もうオフィスにいる必要がないような気がしないでもない
巨額の投資を背景に、Cinematic Reality(映画的現実)と称した体験を提供する、何やらスゴいガジェットを開発中と噂の企業Magic Leap。同社CEOのRony Abovitz氏がトークイベントTEDの出演をキャンセルしたことを受け、公開予定だったイメージ映像をYouTubeで公開した。
映像はどこにでもあるようなオフィスで始まり、YouTubeやGmailなどをGoogle Glass風に現実の視界の上にオーバーレイしながらジェスチャーで操作しつつ、後半ではARゲームを起動し、Magic Leapと提携しているVFXスタジオWETAのオリジナルシリーズ“Dr. Grordbort”のARシューティングゲームをプレイするという内容。
スチームパンクな光線銃の実物大モデル(実際に売っている)をコントローラーとして認識し、トリガーをどう判定しているかはともかく、ロボット兵を撃ったり、ジェスチャーでタレットを置いたり。最後は壁を突き破ってきた戦車に撃たれてエンドなのだが、こういったことがすべて一般的なオフィス空間内で、CGの合成がブレて痙攣することなく超ヌルヌルの映像で行える、という意味合いが読み取れる。
オフィスでピュンピュン撃って気分転換するぐらいなら、もう家に帰っていいんじゃね? という気がしないでもないが、もしここまで自然で高品質なAR体験が実現すれば、そりゃもう空間の認識が変わってきそうで興味深い。