賞金総額1000万円をかけて爆破ミッションで対決!

『AVA』賞金総額1000万円! 強豪6クランの代表が集結した国際大会“AWC”プレスカンファレンスリポート_01

 2015年6月9日、東京都内・セルリアンタワー東急ホテルにて、ゲームオンが運営するPC用オンラインFPS『Alliance of Valiant Arms』(以下、AVA)の国際大会“AVA WORLD CHAMPIONSHIP”(通称“AWC”)開催に関するプレスカンファレンスが開催された。同大会については一部先行情報が公開されていたが、その詳細がこのほど決定し、記者発表を開く運びとなった。国内の上位クラン代表者も参加して盛り上がった、そのカンファレンスの模様をリポートする。

 冒頭ではまず、ゲームオンの『AVA』日本運営プロデューサーの井上洋一郎氏が登壇し、大会ルールやスケジュールなどの説明がなされた。以下、その概要を、フリップ画面とともに紹介する。

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▲あいさつに続いて大会概要を説明する、ゲームオンの井上氏。
▲大会レギュレーションなどが、フリップを使って細かく説明された。

 まず使用されるモードは、“爆破ミッション”となる。総賞金額は約1000万円と『AVA』大会史上最高だ。各地域の代表は、1年間のプレイを通じて決定される。従来の大会は、直前に予選大会を行う形式だったが、今回は年間の大会で変動する“A-POINT”のランキング上位から選出。真の実力がより反映されるシステムとなっている。
 大会参加地域は、日本、韓国、台湾、中国、北米&ヨーロッパの5地域。ここから各2クランで計10クラン、それに“ASIAN CUP”優勝クランと“AIC”優勝クランを加え、トータル12クランで世界NO.1を争う大会となる。

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▲爆破ミッションに特化した大会。賞金総額1000万円というビッグスケールだ。
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▲参加地域は5つ。ここから計12クランが参戦することになる。
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▲クラン選出の指針となる“A-POINT”。日本では6大会が対象となり、そこでコンスタントに上位を占めてポイントを得たクランが選ばれる。

 大会スケジュールについては、4つのカテゴリがあり、現在は6つのうちふたつの大会が終了。残り4つに勝負がかかる状況だ。最終的には、11月7・8日に行われる大会で、出場クランが決定する。ちなみに現在、1位と6位の差は75ポイント。残り4大会で最大200ポイントを稼げるので、勝負の行方はまだまだわからない状況だ。

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▲バトル内容は4つのカテゴリに分かれており、総合的な強さが試される。
▲上位6クランの獲得ポイント表。あと残り4大会、十分逆転は可能だ。

上位6クランの代表が登場して意気込みを語った!

 大会概要の説明に続いては、ステージに上位6クランの代表が登場。各クランの実績が紹介されたほか、ライバルチームへの思いや大会への意気込みなど、プレイヤーの貴重な生の声を聞くことができた。出席したクラン名および代表者は、以下のとおりだ。

・1位/Requish(レキッシュ) -req[2].nC(ネムシ)選手
・2位/SunSister(サンシスター) もるちゃん マネージャー
・3位/F4E(エフフォーイー) YURaaaaaaa(ユラ)マネージャー
・4位/Galactic(ギャラクティック) てっこぉ 選手
・5位/DeToNator(デトネイター) Ak~ayS(シャカ)選手
・6位/Recycle(リサイクル) Sincrea.(シンクレア)選手

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▲左から1位~6位クランの、それぞれ代表者たち。
▲プレイヤーならではの貴重な意見を聞かせてくれた。
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▲各クランの実績を示すフリップ。どのチームも実力は申し分ない。

 このコーナーではまず、各代表がクランの簡単な紹介と、大会への意気込みなどを語ってくれた。以下にコメントをまとめて紹介する。

 「護衛チームは、日本大会3連覇中です。爆破チームは、前回大会終了後より、正式に爆破部門を設立して、両部門制覇できるようにがんばっています」(シンクレア選手)

 「“AWC”に対する意気込みですが、現在デトネイターは5位ということで、なかなか厳しい状況ではありますので、残りの国内大会すべての優勝を目指してがんばっていきたいと思っています」(シャカ選手)

 「前のチームといまは、メンバーは全然違うんですけど、いまのメンバーではまだ国際大会を経験していないので、ぜひ出たいと思います」(てっこぉ選手)

 「エフフォーイーは2013年7月27日に結成され、今年でもうすぐ、結成から2年となります。“楽しさを糧に強くなろう”を目標に、メンバー全員一丸となってチーム作りをしております。応援よろしくお願いします」(ユラ マネージャー)

 「サンシスターは2010年度より活動を開始しまして、今年で5年目のクランとなります。今年になって、爆破に合わせて護衛部門を設立しまして、併せて日本一になれるように、ひいては世界一になれるように、日々精進しています。今回の“AWC”に関しては、1年間を通して“A-POINT”を貯めなければならないので、非常に厳しい道のりにはなると思うんですけれども、ぜひとも日本一の座を取りまして、続いて世界一を取れるように、がんばってまいります」(もるちゃん マネージャー)

 「先日の大会“AAC”では、4位という悔しい結果に終わってしまったので、リベンジができるように、まず大会で結果を残し出場権を獲得して、リベンジを果たしたいと思います」(ネムシ選手)

 続いての話題は、ライバルクランについて。各代表がライバルについて熱く語った。

 「この場にいる、上のチームの人たちです」(シンクレア選手)、「国内では、昔から意識していたのはDeToNator。以前ウチにいた選手が、今回DeToNatorから出るということもあり、より負けたくないという気持ちはあります(てっこぉ選手)など、さまざまなコメントが飛びかうなか、「いまだに勝てていない、台湾の代表チーム“ahq E-sports Club”がライバルだと思っています」(シャカ選手)、「国内王者のRequishさんを倒すことがひとつの目標ではあるのですが、やるからには世界一。出場権をなんとか得て、世界の強豪クランである、韓国の“ClanHeat”さんや台湾の“ahq E-sports Club”さんを倒すべく、がんばっていきたいと思っております」(もるちゃん マネージャー)など、世界での戦いを強く意識した意見も見られたのが印象的だった。

 最後は井上プロデューサーが、クラン代表者たちのコメントを受けて、大会のポイントを次のようにまとめた。

「“A-POINT”という長いシーズン制の大会が今年からスタートして、最終的に“AWC”という国際大会に12クランが出場するという形になりました。これまでは国際大会があるたびに予選を行い、大会が終わるとクランがなくなってしまうという状況があったりとか、強い実力がありながらチームを長続きさせることが困難だったりしました。でも海外を見ていくと、強いチームはずっと残り続けていて、国際大会にも出て、上位入賞を果たしていく。そのコミュニティーの力が、日本と海外とでは大きく違うことを痛感して、1年間を通したポイント制の大会システムを実現できました。
 ここまで上位をはってきたチームの切磋琢磨で、『AVA』をより盛り上げていけれるようになればと思います。またチームがいろいろな企業のサポートを受けて活動することで、コミュニティーがどんどん大きくなって、支援される方も増えてきていますので、この流れを大きくしていきたいなと考えています」(井上氏)。

“AWC”開催国は日本に決定、決戦の日は12月20日!

 カンファレンスの最後に、井上氏から具体的な大会の開催場所や日程が発表された。ずばり開催国は、日本! 場所は東京・港区のSTAR RISE TOWERだ。スケジュールはまず、参加クランを招いてのレセプションパーティおよび予選抽選会が12月17日。予選が12月18・19日の2日間で行われ、12月20日が決勝戦となる。なお大会の模様は、全試合ともネット配信とのこと(現時点ではニコニコ生放送とTwitchを予定)。
 出場できるクランは、ポイント上位の2クランと、“AIC”優勝クラン。なので日本勢は、最大で3クランに出場のチャンスがある。日本の最初の出場クランにつながるかもしれない、その“AIC”日本代表決定戦は、6月20・21日に開催予定。まずはこのバトルに注目だ!

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▲会場は港区芝公園のSTAR RISE TOWER。東京タワーにも近い。
▲全試合をネット配信することもあり、予選は2日間をかけて行われる。
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▲いちはやく決まるのは“AIC”。注目の日本代表ははたして!?
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▲カンファレンスの最後は、クラン代表が並んでフォトセッション。