『バトルフィールド4』の強豪チームが激突!

これが最強チームの実力だ! 『バトルフィールド4』の強豪チームがエキシビションマッチで激突!【闘会議2015】_01

 2015年1月31日、闘会議2015のゲーム実況ストリート・e-sportsブースにおいて、オンラインFPS『バトルフィールド4』のPC版を使ったエキシビションマッチが開催された。

 『バトルフィールド4』は非常に競技性が高く、世界中のe-sportsプレイヤーが取り組んでいるタイトルだ。本イベントには日本の実力派チーム“DetonatioN BYCM(以下、BYCM)”と“MBF”が出場。白熱のエキシビションマッチをくり広げた。

 エキシビジョンマッチは午前と午後に分けて2戦を実施。対戦は5対5で行い、3マップ中2マップ先取で勝利となる。ゲームルールには“Domination”を採用。敵の撃破と拠点制圧(マップ上に3ヵ所存在)が目的で、世界標準のe-sportsルールとして活用されている。

 本イベントの注目点として、“ボイスチャット音声を公開したこと”が挙げられる。強くなりたいプレイヤーにとって、強豪チームの報告内容は興味深いポイントだろう。

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▲人前でプレイするオフライン大会では、緊張せずに実力を出し切ることが大切。
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▲実況はさまざまなゲームの実況者・プレイヤーとして活躍するStanSmith氏(左)、解説はmontar氏(中)とhanatyan氏(右)が担当。
▲基本的なルールはe-sportsの普及を目指す団体“JCG”大会レギュレーションと同じ。
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▲“Domination”は少人数でも楽しめる定番ルール。シンプルだが奥が深いのだ。
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▲DetonatioN BYCM
▲MBF(Modus of Battlefield)

午前の部

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 午前の部は“Siege of Shanghai”での一戦からスタート。どちらもなかなかの立ち上がりを見せた。試合が進むにつれてBYCMが調子を上げ、じわじわと差が開いていく。

 BYCMは多くの企業から支援を受けるマルチゲーミングチーム“DetonatioN”の『バトルフィールド4』部門で、日本のみならずアジアでも頂点に立ったことがある。大舞台を多く経験しているため、人前でもあまり緊張しないのだろう。中盤以降は撃ち合いでも拠点制圧でもBYCMが圧倒する場面が増え、2マップ目の“Zavod 311”も連取して午前の部の勝利を収めた。

 試合中、ニコニコ生放送のコメントで「BYCMは後半が強い」という意見があり、これには解説のmontar氏も同意。「悪い部分を修正するのがうまい」と分析していた。

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▲MBFのGNX-AI選手はロシアンスタイル(キーボードを膝の上に置く)でプレイ。
▲声を張り上げて状況を報告する。この熱気がオフラインの醍醐味だ。
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午後の部

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 午後の部も1マップ目は“Siege of Shanghai”。序盤からBYCMがキルを重ねるものの、中盤になるとMBFにもエンジンがかかり、ロックダウン(拠点を3つとも占拠すること)をキメて押し返す。だが、反撃は一歩及ばず、BYCMが序盤の貯金で逃げ切ることに成功した。

 その後もMBFが撃ち負ける場面はあまり見られなかった。それでも戦況は少しずつBYCMに傾いていく。制圧した拠点を手堅く守り、最終的には大差をつけて勝つことが多いのだ。2マップ目の“Paracel Storm”でもその傾向は変わらず、午後の部もBYCMに軍配が上がった。

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 試合後のインタビューで、BYCM側から「危ない場面もあったけど仲間のカバーに助けられました」というコメントがあった。BYCMは連携力が高く、カバーに回るのが早い。大きく崩れない分厚さこそ、BYCMの強さの源なのだろう。

 一方のMBFは大舞台で緊張するあまり、実力を出し切れなかったようにも見えた。オフラインでの試合に慣れさえすれば、BYCMを脅かす存在になりえるかもしれない。いま以上に『バトルフィールド4』が盛り上がるためにも、強豪チーム多数の戦国時代が到来することに期待したい。