体力勝負の検証に、UFCファイターが緊急参戦

 2015年2月1日、アメリカのケーブル局・ディスカバリーチャンネルで、「怪しい伝説」(原題:MythBusters)のビデオゲーム特集回が放送された。
 さまざまな都市伝説やフィクションの描写が本当に可能なのか実際に検証しようという本番組が今回メインに選んだのは、FPSの元祖である『Doom』。開発元id Softwareのクリエイティブディレクターであるティム・ウィリッツ氏の協力も受けながら廃墟にリアル『Doom』コースを作成。MCであるアダム・サヴェッジとジェイミー・ハイネマンがタイムアタックに挑戦した。

 武器をつねに一個だけ持って遊んだ場合のふたりの平均タイムは5分46秒(アダム5分38秒、ジェイミー5分53秒)。本題は、現実で『Doom』のように拾ったすべての武器を持ち歩いた場合はどれだけ影響が出るのか?
 2つの弾薬箱、3つのメディカルキット、ハンドガンやチェーンソーからスーパーショットガンまで9つの銃を合わせて80ポンド(約36キロ)あり、終盤は山のように全身に装備をぶら下げて、進むだけでゼイゼイ言ってるオッサンふたり。タイムはほぼ2倍となる平均11分8秒(ジェイミー11分59秒、アダム10分17秒)。

 しかし実験はこれでは終わらない。なぜなら『Doom』の主人公は宇宙海兵隊の兵士であり、科学好きのオッサンよりは体力があるからだ! そこでUFCファイターのブレンダン・ショーブがゲスト参戦し、アダム&ジェイミー同様に2パターンのタイムを計測する。その衝撃の結果は「UFCファイターすげぇ」という感想ぐらいにしておいて、後は日本で放送された際に見て頂きたい(ちなみに日本では現在通算で200〜210番台ぐらいのエピソードを放送していて、本話は247番目のエピソードなので、放映は恐らく大分先)。

 また番組ではサブコーナーとして、飛んでくるフルーツをスワイプでぶった斬る『フルーツニンジャ』も採用。「イェー、俺の好きなゲームだぜ!」と興奮するアダムあらためアダム=サンは、木刀でKinect版『フルーツニンジャ』で肩慣らしした後に、リアルに日本刀で飛んでくるフルーツをぶった斬るリアル『フルーツニンジャ』に挑戦。
 まぁもちろんゲームほどにうまくいくわけもなく、「ゲームよりフルーツが小さいし早く落ちるし、振り戻すのも大変だったね」と語ったアダム。続いてジェイミーがチェーンソーで挑戦。アダムが大喜びで投げるフルーツをザクザク斬りまくり、オチとしては「日本刀で実際にやるのはキツい」ということで『フルーツニンジャ』は“Busted”(嘘)を食らっていた。