新開発の“Cherry MX RGB”スイッチを搭載したゲーミングキーボード
2014年10月15日、リンクスインターナショナルは“Corsair”(コルセア)ブランドのゲーミングデバイス新製品『Cherry MX RGB』シリーズのキーボードを発表した。発売は2014年10月下旬を予定。
今回発表したのは『Corsair Gaming K95 RGB』、『Corsair Gaming K70 RGB』、『Corsair Gaming K65 RGB』の3製品。店頭での販売価格(税込)はそれぞれ3万2180円前後、2万8800円前後、2万3200円前後の見込みで、個々のキーのバックライト設定を自由にカスタムできるのが特徴だ。
なお、プレス発表会では英語版が展示されていたが、発売されるのは日本語版となる。
Corsairはアメリカに拠点を置くPCパーツ・周辺機器メーカー。キーボードにおいては全キーにドイツ製の“Cherry MX”スイッチを採用し、5000万回の打鍵に耐えうる耐久性を備えるなど、高品質な製品を世に送り出している。
機能のみならずデザイン性も重視しており、今回の新製品では新たに開発された“Cherry MX RGB”スイッチを採用。キートップだけが光る従来製品とは異なり、キーのボディ全体が光るようになっている。より派手なエフェクトを楽しめるのだ。
キーのバックライトの点灯パターンは“Advanced Corsair Utility Engine(CUE)”でカスタムでき、すべてのキーに個別の設定を施せる。標準で多数のプロファイルが用意されているほか、自分で設定したパターンを保存し、他人と共有することも可能だ。
一般的なゲーミングキーボードでは、専用のマクロキーに特定の操作をセットできることが多い。本製品では“CUE”を使って全キーにマクロを設定可能なほか、“デュアルマクロ”機能も搭載している。これはキーを押したときにひとつ、離したときにもうひとつのマクロを実行する機能。これまで複数マクロの組み合わせで実行してきたことを、キーひとつに集約できるのだ。
さらに、“タイマー機能”も搭載。MMORPGでボスが特定の動作を行ってから10秒後をバックライトのエフェクトで知らせるなど、いろいろと応用が利きそうだ。
また、より深くゲームに没入してもらうため、プレイの状況に応じてバックライトのエフェクトを変化させる機能を開発中とのこと。たとえばFPSのプレイ中、銃撃されたらキーボードが赤く染まったら、より臨場感が高まるだろう。すでにいくつかのゲーム開発会社と協議を進めているそうだ。
複数のキーを同時に押してもきちんと認識する“Nキーロールオーバー”や打鍵時の信号の認識不良を防止する“アンチゴースト”機能などを備えており、日常使いのキーボードとしても高性能。だが、やはり注目はバックライトのカスタム性の高さ。キーの点灯パターンは非常に細かく設定できるので、個性的なデバイスを求めるオススメだ。
いろいろな使いかたが想定できそうだったので、取材の現場でスタッフさんに「キートップを全部外してクリスマスツリーに飾ったらイルミネーションとしても活用できそうですね」と提案したが、愛想笑いでスルーされた。だめか。