若い世代もバブル期で暴れよう！
2015年1月31日～2月1日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2015”。セガブースでは、2015年3月12日発売予定のプレイステーション3、プレイステーション4用ソフト『龍が如く0 誓いの場所』のステージイベントが開催された。以下に、その内容をお届けしよう。
本ステージには、『龍が如く0 誓いの場所』チーフプロデューサーの横山昌義氏と、人気実況者の鎌首と湯毛が登場。
「本作は、金、女、暴力をコンセプトにしたゲームなのですが、闘会議で展開して本当によかったのかな？ かなり浮いてますよね（笑）」と横山氏がちょっぴり困った様子を見せる中、さっそく体験版のゲームプレイがスタート。この体験版は、全国の体験会で展開された、15分という制限時間のある、いわゆる店頭体験版だったが、今後、本編の一章の途中までを時間制限なしで遊べる体験版がPS Storeにて配信されるので、ぜひチェックしてみてほしい。
鎌首は真島吾朗を使用してゲームスタート。桐生一馬と真島吾朗、ふたりの主人公から選んで遊ぶことができるのだ。真島を選ぶと、大阪を舞台に物語が展開する。
まさに大阪出身だという鎌首と湯毛は、忠実に再現された街並みに大興奮。ゲームの年代設定は1988年で、バブル時代の大阪がリアルに再現されている。地元民なら誰でも知っているというふぐ料理店“づぼらや”に入り、メニューを注文して「再現度高ッ！」と盛り上がる一幕も。
平成生まれの記者は、バブル時代がいったいどんなものなのか、聞いた話でしか知らないので、ゲーム内で展開されたギラギラした雰囲気は非常に新鮮に感じられた。横山氏も、「あの時代を体験したことのない若い世代の方も、本作をプレイすることでどんどん想像が広がり、存分に楽しめますよ！ 若い人にこそ、ぜひ本作をプレイしていただきたいです」と太鼓判を押した。
なお、『龍が如く』シリーズは、セーブの際に電話ボックスに入るのが恒例だったが、前作『龍が如く 維新！』では改変され、どこでもセーブできる仕様になっていた。しかし、1988年の雰囲気を出すため、本作ではあえて電話ボックスでのセーブシステムを復活させたそうだ。
真島には、3つのバトルスタイルが用意されている（桐生一馬も3種類ある）。さまざまな局面のケンカで対応できるオーソドックスな“喧嘩師スタイル”、バットを駆使するパワフルな“スラッガースタイル”、そしてブレイクダンスを組み込んだトリッキーさがウリの“ダンサースタイル”。鎌首は、ダンサースタイルを気に入ったようで、コンボの末にキメポーズ“フリーズ”をキメてご満悦の様子だった。
なお、横山氏によると、まだ公開されていないが、真島と桐生にはもう1種類隠されたスタイルがあるのだという。
本編以外のお楽しみ要素も充実している『龍が如く』シリーズだが、もちろん本作も例外ではない。鎌首は、マハラジャというディスコ（記者は初耳だったが、かなり有名なお店らしい）に入り、レッツダンス。やや癖がある音ゲー（横山氏談）をうまくこなしていくことで、真島がイケてるダンスを披露してくれる。かなり順調にミニゲームをこなしていく鎌首を見て、横山氏は「初めてとは思えませんね。とても上手です」と称賛の言葉を贈った。プレイを隣で見ていた湯毛も「ダンサースタイルのこともあるので、もう真島さんは本職のダンサーさんなんじゃないかと思ってきましたよ（笑）」とコメント。
途中、実在のセクシー女優が描かれたテレホンカードを拾う一幕もあった。本作のプロモーションとして、以前、セクシー女優の人気投票イベントが実施され、その結果30名の女優さんが本作に出演している。その繋がりで、さまざまなセクシー女優仕様のテレホンカードがゲーム内に落ちているのだ。テレホンカードにはそれぞれ、Aパターン、Bパターン、Cパターンといった風に異なった種類が用意されており、後になるに連れて、女優さんの格好が過激になっていくのだという……。「男の夢ですね！」と湯毛歓喜。
ゲーム中にはテレホンカードを買い取ってくれるマニアもいるそうで、お金稼ぎにも最適だ。このように、本作でのお楽しみ要素は、最終的にはお金を得る手段にもなる。本作はお金を消費することで能力値を上げることができるので、お楽しみ要素もただのサブイベントで終わらない、重要なポイントとなっている。
店頭体験版の制限時間である15分を過ぎた後は、さまざまな耳より情報が紹介された。『龍が如く』仕様のプレイステーション Vita＆プレイステーション Vita TVバリューパックが2月26日に発売され、現在予約受付中であること。歴代『龍が如く』シリーズの楽曲がプリインストールされた、『龍が如く』モデルのウォークマンが3月12日に発売されること。そして、『龍が如く』と直接は関係がないのだが、舞台設定であるバブル時代を感じてもらうために、懐かしの珠玉の楽曲を集めたコンピレーション・アルバムCDが発売されることが決定しているという。アルバムに収録される楽曲を見た鎌首と湯毛は「うぉー！ 懐かしい！」と歓声をあげた。
なお、コンピレーション・アルバムとウォークマンにはプロダクトコードが封入されており、それを『龍が如く0 誓いの場所』に適用させると、ゲーム内に“ウォークマン”というアイテムが登場。収録された楽曲たちを、ゲーム中でもBGMとして再生することができるそうだ。
おつぎは、セガの物販担当のシマダさんが登場し、『龍が如く』関連商品をアピール。目元だけ桐生一馬や真島吾朗になれるアイマスク、シンプルでクールなデザインのTシャツ、タオル、トートバッグが紹介された。
そうこうしているうちにアッという間にエンディングのお時間に。
「真島吾朗で暴れまくるのも楽しみだし、桐生一馬がなぜ“堂島の龍”と呼ばれるようになったのかもすごく気になります！ 3月12日の発売日が楽しみで仕方ないです！（鎌首）」、「僕は『龍が如く』をガッツリプレイしたことはないのですが、それでもすごさがわかる！ とても楽しみです（湯毛）」、「『龍が如く0 誓いの場所』は、総合監督の名越も“俺はこれがいちばん好きだ。いままでのシリーズの中でいちばん自信がある”と言っています。物語ももちろんですが、ゲームとしても非常にいいものになっています。バブルを知らない人も、当時の空気を存分に楽しめる、究極のエンターテインメントです。興味を持った方はぜひプレイしてみてください！（横山氏）」と締めくくり、本イベントは幕を閉じた。
