柳田真孝氏「将来、僕のチームメイトになるかもしれない」

 日産自動車およびソニー・コンピュータエンタテインメントは、国際的ゲームコンテスト“GTアカデミー by 日産×プレイステーション2015 ” のジャパンファイナルを2日間にわけて実施。Day2となる本日2015年7月12日に、最終ゲームスキルテスト、および表彰式が開催された。

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▲左から今立進氏、木幡ケンヂ氏、柳田真孝氏、石川恋さん。

 本大会は、『グランツーリスモ』トッププレイヤーに対し、本物のレースドライバーになる千載一遇のチャンスを付与するというコンテスト。ジャパンファイナルでは、延べ参加者数 6万人以上、3ヵ月に及ぶ予選を勝ち抜いた20名の日本人ゲーマーが集結。彼らは8月に予定されているイギリス・シルバーストーンサーキットのレースキャンプ参加権を賭け、わずか6名という“日本代表枠”に向けて各種テストに挑戦することになった。

 ここでは、最終ゲームスキルテストの模様をお届けしよう。MCはお笑い芸人のエレキコミックの今立進氏、実況は木幡ケンヂ氏、解説はレーシングドライバーの柳田真孝氏が担当。オフィシャルレースクイーンとして石川恋さんも登壇した。なお、本大会でニコニコ生放送での配信も行われていた。

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▲6万人の参加者から選ばれた選手20名。

■ラウンド1

 ラウンド1では、Day1に行われたテストの点数と、これから行うタイムアタックでの結果を合算した総合点で競うことになる。ここで上位4名となればその時点で日本代表選手に決定。5位~12位となればラウンド2に進出。13位以下はここで脱落となる。

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▲Day1では過酷な体力テストも行われていた。
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 柳田真孝氏は「将来、僕のチームメイトになるかもしれないですね。若い才能を発掘したいです」と語った。なお、ラウンド1のルールはコースを5周を走り、そのベストラップのタイムを競うというものだ。

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◆グループA
 Day1で残念ながら最下位の成績だっただったオカモト ヒロノリ選手は「厳しいかなと思いますが、がんばります。自分の持っている力を全部出します」と前向き。視聴者からは「オカモトがんばれよ!」という暖かいコメントが寄せられた。

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 結果はヨシダ ショウゴ選手が58.448秒というタイムを出して現状トップに。選手みんなが4~5周目で好タイムを残した。また、柳田真孝氏によると、実際のレースのタイムアタックでも最初の1、2周ではなく、後半での勝負になるという。

◆グループB
 グループBでは、ニシムラ ユウスケ選手が声が出なくなるほどに緊張していたようだ。ヨコヤマ タケトシ選手は「いつもどおりにやるだけです」と冷静に語った。

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 結果はイノウエ ショウタロウ選手が58.724秒のタイムを記録。惜しくもAブロックのヨシダ選手には届かなかったが、安定した走りを見せていた。

◆グループC
 グループCでは、42歳で今大会の最年長となるウメザワ タカハル選手が登場。ウメザワ選手は「ほかがお若い方ばかりで、場違いかな」とコメントしていたが、視聴者からはウメザワ選手を応援する声がたくさん届いていた。

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 結果はタカノ ユウキ選手が58.193秒というタイムを叩き出し、ヨシダ選手の記録を上回って現状1位となった。

◆グループD
 グループDでは、タカハシ タクヤ選手が「いままでの選手より自分のほうが早いと思います」、ノザキ ユウヤ選手が「勝てます。ここで順位をあげていきたいです」と強気な発言をした。

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 結果は、4人全員が58秒台の好タイムを記録。タカハシ(タ)選手は「(1位のタカノ選手に)コンマ1秒届かなかった」と悔しさをにじませていた。

◆グループE
 グループEで集まったのは、Day1のテスト結果がトップであった4名の精鋭たちだ。

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 タカハシ ユウ選手はクリッピングポイント(カーブの一番内側の場所)に寄せて見事な走りを見せた。Day1のテスト結果が1位だったイ ジョンウ選手は思ったようにタイムが伸びなかったようで、「コーナー取りを安全にしすぎました」とレースを振り返っていた。

 Day1との点数を合算したラウンド1の結果は、1位がイ選手、2位がハタケヤマ コウヘイ選手、3位がタカハシ(ユ)選手、4位がタカハシ(タ)選手。見事、日本代表選手の4名に選ばれた。

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 ここからは、5位~12位の8名の選手たちが、残りたったふたつの枠をかけて、第2、第3ラウンドに挑むことになる。