元『バイオショック』組から新たなホラー探索ゲームが登場

 アメリカのマサチューセッツ州ボストンのThe Deep End Gamesが、一人称視点のホラー探索ゲーム『Perception』を発表。KickStarterでクラウドファンディングを開始した。
 出資希望額は15万ドルで、締め切りは日本時間の2015年6月25日午後10時まで。メインプラットフォームはPCで、出資額が17万5000ドルを超えた場合はMac/Linuxサポートも追加予定(更なるゴールに到達した場合はコンソール対応も予定していると思われる)。

 『Perception』の主人公キャシーは盲目の若い女性。彼女を悩ませる悪夢の原因を探る内に、それがとある古屋敷に関係しているらしいことにたどり着く。自らを悪夢から解き放つために屋敷へと乗り込むわけだが、頼りになるのは杖とスマートフォン、そして彼女自身の鋭敏な聴覚だけ。エコーのように跳ね返ってきた音を頼りに周囲を認識し、何かが潜む屋敷を恐る恐る進むしかないのだ!

▲風の音によって亡霊のように浮かび上がる古屋敷。入りたくねーよ。

 The Deep End Gamesは、『バイオショック』などを手掛けた元Irrational Gamesのスタッフが中心になって集まって出来たインディースタジオ。スタジオと開発チームを率いるBill Gardner氏は初代バイオショックで印象的だったオープニングチャプター“Welcome to Rapture”や、フォートフロリックのステージを設計した人物で、本作でもどういう演出を仕掛けてくるか期待が持てる。

▲視覚はエコーの結果として知覚される(ボンヤリと輪郭が青く浮かび上がる)というゲームデザインでありアートスタイル。

 音で視界を認識するインディーホラーゲームには『Lurking』(学生プロジェクトとして制作され無料公開中)や、その精神的続編である『Stifled』(開発中)などがあるが、シンプルな線でスタイリッシュに描く同シリーズに対し、本作は吹きすさぶ強い風の流れなども視覚化していて、また違った不気味さを持っている(ちなみにゲームエンジンはアンリアルエンジン4を採用)。

▲音を出している物が何かあるか、さもなきゃ自分が音を鳴らせば何があるかはわかる、しかし音を出せばバレることもあるし、そもそも「え、なんであそこで音出てんの?」みたいな怖い事態もあるという構造。

 基本的には杖などで音を出しながら周囲を認識して屋敷を探索していくわけだが、屋敷に潜む怪異と遭遇してしまったら、キャシーには戦闘能力がないので、不安定な視界で逃げて隠れるというターンの始まり。相手も音を活用してくるというのがミソで、物を投げて変な場所で音を鳴らして撹乱するといった音の攻防があるようだ。
 ゲームは複数のチャプター構成で異なる時代を舞台に展開されるとしており、このアイデアがどう発展していくのか気になるところ。クラウドファンディングがうまくいった場合、ゲームの完成は2016年6月を目標としている。

▲キャシーは武器を持っていないので、見つかったら相手を撹乱して逃げるしかない。隠れることもできるようだ。