『アンジェリーク ルトゥール』のドラマをゲームに先駆け披露

 2015年7月25日、26日に、パシフィコ横浜にて『金色のコルダ』と『アンジェリーク』のオンリーイベントが開催された。そのうち26日は“アンジェリーク メモワール2015”と題して、昼の部と夜の部の2回公演が行われた。本稿でお伝えするのは昼の部のリポートとなる。

 出演キャストは、速水奨、田中秀幸、神奈延年、飛田展男、堀内賢雄、岩田光央、関俊彦、立木文彦、岩永哲哉、私市淳、森川智之、スペシャルゲストとして逢坂良太、司会の久遠一と、アシスタントのアンフィニだ。

 オープニングの後はライヴコーナー。“アンジェリーク Twinコレクション”から『太陽への階段~Message of Silence~』(ジュリアス)、『illusion~幻の蝶~』(セイラン)、『千年の約束(ルフラン)』(クラヴィス)を各キャストが熱唱した。

9年ぶりの開催となる『アンジェリーク』オンリーイベント“アンジェリーク メモワール2015”をリポート_03

 続いて、『アンジェリーク ルトゥール』より、守護聖たちによるドラマ「はじめての……!?」が演じられた。
 大陸の発展が滞っていることを心配している守護聖たち。大陸と自身の目で確認するのがよいだろう、と言う話になるが、なぜかランディは急にソワソワしだす……。

 イベントとしては珍しく、アドリブが一切入らず、真面目にドラマが展開。神奈によると「みなさん、話をよく理解できたのではないでしょうか」とのことだ。

 続いて、神奈、堀内、逢坂による『アンジェリーク ルトゥール』の紹介。今回初めて収録及びイベントに参加した新キャラ・ブライアン役の逢坂は、オファーを受けた際の感想について、「『アンジェリーク』の新シリーズが出ると聞いて、キャストが一新されるのかと思っていたら、元から何も変わってない! この中にひとり加わるのかと……!」と、とまどったという。それを聞いたほかのキャストから「まだまだ退ぞかないよ!」、「まだ譲らないよ!」とツッコまれる一面も。
 また、守護聖ではない新キャラクターのブライアンについては、平日に大陸に行くと会うことができるとのこと。普段は山小屋にひっそりと住み、趣味は編み物と庭造りというシブいキャラクターだ。また新システムでは収穫祭があり、守護聖とデートが楽しめる設定だという。

 バラエティーコーナー“アンジェリーク 20th メモリアルトーク”では、パシフィコ横浜で初めてアンジェリークイベントを開催したときの感動やハプニングなどの思い出を語った。岩永は、読者から詩を送ってもらって採点するというコーナー“セイランの作詞教室”を取り上げ、更新日の前日にひとりでセイランの会話を書いていたといい、「キャラセリフを声優に任せてくれるのは珍しい」と語った。また、「ぜひこれを復活させたい」と意気込み、大きな拍手と歓声に包まれた。

9年ぶりの開催となる『アンジェリーク』オンリーイベント“アンジェリーク メモワール2015”をリポート_01

 コメディドラマ“連続ドラマ・守護聖探偵オスカー~妖しの人形の巻~”では、屋外でシャンプーハットをつけて髪を洗ったというゼフェルの初々しい過去が暴露されつつ、本題に入る。聖殿の廊下でジュリアスの人形を拾ったというクラヴィス。かわいらしいというか、懐かしいというか……この人形は、いったいなんのためのものなのか。呪い? それとも……?

 ドラマやバラエティを挟んで、ふたたびライヴコーナーだ。セットリストは以下の通り。
三人のテーブル~Sweet Flower Garden~』(リュミエール&ルヴァ)
ESPERANTO~晴れた日の海には希望が立ち昇る~』(ティムカ)
Be yourself』(ゼフェル)
どうしても忘れられない』(ランディ)
夢のありか』(ヴィクトール&エルンスト)

 アンコールに『君は独りじゃない ~ALWAYS~』を全員で歌い、イベントは終了した。

9年ぶりの開催となる『アンジェリーク』オンリーイベント“アンジェリーク メモワール2015”をリポート_02

撮影/大山雅夫