京都で最先端のゲーム体験!
本日2015年3月29日(日)、京都リサーチパークにて開催された“Digital Interactive Entertainment Conference(DIEC):a decade later and beyond ~デジタル・エンターテイメントの未来~”。会場ではゲーム実況イベント“京都ゲーム実況フェス”や“Oculus Rift(オキュラス リフト)”体験コーナーも開催されていました。
あいにくの雨模様ながら、朝から熱心な聴講者が足を運んでいた10年ぶりの“DIEC”。イベント全体はアットホームな雰囲気で、参加者の静かな“熱”が感じられるものに。すでにカンファレンスのリポートを掲載していますが、ここでは“京都ゲーム実況フェス”&“Oculus Rift(オキュラス リフト)”体験コーナーの模様をお届けします!
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まずは“Oculus Rift(オキュラス リフト)”体験コーナー。記者がうかがった時間には、東京ゲームショウでも話題となった『水没都市』や“DiVR(ダイバー)”が出展されていました。
『水没都市』はその名の通り、水没した都市でお宝を探すゲーム。海面にもぐり、ポールが立てられた場所にあるお宝をゲットしていきます。本作の特徴は、誰でも編集可能なフリーの地理情報データ“Open Street Map”(OSM)が活用されていること。この日は会場である京都リサーチパークの風景が、“水没都市”として再現されていました。つまり、OSMさえあれば、東京でも京都でも外国でも、あらゆる土地が『水没都市』の舞台になるというわけです。す、すごい……。ちなみに記者も体験させていただきましたが、泳ぎベタ(?)でひとつもお宝をゲットできないという不甲斐ない結果に……。言い訳をさせていただくと、これはVR体験あるあるなのですが、とにかくそのものすごい没入感ゆえに、ちょっと酔う! グラフィック自体が超リアルというわけではないのに、本当に水に飛び込んだときの重力や浮遊感を感じられるので、子どもなどは怖がることもあるそう(逆にダイビング経験者などは平気だとか)。それだけリアルな体験ができるいう証拠ですが、逆に“水中の感覚に慣れる”ためのツールとしても活用できそうですね。ちなみにこちらはヘッドホンもつけての体験なので、水中の音もバッチリ聞こえます。没入感、ハンパない!
続いてはアーティフィス社の“DiVR(ダイバー)”にチャレンジ。こちらの特徴はスマホアプリでVR体験ができるところ。DiVRゴーグルは公式サイトより通販が可能です。ぱっと見ハンドメイド感丸出しのゴーグルですが、これと無料のスマホアプリをダウンロードするだけで、ビジュアルからは想像もつかない(!?)本格的なVR体験ができる! 当然Oculus Riftなどのヘッドマウントディスプレイを購入するよりも安価ですし、「一度VR体験してみたい!」という方はぜひぜひ試してみてください。お値段以上にスゴいです。今回記者が体験させていただいたのは、ジェットコースターと……イケメン壁ドンアプリ(笑)。ジェットコースターはOculus RiftバージョンとDiVRゴーグルバージョンの双方を試しましたが、どちらもちゃんと酔いました(笑)。もちろんDiVRゴーグルでも上下左右、360度のVR体験ができますよ。イケメン壁ドンアプリは、その名の通り、イケメンがやってきて壁ドンをしてくれて、さらには愛の告白をしてくれるという代物(ちなみにボイス付き)。もちろん(?)壁ドン体験は初めてですが、迫ってくるとけっこう怖いんだな! なんていう新しい発見もありました(笑)。アプリに登場するメンズがどのくらいイケていたかは……ご想像にお任せします。
おつぎは“京都ゲーム実況フェス”へ。ここではソニー・コンピュータエンタテインメントや日本マイクロソフトなど協力のもと、注目を集めるインディーゲームが多数出展! 湯毛(チーム湯豆腐)、towaco(チーム湯豆腐)、ヒラノ課長(課長とモリ君)、ズズといった人気実況者による“生実況”ステージも開催され、若年層を中心とした多数のファンが訪れておりました。会場では実況タイトルを含む注目作を実際にプレイすることもでき、大人から子どもまで、多くの参加者がゲームを満喫していました。
それにしても実況者人気はスゴい! カンファレンスにはかなり“ツウ”なゲームファンが聴講していた印象ですが、こちらは推定中高生とおぼしきピチピチの(古い?)若者がたくさん! カンファレンスと“京都ゲーム実況フェス”をあわせて、デジタル・エンターテイメントの広がりを感じさせる1日となりました。もしつぎの機会があれば、風情ある京の街で、じっくりと最先端のデジタル・エンターテイメントを満喫してみてはいかがでしょうか?