豪華制作陣によるコメントを公開

『レジェンド オブ レガシー』豪華制作陣からのコメントを掲載――松浦正尭氏や小泉今日治氏、小林智美氏らの独占コメント_01

 2015年1月22日、ついに発売されたニンテンドー3DS用完全オリジナル新作RPG『レジェンド オブ レガシー』。同作を手がけた豪華制作陣から、発売を記念してコメントをいただいたのでまとめて掲載する。ぜひ、その想いを感じてほしい。

■ディレクター 松浦正尭氏

 『レジェンド オブ レガシー』はザコ戦がいちばんおもしろいゲームです。基本的にAボタン連打では勝てません。“こいつには、この魔法”という安易な弱点もありません。現金で経験値も買えません。唯一、プレイヤーによる試行錯誤のくり返しこそが勝利への近道となります。余計な小細工なしで、自分の力だけで手にする達成感を存分に味わってください。

■ゲームデザイン 小泉今日治氏

 精霊が目に見える謎の島アヴァロン。ただ、この島の謎を解き明かすだけという、シンプルな冒険RPGです。用意された筋書きはありません。プレイヤーの冒険が、その人だけのドラマとなり、物語となります。これまでに公開されている情報に興味を持っていただけているのでしたら、ぜひ、あなたの冒険を、“アヴァロンの書”とあなたの心に記してください。

■イメージイラスト 小林智美氏

 『レジェンド オブ レガシー』の花が咲きました。このソフトをプレイしてくださったユーザーさんが、ゲームの中でたくさん楽しまれますように! 制作スタッフの皆さんと、プレイヤーの皆さんの笑顔を感じられますように!

■キャラクターデザイン 平尾リョウ氏

 『レジェンド オブ レガシー』はとっつきやすく、かつピーキーなゲームだと思います。キャラクターデザインをさせてもらう人間として、こんなに尖ったゲームの制作に参加できたことが、とてもうれしいです。遊んでくれた皆さんの、皆さんなりのお気に入りの主人公、お気に入りの仲間たちができますように。皆さん自身の、あなただけのゲーム体験になりますように!

■モンスターデザイン 小島雄一郎氏(W ROCK GAMES)

 モンスターデザインを数体、担当させていただきました! 翼獣、ラスボス、ものすごく強くて嫌になるかもしれませんが私のことは嫌いにならないでくださいね。すべて小泉さんのせいです(笑)。無茶なギミックをキャトルコールさんがしっかり再現してくださってうれしく思います。また、松浦さんの、ゴールまで引っ張る決意や行動に感動いたしました。スタッフの皆さま、ありがとうございました!

■モンスターデザイン 下釜陵志氏

 本作は、美しい未開の地を冒険し発見を重ねてゆく、懐かしいファンタジーRPGです。だいぶ手強いので、自分のように全滅しまくるかもしれません。ただ、がんばった分だけ応えてくれる懐の広さがありますので、いまからどう探索するか悩みつつ、アヴァロン島ツアーを楽しみにしてください。デザイナー的には、モンスターにテンテコマイされ、「ムキーッ」となりつつも倒していっていただけるとうれしいです。

■テキストディレクション 加藤正人氏

 『レジェンド オブ レガシー』。なんだか、不思議なゲームです。新しいのに、妙に懐かしい。キャラクターそれぞれが解き明かす、“遺産”の謎。そして、それを紐解いていく、プレイヤーであるあなた。その伝説が、あなたの物語の1ページとして、しかと綴られんことを。

■タイトルロゴデザイン 川口忠彦氏

 僕らが『ドラゴンクエスト』や『女神転生』に憧れて、やがて自分たちのゲームを作ったように、『サガ』や『ヴィーナス&ブレイブス』が好きだった松浦D。『レジェンド オブ レガシー』は日本の正統派RPG直系の作品になると思います。ファンタジーであり、でも透明感があって、骨太だけどとっつきやすい。この作品が目指すそんな志を、ロゴデザインに込めました。僕も早く堪能したいです。

■背景美術 筒井美佐子氏

 とても世界観を持った作品に仕上がっていると思います。決められた道筋ではなく、自身が選択して行動する自由やチャレンジへの達成感があるのではないでしょうか? 自然背景はこの世界で活躍するプレイヤーの歴史の素地となる舞台のつもりで制作しました。たくさんの方に、楽しんでいただければ幸いです。

■コンポーザー 浜渦正志氏(MONOMUSIK)

 私がかつて関わったゲーム作品と楽曲の熱烈なファンの方が、自分も制作者になりたいという情熱からたくましく成長され、生み出したRPGが、この『レジェンド オブ レガシー』です。この事実は、その過去作をいろいろな意味でクリアーしていかなければならないことでもあり、お引き受けしたことはたいへん恐ろしい決断だったと次第に気づいていくようになりました(笑)。そんな中でいろいろな想いを込めた、個人的にも非常に印象深い作品で、ゲームそのものも極めて良質なRPGになっていると感じています。

■サウンドエディター 齊藤賢一氏(Sound Racer)

 主人公たちが冒険するアヴァロン島にはどんな風が吹いていて、歩く地面はどんな質感で……といった、アヴァロン島を冒険する彼ら、彼女らが感じる感覚を、プレイする皆さんにも感じていただけるように、ゲーム中にいろいろな音を散りばめてみました。浜渦さんの奏でる繊細な音楽の裏側にしっかりと流れているアヴァロン島そのものの空気を、主人公たちといっしょに感じて冒険を楽しんでいただけましたら、たいへんうれしく思います。

■ムービーデザイン 山形周平氏(RAYLINE STUDIO)

 プロジェクトメンバーの一員として参加できたことをたいへん光栄に思っています。PV制作でいちばん気をつけたことは、この作品の世界観をPVで端的に表現することです。作品を彩るキャラクター、ゲームの世界観をうまく伝えられればという思いで制作しました。『レジェンド オブ レガシー』を映像で表現するための細かなこだわりや、ちょっとした違和感などを盛り込んであります。プレイ後にもう一度PVを観ていただけると、また違った見えかたになるかもしれません。ぜひ、『レジェンド オブ レガシー』の世界にどっぷりと浸かってください!

■ナレーション 白鳥英美子氏

 マンガ本で夢を膨らませて育った私たち世代にとって、ディズニーのアニメーション映画は輝ける別世界でした。時代が移り変わり、マンガからテレビアニメーション、そしてゲームへと進化し、いまや日本から世界へ向けてゲームソフトは展開している。そんな時代の中で、新しいゲームソフトのナレーションに携わることができるなんて、まさに夢のような体験でした。爽やかで、それでいてどこか懐かしい感じのする音楽は、「いつか歌ってみたい」という気持ちにさせてくれました。私は歌うことで人とつながってきましたが、今度は“声”で若者たちと夢や勇気・やさしさを分かち合えることを期待します。