ぶつかれ! ぶっ放せ! ぶっ壊せ!
オンラインフライトコンバットシム『War Thunder』などを運営するロシアのGaijin Entertainmentが、E3を前にF2P(基本プレイ無料)の新作オンラインゲーム『Crossout』を発表した。プラットフォームはPCで、今夏よりβテストを開始予定。
『Crossout』は、世紀末世界を舞台に武装したクルマで戦うチームベースのマルチプレイ対戦カーアクションゲーム。同系統のPCゲーム『Hard Truck Apocalypse』(後継作も含めて現在でもSteamで入手できる)などを手掛けたTargem Gamesとの共同開発タイトルとなっている。
プレイヤーはバギーからトラックまで多種多様な車体をベースに、チェーンソーやマシンガンなどの武装やアーマーを取り付け、自分専用の魔改造車を作成することが可能。パーツは自分で作成したり、オークションなどを通じてほかのプレイヤーから購入することもできる。車体のダメージモデルは部分破壊にも対応しており、壊れた部分は即座にパフォーマンスに影響が出るという。
Targem Gamesは『Hard Truck Apocalypse』シリーズ以降も世紀末の武装したクルマが戦うレースゲームを2作出しているのだが、CEOであるStanislav Scorb氏はプレスリリースで「敵の武器を正確に捉えて破壊して無力化出来た時、すごく満足感があります」、「そして敵の基地に2輪走行になりながら這うように辿り着く時もまたエキサイティングです」と語っており、本当にこのジャンルが好きなんだなぁという感じ。
『Twisted Metal』などを見ても、根強いファンがいながらなかなか大成功しないジャンルだが、『War Thunder』が好調なGaijin Entertainmentと組んでF2Pのオンラインゲームとすることで、ヒャッハーと世紀末パラダイスを築くことができるだろうか?