ネットワークが強化され、プレイが快適に!
人気のアーケードタイトルをPC化したマルチ対戦型アクションシューティング『ガンスリンガーストラトス リローデッド』。サービス開始は年内に予定されているが、そのテストプレイ第2弾にあたる“ネットワークテスト”が2015年3月14日から翌15日にかけて行われたので、プレイして確認できた内容をリポートしよう。今回のテストの目的はネットワーク周辺の強化とその確認。併せて一部のゲームバランスが変化していたのでその部分もお伝えする。
前回のアルファテストでは、対戦中やマッチング画面で回線が遮断されてしまう、といった現象が多くのプレイヤーに起きていた。筆者もマッチング画面で回線が安定せず、マッチングできない状態が続くことがあったが、今回はネットワーク面を強化してのテストプレイ。その結果、回線が途切れることはまったくなく、マッチングも滞りなく行え、快適にゲームをプレイできた。
ゲームバランスの調整については?
今回のネットワークテストは、アルファテストでのプレイヤーアンケートを踏まえ、ゲームバランスの調整も行われた。筆者がとくに気になったのは、ウェポンパックの武器バランスの調整だ。
目立ったのはアルファテストで猛威を振るったコアへの突撃戦法への対応。アルファテストでは、相手キャラクターを撃破するより、相手コアを直接攻撃する方がコアゲージの減少効率がよかったため、多くのプレイヤーが相手コアを直接攻撃していた。
だが今回のネットワークテストでは、武装によりコアに与えるダメージ量が変化。具体的には、実弾系の武装はキャラクターに与えるダメージが高く、ビーム系の武装はコアへ与えるダメージが高く設定されたのだ。ウェポンパックもそれに伴い“コア特化型”、“対人特化型”と目的に分かれたセット名に変更され、一部のキャラクターにおいてはウェポンパックの中身がアルファテストのものから変化。
アルファテストで“エリアシールド”を使用し、相手コアへ直接攻撃をしかける姿がよく見かけたキャラクターのジョナサンは、“鉄球ハンマーガン(対人特化)”に武装が変更され、ウェポンパック名も“防衛特化型「ストライカー」”に変化し、コアの防衛に特化した形になっていた(これもコアの直接攻撃を得意とするウェポンパック“コア特化型「ストライカー」”に変更すれば、アルファテスト同様にコアへの直接攻撃もだったが)。
このように、ウェポンパックによりキャラクターの役割がはっきりする形となったのが印象的だ。
戦況の確認がより重要に
今回プレイして最初に気づいたことは、ミニマップにキャラクターが表示されていないのに画面上では相手キャラクターが動いていること。アーケード版ではミニマップに相手の位置や標的が常時表示されているが、どうやら今回の調整で特定条件下でのみ表示される使用に変更されたようだ。これにより、フリーカメラを使った戦況の確認が重要になるように感じられた。
またキャラクターの移動速度も全体的に高くなっており、ジャンプを挟まずに地上ダッシュができるように変更され、操作性が向上したことで、より激しい攻防がくり広げられていたと感じた。
さらに武器バランスの調整により、すべてのキャラクターが満遍なく使われていたように思えた。
個人的には、コアとキャラクター両方に高いダメージを与えられ、移動速度も高いキャラクターのアーロンが強いのではないかと思い使っていたが、シールドを持つ相手や、撃ち合いになったときに弾のリロード性能が上回わる実弾系の武装を持つ相手には苦戦する場面が多々あり、ウェポンパックによる相性が重要になると痛感。
今回のバランス調整は、「キャラクター撃破を目的とした対人特化のウェポンパック」、「コア破壊に特化したウェポンパック」、「コアの防衛に特化したウェポンパック」の3つに分類し、3すくみのようなが構成にしたかったのではないかと感じた。
今後も武器の調整や操作性の変更に加え、新ステージや新キャラクターの追加に期待しつつ次のテストにも期待したい。