もちろん原作者のラショウ氏が開発!
ピグミースタジオは、『ボコスカウォーズ2(仮題)』の開発に着手したことを発表した。2015年配信予定で、対応プラットフォームはプレイステーション4となる。『ボコスカウォーズ』の原作者であるラショウ氏が本作でもゲームデザインを担当している。
『ボコスカウォーズ』は、1985年にファミリーコンピュータで発売された戦略シミュレーションゲーム。今回の新作開発にあたっては、原作を担当したラショウ氏監修の元、「シミュレーションRPGの先駆けとして『ボコスカウォーズ』を新たな切り口にて進化させ、国内外の『ボコスカ』ファンにしっかりと楽しんでいただけるゲームに育てていきます」(リリースより)とのことだ。
なお、2015年7月11日~12日に京都で開催される“BitSummit 2015”にて、『ボコスカウォーズ2(仮題)』のプレイアブルデモがお披露目されるとのことだ。
■ラショウ氏からのコメント
『ボコスカウォーズ』の戦史を30年後にまた再開出来るとは嬉しいことです。自負ですが、当時の『ボコスカウォーズ』はゲーム創世期において、ジャンル分化前の基点としてさまざまなゲーム要素を予見していたように思います。見直せばなかなかシンプルにシステムやデザインもまとまっており、完成美といいますか気軽に手を加えられない神々しさを持っています。ある意味では30 年間変える必要がなかったということです。あえて手を出すからには、この私の30年間の成長を加え、熟成的に、また、今後の30年のためのゲームとなれるような大義を望み、己のオゴレスに向かってまたボコスカと奮闘してみたいと思います。
◆『ボコスカウォーズ』とは……
『ボコスカウォーズ』とは1985年ファミリーコンピュータで発売された戦略シミュレーションゲーム。1983年にラショウ氏ひとりでX1用ソフトとして開発。翌1984年、第1回アスキーソフトウェアコンテストグランプリを受賞し、アスキーよりパッケージ販売された。
プレイヤーはスレン王国軍を操作し、敵国バサム帝国のアドロス城に進軍。横スクロールのフィールド上を左に進軍し、途中牢屋に囚われている仲間を集めながら敵兵を倒していくゲーム。発売当時のジャンルはロールプレイングゲーム、あるいはアクションロールプレイングゲームとされていたが、現代の価値観に照らせば戦略性・パズル性が強く、シミュレーションゲームに近い。また、ゲーム音楽も同氏の作曲による『すすめボコスカ』が用いられ、説明書にその歌詞が書かれていた事でも有名。
◆BitSummitとは……
BitSummitとは、過去2回京都で開催されたインディーゲーム開発者の祭典です。2012年の暮れに設立され、昨年の祭典では 5000人以上の来場者を集めました。日本を代表するゲーム関連イベントのひとつとして海外のメディアからも大きなる期待と注目を集めています。BitSummit 2015は7月11日(土)~12日(日)に京都のみやこめっせで開催。
★公式サイト