ももち選手がEVOを初制覇!

 現地時間2015年7月17日~19日の3日間、アメリカ・ラスベガスにて世界最大級の格闘ゲーム大会“EVO2015”が開催された。初日 2日目と激闘がくり広げられ、最終日となる3日目は、『GUILTYGEAR Xrd-SIGN-(ギルティ ギア イグザード サイン)』、『モータルコンバットX』、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、『アルティメットマーヴル VS. カプコン3』、『ウルトラストリートファイターIV』(以下、『ウルIV』)の決勝が行われた。本稿では、『ウルIV』部門をリポートする。

 『ウルIV』部門の参加選手は、史上最多となる約2200人。ウメハラ選手、ももち選手、sako選手などのプロゲーマーのみならず、一般の日本人プレイヤーも数多く参戦。 こちらの記事の通り、『ウルIV』部門は大会初日に予選が行われ、2000人から一気にTOP8が選出された。最終日のTOP8に残った選手は、以下の8名。

ウィナーズトーナメント(※1)
EG ももち(ケン、エレナ、殺意リュウ)●
MCZ ときど(ゴウキ)●
aiai(ジュリ)●
Infiltration(殺意リュウ、アベル、春麗、ジュリ、ディカープリ)

ルーザーズトーナメント(※1)
BE ネモ(ロレント)●
EG PR Balrog(バイソン)
AVM GamerBee(アドン、エレナ)
TL KnuckleDu(ガイル)

※1ウィナーズトーナメント(勝者側)で負けるとルーザーズトーナメントに移行。そこで負けると敗退となる。
●=日本人選手

 TO8の8名中4名が日本人。カプコンカップ2014優勝のももち選手を始めとした大規模大会の常連プレイヤーが締めるなか、海外大会初参戦となるaiai選手がウィナーズでTOP8に。風水エンジンからの猛烈なラッシュを武器に強豪を打ち負かしてきただけに、ダークホースとして期待されたが、EVO優勝経験を持つInfiltration選手、そして同じ日本人選手のネモ選手に負けて惜しくも敗退。5位タイとなった。
aiai選手をストレートで下したInfiltration選手は、複数のキャラクターを使って、“カウンターピック”と呼ばれる“相手に有利なキャラクターをぶつけていく”作戦を展開。彼がキャラクターを選択するたびに会場が盛り上がりを見せていたぞ。最終的にルーザーズトーナメントのファイナルまで駒を進めたInfiltration選手は、ここでもカウンターピックをうまく使っていくが、フルセットかつタイムオーバーにまでもつれ込む接戦の末、GamerBee選手に敗退。

 グランドファイナルは、無敗で勝ち上がったももち選手と大規模大会の常連であるGamerBee選手。ルーザーズトーナメントから勝ち上がったGamerBee選手は、3試合先取を2回勝たなくてはならない。まずは、ももちケン対GamerBeeアドンという組み合わせでスタート。アドンの強キックとジャガーキックで地上を制圧し、飛び込みはしっかりライジングジャガーで迎撃していき、ペースをつかんだGamerBee選手が最初の3試合先取を勝利。ももち選手はアドバンテージを失ってキャラクター選択を長考。ここで選んだのは、殺意の波動に目覚めたリュウ。ももち選手は、アドンの強キックとジャガーキックに対して、隙をついてしゃがみ中キックからのコンボを決めてペースを握っていく。しかし、レッドセービングアタックを絡めたコンボでGamerBee選手も譲らず、2-2のフルセットに。最終試合で、ももち選手が1ラウンド先取したところで、アーケードコントローラーのコードが抜けて試合を中断してしまうというハプニングが発生。ルール通り、ももち選手がタイムアウト負けに。そして最終ラウンド、試合開始と同時にEXジャガーキックを放って虚をついたGamerBee選手だったが、ももち選手はその後を冷静に対処。得意のしゃがみ中キックからのコンボで大きく体力をリードして、そのままフィニッシュ。ももち選手が待望のEVO優勝のタイトルを勝ち取った。

最終結果
1位 EG ももち
2位 AVM GamerBee
3位 Infiltration
4位 BE ネモ
5位 MCZ ときど
5位 aiai
7位 TL KnuckleDu
7位 EG PR Balrog