リピート販売、スマホ・PCブラウザ、『FFXIV』や『DQX』が好調

　スクウェア・エニックスホールディングスは、2015年3月期決算短信を発表。それによると、2015年3月期の売上高は1678億9100万円(前年同期比8.3％増)、営業利益は164億2600万円(前年同期比55.8％増)、経常利益は169億8400万円(前年同期比35.5％増)に。なお、土地等の売却が複数あったことから固定資産売却益13億9400万円、固定資産売却損7億4100万円を特別損益として計上したことや、アミューズメント機器などに関する減損損失6億4000万円を計上したことなどから、当期純利益は98億3100万円（前年同期比49.0％増）となったとのこと。

　デジタルエンタテインメント事業においては、家庭用ゲーム機向けの大型新作タイトルの発売が2014年3月期（以下、前連結会計年度）に比べ少なかったものの、前連結会計年度に発売したタイトルのダウンロード等によるリピート販売が好調に推移。また、スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいて、ブラウザゲーム『戦国IXA』やスマートフォン向けゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が引き続き好調に推移したほか、当連結会計年度にサービスを開始したスマートフォン向けゲーム『スクールガールストライカーズ』、『ファイナルファンタジー レコードキーパー』、『乖離性ミリオンアーサー』なども好調に推移。さらに、多人数参加型オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』及び『ドラゴンクエストX』の運営も好調に推移したとのこと。

　アミューズメント事業においては、アミューズメント機器の販売が減少したほか、アミューズメント施設運営において消費税率の引き上げによる影響があったものの、効率的な店舗運営に努めた結果、業績は堅調に推移。
　また、出版事業においては、アニメ化などメディアミックスの効果により、コミックスの売上が順調に推移したという。