東京ロケテゲームショウが開催 レジェンズから学生さんまで注目のインディー・同人ゲームが出揃った

NPO法人IGDA日本が主催する、自主制作ゲームの公開ユーザーテストイベント“東京ロケテゲームショウ”が、2014年11月3日、板橋区立グリーンホールにて行なわれた。

●今年も充実のタイトルが揃いました!

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▲会場内の様子。Oculus Riftを使用した出展作に配慮する形で、ゆとりをもったサークル配置がなされていた。

 昨年は秋葉原での開催だった東京ロケテゲームショウ⇒関連記事はこちら)。4回目となる今年の会場は、2009年の1回目、2012年の2回目と同じく板橋区立グリーンホール。決してアクセスが良好な立地とは言えないが、昨年から顕著になってきたインディーゲームへの関心の高まりもあってか、多くの入場者が押しかけた。

 出展ブースの総数は29。本イベント準備会の副代表・戸崎氏によれば、「スマートフォン用ゲームやOculus Rift対応ゲームの出展が増えたこと」が、今回の顕著な傾向とのこと。また、イ海外メディアの取材問い合わせが増加したことから、イベント自体の注目度が上がっていることを実感したという。

 以下に、記者が注目したゲームを出展者のタイプ別に紹介。「自分たちが作りたいゲームを作る」という共通の思いで集ったゲーム開発者たちの熱量の高さを感じてほしい。


《同人サークル》

■galanti
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 ゲームサークルgalantiは、複数の主人公を切り替えながら目的を達成するザッピング形式のアドベンチャーゲーム『コクラセ』のTLGSバージョンを出展。進め方次第では詰んでしまう可能性もあるシナリオ構成はパズル的であり、独特のムードを持つキャラクターグラフィックとともに、本作の独自性を強調している。ブースではグラフィック担当のどろみず氏が、ゲームの進め方を丁寧に説明していた。



■クルステとスリーエス
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 使いやすさと自由度の高さに定評があるフリーのゲーム制作ツール『アクションエディター4』(⇒サイトはこちら)でゲーム開発するふたつのサークルが、それぞれの作品を出展。らくがきスタジオの『スピニンバースト』は、アクションパズルの新機軸を標榜する意欲作。アクティブ連鎖消しが好きな人はかなりハマるはず。スリーエスの『メカニカルバイオリズム』は、某メジャータイトルをオマージュした2Dスクロールアクション。軽快な操作性と練られたステージ構成が小気味良かった。


《学生チーム》

■東京工芸大学HMDチーム
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 Oculus Riftを使用した脱出ゲーム『ENCLOSED SPACE』を出展。移動や各種アクションの操作は、指先の動きを感知するモーションコトロールデバイスLeap Motionによって行う。手をデバイスの位置に合わせて固定し続けるのが辛い……など、没入感を阻害するさまざまな要素にどのように折り合いをつけるか、今後に期待。



■KTC RobLab
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 金沢工業高等専門学校グローバル情報工学科の研究室チームが開発中の『UFOsouzi』。Oculus Riftで描画された3D空間を、コントロールスティック+重心移動を感知するバランスボードによって移動できる。多少の3D酔いはあったが、、上昇/下降時にGがかかる感覚をしっかり疑似体験できたのには驚いた。



■Team.k
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GirlsConflict』は、横浜デジタルアーツ専門学校のゲームゼミナール内チームが制作する対戦型2Dアクションゲーム。ゲーム開発歴1年未満のメンバーによる野心的なゲームデザインはまだまだ改善点があるものの、“不利なプレイヤーが対戦相手のアクションゲームとしての難度を上げる”という発想はおもしろく、完成形が気になる。


《現役ゲームクリエイター》

■あるふぁ~秘密基地
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 某ゲームメーカー勤務の現役プログラマーが3人で制作した高速2Dシューティング『GalaxyFrontier』などを出展。「演出がしっかりしていて、クリアー後に達成感を味わえるものを作りたかった」とのことで、自分たちの趣味に走った作品を第三者がプレイしている姿を直に見て感慨深げだった。



■Project AGNES
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 『AGNES』は、韓国の複数のゲーム開発会社スタッフが横のつながりで結成したサークルの第1作目。シンプルなタッチゲームをクリアーすることでストーリーパートを楽しめる。メインのゲーム部分のほか、みずから行っているという日本語のローカライズの精度もユーザーテストの対象項目にしていた。