女性だったという説もある、人気武将・上杉謙信の魅力とは
ディー・エヌ・エーより2015年春に配信予定のスマートフォン向けアプリ『戦魂 -SENTAMA-』。本作は、戦と内政をくり返して天下統一を目指す戦国シミュレーションRPGだ。
本記事では、本作に登場する戦国武将のひとり、上杉謙信を演じている小林ゆうさんのインタビューをお届け。ミステリアスな人気武将・上杉謙信を演じるうえで心がけたことや、『戦魂 -SENTAMA-』をひと足先にプレイした感想などをうかがった。
■小林ゆう
東京都出身。2月5日生まれ。役どころの幅広さに定評があり、少年と少女、変態や外人、はたまた宇宙人などを見事に演じ切る実力派の人気声優である。代表作は『進撃の巨人』サシャ・ブラウス、『まりあ†ほりっく』祇堂鞠也(しどうまりや)など。
――戦国時代について、どんなイメージをお持ちですか?
小林ゆうさん(以下、小林) 日本全国を群雄が割拠し、天下統一を目指した戦乱の時代ですが、皆さんが命を賭けて戦われている、とても辛く厳しい時代だったのではないでしょうか。でも、それが故にそれぞれが志を高く持っていらっしゃって、魂のぶつかり合いや自分の命も厭わない生き様といったものが印象にございます。やはりたくさんの血が流れている時代でもありますので、「とても恐ろしい」というイメージも持っております。
――戦国武将にはどんなイメージをお持ちですか?
小林 一言で言えば憧れの方々です。とくに名のある戦国武将さんたちには、命を捧げて一緒に戦うたくさんの方たちが付き従っていましたので、命をかけるにふさわしい人物だったのだろうという印象です。性格や志などは一人ひとり違っていても、語っても語っても語り尽くせないくらい人間的な魅力のある方々ですから、今の私たちの時代になっても、「私はこの武将が好き」、「僕はこの武将がいいな」というように、皆さんがお話に花を咲かせられるのだと思います。
――では、そのなかでも、上杉謙信についてどんなイメージを持っていましたか?
小林 他の方にない大きな特徴として有名なお話ですが「もしかしたら女性であったかもしれない」という説があります。ここは、他の武将の皆様には大変申し訳ないんですけれども、上杉謙信さんだけの醍醐味というか、謎や魅力だと思うのです。ですから、とても奥深い、思わず語りたくなってしまうような、でも語っても語っても語り尽くせない魅力にあふれた方だと思っています。そんな謙信さんの役を演じさせていただけることになって大変光栄に感じております。
――実際に上杉謙信を演じてみていかがでしたか?
小林 そうですね。とてもエキサイティングな体験をさせていただきました。実在された戦国武将を演じさせていただくということで、そういった意味でも身が引き締まる思いで収録に臨ませていただきました。いまの時代でもいろいろな方に慕われていると思いますし、武田信玄さんのライバルとしても大変有名なので、どういった人物像なのかということを勉強して、自分のなかでいろいろと考えて役作りさせていただきました。ポイントはやはり、「上杉謙信さんが女性だったのではないか」という部分です。ご結婚をされておらず、お子様もいらっしゃらない、そしておヒゲもなかったということや、ほかにも色々諸説ありますので、ミステリアスなイメージを強く意識しております。ゲームの中では仮面を付けてらっしゃって、男性なのか女性なのかわからないけれども勇ましいお姿が印象的で、ここに私はすごく心惹かれました。スタッフの皆様から「男っぽい口調なのですが、女っぽい声」というお話をいただきました。今回、実在した戦国武将さんの役作りをさせていただけてとても感激しております。演じることができてすごく嬉しいです。
――印象に残っているセリフを教えて下さい。
小林 「わが命が尽きようとも」というセリフが私はすごく好きです。戦国時代は、いろんな戦国武将さんたちが自分の志のために命をかけていらっしゃったと思います。上杉謙信さんを演じさせていただくことが決まったときに、セリフをいただく前からそのような気持ちを自分なりに思っておりました。ですから、このセリフをいただいたときに、とても身が引き締まるような気持ちになりました。
――もし小林さんが上杉謙信だったらどんなことをしたいですか?
小林 そんなご質問をいただいて大変恐縮なのですが、私としては、戦国時代であってもいまの役者・声優というお仕事をさせていただけたら嬉しいなと思います。以前に「戦地へ落語家の方が慰問に行かれた」というお話を伺ったことがありまして、アニメーションがない時代ですので紙芝居など、上杉謙信自らがいつもお世話になっている家臣の方たちや共に戦ってくださる皆様やそのご家族を癒やすような、ちょっとでも笑顔になっていただけるような楽しいお芝居ができれば嬉しいと思います。そしてもうひとつ、謙信自らお料理を作って、皆様が出陣する前に召し上がっていただきたいですね。「同じ釜の飯を食べる」というお言葉があると思うんですけど、「みんなでひとつになって、いざ参ろう!」というように、少しでも皆様のお役に立てたらと思います。あと恐縮なのですが、栄養士の資格を持っておりますので、上杉謙信さんとして部下の皆様の栄養管理をさせていただいて「他の武将の皆様とはひと味違いますよ」、「栄養バランスはばっちりですよ」っていうところを諸国にアピールさせていただきたいと思います。
――小林さんはゲームがお好きとのことですが、ご自身が出演されているゲームを遊ぶと、どんな発見がありますか?
小林 先ほども『戦魂 -SENTAMA-』さんをプレイさせていただいて、上杉謙信さんが動くところを見たのですが、やっぱり、格別の思いがございます。収録のときにイメージしていた「ぜったい信玄さんに負けないぞ!」、「相手を全員倒してやる!」という気持ちが、ゲームの中で形になったのを目にすることができて、すごく幸福感に包まれました。ゲームを遊ぶことのおもしろさと、自分が演じさせていただいたものを目の当たりにできるうれしさがあって、そのうえ、ほかの役者さんのお声も聴けて、さらに楽しさが倍増されます。特別な思いと喜びがありますね。
――ゲーム収録はおひとりですから、ほかの役者さんの声は、ゲームを遊ばないと聴けませんものね。
小林 そうなんです! プレイして初めてお会いできるんです。
――『戦魂 -SENTAMA-』にもさまざまな役者の方が出演されていますが、とくに声を聴いてみたい武将は?
小林 豪華キャストの皆様で、大好きな方ばかりで、おひとりはとても選べないです! 素敵なキャスト様の中で、一緒に武将さんを演じさせていただけたなんて、改めて「自分は幸せ者だな」と思いました。麗しの武将様に会うために早くプレイしたいです! ぜひプレイヤーの皆様にも、武将のお声を楽しみながら遊んでいただけたら嬉しいです。
――最後にユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。
小林 戦国時代ファンの皆様。そして『戦魂 -SENTAMA-』を楽しみにしていただいている皆様。戦国武将さんたちが一同に介した本当に素晴らしいゲームが誕生いたしました。過酷で熾烈な時代を実感していただける素晴らしいリアリティとビジュアルのなかで、ひとりの武将として戦を体感していただけると思います。その中で、上杉謙信役を演じさせていただくということで、本当に光栄に思いますし、誇りに思っており、全力投球で上杉謙信さんを演じさせていただきました。他の武将様も素晴らしい武将様がたくさんいらっしゃいますので、戦を楽しんでいただきたいと思います。私もプレーしたいと思いますので、ぜひ皆さん一緒に戦国武将になりましょう! よろしくお願いいたします。
小林ゆうさんのサイン入り色紙を抽選で1名にプレゼント
小林ゆうさんのサイン入り色紙を、抽選で1名にプレゼント! 賞品が欲しい方は、下の応募フォームに必要事項を記入のうえ、送信ボタンを押してください。締め切りは2015年5月4日23時59分。当選者の発表は、発送(2015年5月下旬予定)をもって代えさせていただきます。
※プレゼントするのは、記事内で描いていただいた上杉謙信の絵ではなく、小林ゆうさんのサイン入り色紙となります。
<注意事項>
◎ひとりにつき、応募は1回まで。複数応募された場合でも、当選はひとり1口までとなります。
◎郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス(パソコンのメールアドレスのみ)は必須項目です。 入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
◎賞品の発送先は、日本国内に限らせていただきます。
◎賞品は譲渡しないことを応募・当選の条件とします。譲渡には、売ること、オークションに出品することなどが含まれます。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され権利をお返しいただく場合があります。
◎ご応募に際しお客様よりご提供いただいた個人情報は、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。