世界最大級の対戦格闘ゲーム大会“EVO2015”。2日目の2015年7月18日(現地時間)は、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』、『鉄拳7』、『Killer Instinct』が競われた。いずれの種目も日本人プレイヤーが活躍。その結果をお届けするぞ!
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
本大会では『スマブラ』シリーズから、2タイトルがメイン種目に選出されている。そのひとつが2日目最初の決勝戦が行われた『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』だ。世界的に根強い人気を獲得している『スマブラ』シリーズ。一般的な格闘ゲームとバトルの仕組みは異なることから日本人にはピンとこないかもしれないが、EVOでは花形の種目のひとつになっており『ウルトラストリートファイターIV』につぐエントリー数(1900人超)を集めている。
トップ8には海外のトッププレイヤーの中で、あばだんご選手がただひとりの日本人プレイヤーとして残った。日本の『スマブラ』コミュニティーでは著名な強豪のひとりである。ワリオ、ロゼッタを使った活躍で4位に入賞。日本人プレイヤーがアメリカの大会でベスト4以上に残ったのは初の快挙とのこと!





『鉄拳7』
『鉄拳7』は2015年春に日本と韓国を中心に稼働が始まったばかりのアーケード作。そんな事情もあって、ベスト8に残ったのは、両国の強豪が中心。グランドファイナルは韓国の強豪JDCR選手を破って上り詰めたAO選手(アリサ)と、ウィナーズトーナメントでAO選手に敗れた雪辱を最後の大舞台で果たそうと意気込むノビ選手(ドラグノフ)。日本人どうしの対決だ。ルーザーズトーナメントの勝者であるノビ選手は、3戦先に勝利する戦いを2セット分制覇(計6勝)することが優勝の条件。AO選手が先に2戦勝利して優勝にリーチをかけるも、2セットとも追いつき、逆転。驚異の“対応力”でAO選手を封じて、ドラマチックな優勝を果たした。
なお、ベスト8の戦いが始まる前には『鉄拳7』の原田勝弘氏が壇上に登場。また、その後はTOPANGAの日本語配信にも参加。『鉄拳7』は最終完成形ではない旨、製品に関する発表が今年ふたつあるとのアナウンスをした。『鉄拳7』の止まらぬ進化に期待したい!








『Killer Instinct』
昨年に続き、種目に選ばれた『Killer Instinct』。日本ではなじみの薄いタイトルだが、かつて北米で人気を博した2D格闘ゲームのリメイク作だ。Xbox One対応のゲームで、日本では2014年9月にXbox One本体の国内発売と同時にリリースされている。
ベスト8は海外プレイヤーばかり……と思いきや、日本人プレイヤー、ドミー選手が勝ち残っていた。ドミー選手は本大会では『ギルティギア イグザード』、『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』にもエントリーしている。強烈なコンボを披露して会場を沸かすも、結果は惜しくも5位で終わった。“格ゲー大国”日本の意地を見せてくれた。






<2日目:決勝結果>
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
【リザルト】
優勝ZeRo
2位LLL | Mr.R
3位Nairo
4位あばだんご(※)
5位IQHQ Dabuz
5位Boreal Ally
7位PG Esam
7位GW Fow
注:※印は日本人プレイヤー
『鉄拳7』
【リザルト】
優勝ノビ (※)
2位AO (※)
3位Saint
4位NJF JDCR
5位ぺこス(※)
5位タケ(※)
7位Naps
7位ユウ(※)
注:※印は日本人プレイヤー
『Killer Instinct』
【リザルト】
優勝Rico Suave
2位Guttermagic
3位Sleep ns
4位LCD
5位ドミー (※)
5位C88 mygod
7位Bass
7位The maciaga 5
注:※印は日本人プレイヤー