イベント最終日の3日目!

『ウルIV』、『スマブラ』、『アルカプ』と世界的人気タイトルが集結したDAY3をリポート【KVO×TSB】_27

 2015年5月2日~4日にかけて、大阪府日本橋のインディペンデントシアター2ndにて、格闘ゲームファンによるイベント“KVO×TSB”(通称、KSB2015)が開催された。

 本イベントはおもに家庭用機を用いた複数ゲームタイトル合同のトーナメント大会。開催は4回目を数える。今回はアメリカを本拠地とするユーザーコミュニティー“Team St1ckBuG”(TSB)とコラボし、日本国内のプレイヤーのみならず海外からの選手も多数参戦。現地の模様は日本向けと海外向けにそれぞれインターネット生放送が行われ、格闘ゲームの熱を全世界にアピールした。開催期間3日間のそれぞれの競技種目は以下の通り。

DAY1
電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』『アンダーナイト インヴァース エクセレイト』『アルカナハート3 LOVE MAX!!!!!』『恋姫†演武』『AQUAPAZZA -AQUAPLUS DREAM MATCH-

DAY2
ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』(以下、『P4U2』)『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA EXTEND』『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』3on3チーム戦部門

DAY3
ULTRA STREET FIGHTER IV』(以下、『ウルIV』)『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下、『スマデラ』)『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』(以下、『スマ4』)『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』(以下、UMVC3)シングル戦部門

ここではイベント最終日の模様をお届けする。

 KSB2015の最終日となる3日目の競技種目は世界的に人気が高いタイトルが揃えられ、世界中に名前が知れ渡っているプロゲーマーや世界を舞台に戦う選手が多く参戦。来場者の中には、有名プレイヤーのプレイを生で観戦する事を目的に訪れた人がちらほら見受けられた。競技タイトルの中でも『ウルIV』部門は世界大会につながる予選という位置づけであり、カプコンUSAから配信部隊が参加して英語圏へ向けての生放送を実施。イベント期間中の総動員数は1200人を超え、いよいよ世界規模になりつつある(?)一大格ゲーファンイベントの最終日が幕を開けた。

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『UMVC3』と『ウルIV』は1階、『スマデラ』と『スマ4』は2階会場で予選を実施。この日は多タイトル間のプレイヤーどうしで交流が行われている場面が特に多く見られた。

■『ウルIV』部門
 『ウルIV』は『ストリートファイター』シリーズの正式ナンバリングタイトルであり、言わずと知れた現代格闘ゲームの金字塔。“目押し”を用いたコンボ、相手との間合いを重視した立ち回り、波動拳に類する飛び道具を用いて飛ばせて対空技で落とす戦法など、まさに格闘ゲームの原点の競技性を楽しめるゲームだ。

 レギュレーションは64名参加の1on1ダブルイリミネーション(敗者復活アリ)トーナメント。ボンちゃん選手、かずのこ選手など、世界的に有名なプレイヤーが数多く参加しハイレベルな戦いがくり広げられた。TOP3へ進出したのはトンピー選手、ときど選手、ネモ選手の3名。トンピー選手はヴァイパーをメインに使用し、海外大会への出場経験が多いボンちゃん選手やえいた選手達を倒してウィナーズトーナメントを勝ち上り。ネモ選手はチームBlackEyeに所属するプロゲーマーで、ロレントをメインに使用。一度トンピー選手に敗れたもののルーザーズトーナメントを勝ち上がり、ルーザーズセミファイナルではディカープリを使用してかずのこ選手を倒して勝ち上がると、その勢いのままルーザーズファイナルにてときど選手を倒して最終戦へと駒を進めた。
 そして迎えたグランドファイナル。3試合先取制のレギュレーションで行われたが、ネモ選手はロレントの得意とするナイフ投げを用いたゲージを溜めは行わず、積極的に接近戦に持ち込んでいく戦法を採用。つねにプレッシャーをかけ続けてワンチャンスから一気に体力を奪う苛烈な攻めが機能し、3試合を連取してリセットに持ち込む。その後も攻めの勢いは衰えず、1試合を落としたものの先に3勝をあげたネモ選手が見事優勝に輝いた。
 なお、この部門は賞金総額50万ドルの世界大会“Capcom Pro Tour”の予選大会に位置しており、ネモ選手には11月にシンガポールで開催予定のアジア予選決勝への出場権と航空券が贈呈された。

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『ウルIV』優勝者、ネモ選手コメント
「ディカープリを500戦使い込んでよかったです!」