60分以上の長編の実写映像の企画を募集

 TSUTAYAなどでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループは、“TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM”と題して、さまざまなエンタテインメントコンテンツを創り出すクリエイターを発掘し、制作からレンタル、販売までを総合的に支援する計画を発表した。その第一弾として「映像クリエイター発掘」を開始する。

 現在、大ヒット上映中の映画『セッション』は無名の映画監督デミアン・チャゼルによる作品だ。彼は85ページの台本を書き、それを映画化する資金を確保するために、たった15ページの短編に仕立て直して映画祭に出品した。それが絶賛され、新たに長編を制作するやアカデミー賞で5部門にノミネート、3部門を受賞した。カルチュア・エンタテインメント株式会社の代表取締役社長中西一雄氏は、この『セッション』を例に取り、「才能を持ったクリエイターと良質な企画をサポートしたい」と企画の意義を語った。

 募集するのは、60分以上の長編の実写映像の企画。応募者資格などプロ・アマ、年齢、性別、国籍、学歴などは一切問わない。1次、2次、最終の3回の審査でグランプリ1作品、準グランプリ2作品が決定する。グランプリ作品には、上限5000万円の制作費と、副賞として50万TポイントとTSUTAYAディスカス1年間無料特典がつく。

 また映画制作のバックアップのほか、全国5300万人のTカード会員に向け、TSUTAYA店舗、TSUTAYAディスカス、TSUTAYA TVにてレンタル展開を行う。

 審査員は、CCCグループ代表ほか、『海猿』や『おっぱいバレー』の阿部秀司映画プロデューサー、『NANA』や『黒執事』の大谷健太郎監督、『るろうに剣心』『のぼうの城』の久保田修プロデューサー、『おくりびと』の中沢敏明プロデューサー、『鴨川ホルモー』『ゲゲゲの鬼太郎』の本木克英監督など、そうそうたるメンバーが担当する。

募集期間は2015年6月16日~8月16日。
エントリー詳細は、特設ページから。

クリエイターを発掘し、制作からレンタル、販売までを総合的に支援する“TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM”を発表_01