スキルカードで広がる戦略性
2015年1月31日~2月1日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2015”。モンスト“超絶”闘技場ブースでは、アーケードゲーム『モンスターストライク マルチバースト』が試遊出展されていたので、実際に遊んでみた。
※本作は開発中のものです。稼働までに仕様が変更になる場合があります。
『モンスターストライク マルチバースト』は、2対2の対人対戦“タッグバトル”をプレイできるのが特徴のひとつだ。今回記者は、このタッグバトルをプレイしてみた。
基本的なルールは、スマートフォンアプリ『モンスターストライク』と同様だが、本作にはアーケードゲームならではのさまざまな要素が追加されている。
まず、バトル開始前の準備画面で、“スキルカード”を3枚までセットすることができる。スキルカードは、敵全体を攻撃するもの、地雷を埋設するものなど、多岐に渡る。これらをゲーム中にうまく利用することで、戦いをより有利に進めることができるのだ。勝負は、準備中からすでに始まっているのである。モンスターの特性を考慮し、慎重にチョイスしよう。なお、スキルカードはそれぞれ、一回のバトルで一度しか使えないので、使いどころを見極めることも必要だ。
モンスターとスキルカードを選んだらバトルスタート。操作は、手元のレバーとディスクにて行う。ディスクを回転させて方角を調整し、レバーを弾くとモンスターがびゅーんと飛んでいく。自分のターンには時間制限があるので、ある程度迅速な判断が求められるぞ。記者は一回制限時間をオーバーし、ターンを無駄にしてしまった。反省。
なお、今回記者は終始レバー&ディスクでゲームをプレイしたのだが、スマートフォンアプリ『モンスト』のように、画面のタッチにて操作することも可能のようだ。
タッグバトルでは、相手の“リーダーモンスター”を攻撃することで、HPゲージを減らすことができる。リーダーモンスターは、ほかのモンスターより大きく表示されているので一目瞭然だ。
よって、リーダーモンスター以外のモンスター(“バリアモンスター”という)に攻撃を加えても、HPゲージを減らすことはできないのだ。では、ひたすらリーダーモンスターを攻撃していればいいのかというと、決してそうではない。
本作のモンスターにはそれぞれ“テンションゲージ”というものが備わっており、MAXになると攻撃力が上昇するほか、固有の必殺技“ストライクショット”を発動させることが可能となる。相手バリアモンスターのテンションゲージは、攻撃を加えることで減少させることができるのだ。うまく攻撃を加え、相手バリアモンスターのストライクショットを封じてしまおう。
なお、味方のバリアモンスターに攻撃を当てると、テンションゲージが上昇する。スマートフォンアプリの『モンスト』同様、なるべく味方に攻撃を当てて“友情コンボ”を発動させつつ、ストライクショット発動の準備を着々と進めよう。テンションゲージの溜まりかたはモンスターによって異なるので、特性の把握も忘れずに。
HPが50%以下になると、リーダーモンスターが2体目に交代となる。超過分のダメージが2体目のリーダーモンスターにくり越されることはないので、ストライクショットを発動する際は、相手のHPゲージにも注目しよう。1体目の相手リーダーモンスターのHPが残りわずかならば、まず通常の攻撃できっちり倒した後、元気いっぱいの2体目にストライクショットを叩きこんだほうがお得。
リーダーモンスターが2体目に交代し、さらにHPが残りわずかになってピンチに陥ると、味方全員のテンションが上昇する。ストライクショットでの一発逆転を狙うことができるのだ。もうダメだと思っても、最後まで諦めないことが重要。
モンスターやスキルカード選びで、無限の戦略を練ることができる『モンスターストライク マルチバースト』。稼働開始が非常に待ち遠しい。今回の闘会議2015で試遊した人もそうでない人も、ぜひ本作の続報に期待してほしい。