“リアル『Splatoon(スプラトゥーン)』”では実際にインクを撃てる!

 2015年1月26日、ニコニコ生放送にて“【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”が放送された。この番組は、2015年1月31日、2月1日に千葉・幕張メッセにて開催される“闘会議2015”の、リアルゲームエリアの詳細を発表するという内容。当日の会場でどのようなイベントを楽しめるか、という内容が明らかにされたのだ。では、その模様を抜粋してリポートしていこう。なお、記事中の写真はすべてニコ生のオフィシャルカメラマン撮影によるものだ。

 ひとつめは、2015年5月発売予定のWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』。ざっくり言うとインクで塗りつぶして競い合うシューターで、国内では初プレイアブル出展。会場では4人対4人で遊べ、参加者には『Splatoon(スプラトゥーン)』ステッカー、そして試合でいちばん活躍した人には特製『Splatoon(スプラトゥーン)』マフラーがプレゼントされる。

※関連記事
『Splatoon(スプラトゥーン)』が“闘会議2015”にて国内初プレイアブル出展決定

『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_01
『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_02
▲番組進行役のお三方。左より、ドワンゴの奥井氏、アシスタントの茸(たけ)氏、サポーターのカミィ氏。
▲イベントで活躍した人には、カミィ氏が身につけている特製Splatoonマフラーがプレゼントされる。

 さらに、本作をモチーフとした“リアル『Splatoon(スプラトゥーン)』”というゲームも体験可能。実際にインクの入った水鉄砲で壁を塗りつぶし、より多く塗れたチームが勝者となる体感ゲームだ。なお人同士で撃ちあうわけではなく、さらに会場ではポンチョも貸し出されるため、プレイヤーが汚れるわけではない。ただし、少し手に付いたりする可能性はゼロではないため、参加したい人は汚れてもいい服装で挑むといいだろう。

『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_03
▲“リアルSplatoon”で使用する、現在開発中の銃。“闘会議2015”では、これにインクを詰めて壁に撃つゲームも楽しめる。

『FIFA 15』は生実況つき22人対戦が楽しめる!

 続いては、“生実況付き! FIFA 15で11人対11人でサッカーしよう”コーナーの紹介。これは人工芝を敷き詰めた大きなサッカーグラウンドを会場内に特設し、そこにプレイステーション4を22台並べ、『FIFA 15』で11人対11人の試合が楽しめるというもの。さらに解説に小島伸幸氏をはじめ、そうそうたるゲストが解説や実況を行ってくれる予定だそうだ。

 そんなコーナーを本番組内でも再現。さすがに同じ規模のグラウンドの用意は難しいため、プレイステーション4を11台用意し、相手チームとオンラインで対戦するという内容になった。なお番組では、実況を野村明弘氏、解説を元日本代表ゴールキーパーの小島伸幸氏という、超豪華ゲストが担当してくれた。

 番組で『FIFA 15』をプレイするのは、本番組を取材するプレス陣とゲストで構成される特別チーム。ここに、なぜか筆者も加わることになってしまったのだ。

『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_04
『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_05
▲番組で『FIFA 15』の試合を実況してくれた野村明弘氏(左)と、解説の小島伸幸氏。豪華すぎます!
▲11人対戦に挑む特設チームの面々。実際のポジションと同じように並んでプレイ。

 そもそも筆者は、サッカーどころかスポーツ全般に超詳しくない。サッカーゲーム自体を遊ぶのも、昔友だちに付き合わされたスーパーファミコンの『Jリーグエキサイトステージ 94』以来だ。だがなんの因果かはたまた陰謀か、本番組の取材依頼を断れきれず、当日取材で行ってみたら完全に出演する流れになっていたのだ。

 そんな状況なので、まあサッカーの戦術とかポジションだとか、そういったものはまったく語れない。仕方がないので、ここからはニコ生に参加した筆者の感想(という名目の言い訳というか駄文)でお茶を濁していきたいと思う。

 先述の『Splatoon(スプラトゥーン)』の紹介が終わり、いよいよ選手入場のタイミング。もうこの時点で筆者の緊張は極限状態、口の中はカラカラだ。いったいどういうプレイやリアクションをすればいいのか。もちろんニコ生に出演なんて初めてのことだし、勝手なんて1ミリもわからない。そこで筆者は、とりあえずチームの足を引っ張らず、そしてクライアントであるファミ通の看板に泥を塗ってしまわないように、つまり終始無難にという心意気で行くことにした。得意なゲームなら勝利を目指していただろうけど、それは最初から頭にない。無事に番組が終わることを祈りつつ、会場へ足を運んだのだ。

 選手入場のアピールも大したことをせず、イスに着席。筆者のポジションはゴールキーパーの左前(左サイドバックというらしい)。じつはチームメンバーに、ファミ通でもおなじみのブンブン丸さんがいたので、筆者は密かに頼っていた。が、マッチング時にトラブルでブンブン丸さんとドグマ風見さんが参加できない状況に。オフェンスが減る=攻められる可能性が高くなる、というわけで筆者のプレッシャーもいきなり跳ね上がったのだ。ああ、どうかボールが来ませんように……。

 そんな状況でも試合は進む。当然のようにゴールを決められ、筆者はディフェンダーの仕事を1ミリもこなせていない。正直にいえば、プレイ中は仕事をこなせていないことすらよくわからない心境だ。だが、不思議とチームの空気は悪くない。キーパーが前に出すぎてロングシュートを決められたら、全員が「おい、キーパー! 何やってんだよ!」とヤジを飛ばし、こちらのシュートチャンスでは「行け! 行け!」と盛り上がる。数少ないチャンスで見事シュートが決まったときは、「うぉぉぉぉぉおおおお!」と咆哮を上げ、メンバー同士でハイタッチ。この一体感と盛り上がりは、同じ場所でプレイする11人対戦ならではだ。

『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_06
『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_07
▲ゴールが決まって多いに盛り上がるチーム一同。こういうリアクションも、実際にやると相当難しいことがわかりました。何より恥ずかしい!
▲猛烈にひどい試合内容にもかかわらず、熱いトークで試合を盛り上げてくれたおふたり。「舵取りが効かないチームは致命傷ですよね」、「相手チームのゴールキーパーがすごくうまかった」と試合の感想を語ってくれた。

 試合の展開とか状況がよく理解できなかった筆者ですら、この空気はおもしろく、かつ大きな興奮を覚えた。ただ、周囲の人のリアクションがことのほか大きかったため、筆者もそれにあわせて中盤あたりからリアクションを大きくしていったことも事実である。こういう番組の盛り上げかたとか、そのへんのノウハウがさっぱりなので、オーバーアクションを取って盛り上げてくれたチームメンバーには大きな感謝を禁じ得ない。いやホント、お手本を見せていただいて助かりました。

 そうこうしているうちにゲームも終盤、だがここでふたたびトラブルが発生し、筆者含む大多数のメンバーがゲームから落ちてしまった。あとはもう成り行きを見守る……というか、番組を盛り上げるために騒ぐしかない。何を言っていいのかもよくわからんので、「うぉぉぉぉ!!!」と周りにあわせて適当に叫んでいるうちにゲームは終了した。終わった……、楽しかったこの夢のような時間が終わってしまった。そう、知らず知らずのうちに、筆者はこのアウェイ感満点の番組を楽しんでいたのだ。でも、思い返してみると、やっぱり「無事に終わった」という安堵感がいちばん大きかったかな。

 というわけで、『FIFA 15』の22人対戦は終了。サッカーにくわしくない筆者でも、その雰囲気や一体感は非常に楽しめたので、ぜひとも“闘会議2015”でその興奮を実際に体験していただきたい。ワイワイ騒いでくれる友だちといっしょに行くと、より楽しめることだろう。個人的には、番組出演は黒歴史なことこのうえないので、この記事も含めてとっとと忘れ去っていただければ幸いだ。

『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_08
『FIFA 15』の22人対戦が楽しめる! “【闘会議特番】リアルゲームエリアを再現~FIFA 15&Audio Pad徹底攻略SP~”リポート_09
▲『FIFA 15』のあとは、声でゲームを操作する“AudioPadで声ゲー”の実演も行われた。が、収録は別スタジオで、さらに筆者がいたスタジオでは映像のみが流れるという環境のため、内容がよく分からず。詳細をお伝えできずに申し訳ない!