さまざまなアニメにテーマ曲を提供していることでも現在注目を集めているユニットだ。

 ステージにはGARNiDELiAが登場し、メジャーデビュー曲である『キルラキル』オープニングテーマ“ambiguous”を生で熱唱。『ソウルワーカー』の主題歌は現在鋭意製作中とのことだが、ライブ後のトークでは、ゲームの主題歌を担当するのは初めてということ、そして運命に立ち向かっていく本作のテーマが、GARNiDELiAの楽曲のテーマと合致していることなどが語られ、かなり気合いが入った様子が見受けられた。

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▲ソク氏が「この人たちしかいない!」と即断したというだけのことはあり、“ambiguous”の旋律や歌詞には、物悲しくも力強い『ソウルワーカー』の各種BGMにも通じる点が多々あった。本作にふさわしい主題歌の完成に期待できそうだ。

 その後ステージでは、本作の重大な要素である“トラウマ”についてのトークイベントが展開。有名心理カウンセラーの小高千枝先生に加え、つい最近、海外での性別適合手術を受けることをカミングアウトしたばかりの振付師・タレントのKABA.ちゃんと、ただいまワイドショー報道の渦中にいるタレントの熊切あさ美さんが出演。

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▲KABA.ちゃん(写真右)と熊切あさ美さん(写真左)、人気芸能人ながらトラウマも多く抱えていそう……!? ソク氏も「おふたりがソウルワーカーになると他のキャラクターが使われなくなるほど強くなってしまう」と太鼓判を押した。

 まさかのゲストに驚かされたが、ふたりともイベント前に『ソウルワーカー』をプレイしてみたところ、キャーキャー言いつつもすぐに敵を簡単に全滅できる腕前になったとのこと。

 本作プレイ後の感想として、KABA.ちゃんは「プレイしていると本当に自分が敵を倒しているみたいな感覚になれる」、熊切さんは「短時間のプレイだけでもスッキリできた」とコメント。本作がアニメのような描写で没入しやすく、簡単操作で誰でもすぐに楽しめることを実証してくれた。

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▲ふたりの最近のトラウマ体験に対し、小高先生(写真左)から専門家らしい適切なアドバイスが。しかし、トラウマが消えるとソウルワーカーとしては弱体化してしまう……?

 矢継ぎ早の新情報発表とトラウマトークなど、驚きの連続だったステージは、このトークショーで閉幕となった。

 新キャラクターや新要素の情報により、さらに稼働までの楽しみが膨れ上がるばかりだった今回の発表会。ゲーム内の新要素はもちろんのこと、アニメテーマ曲の雄・GARNiDELiAの主題歌、WEBアニメの同時展開と、“アニメチックMOアクションRPG”を称する『ソウルワーカー』ならではの力の入りかたにも、がぜん期待が膨らむ内容となっていた。クローズドベータテストも気になるところ。今後の続報にもぜひ注目していただきたい。

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