新進気鋭の開発メーカー“エープラス”のゲームプランナーが徳島でゲームを語る【マチ★アソビ vol.13】

2014年10月11日から12日の2日間にわたって、徳島県徳島市で開催されている“マチ★アソビ vol.13”クライマックスラン。同11日の東公園ステージでは、大阪を拠点にゲーム開発を行っているエープラスによる“20代30代40代のゲームプランナーを比べてみました”というイベントが実施された。

●世代の違いでゲーム業界の見えかたも変わる?

▲左から、山本華奈江氏、藤原一毅氏、小林敬弘氏、溝田英明氏。

2014年10月11日から12日の2日間にわたって、徳島県徳島市で開催されている“マチ★アソビ vol.13”クライマックスラン。同11日の東新町公園では、大阪を拠点にゲーム開発を行っているエープラスによる“20代30代40代のゲームプランナーを比べてみました”というイベントが実施された。

※エープラス:大阪を拠点としたゲーム開発メーカー。代表作にプレイステーション Vita用ダウンロードソフト『ダマスカスギヤ -東京始戦-』、ニンテンドー3DS用ソフト『熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』などがある。

 同イベントは、エープラスに所属するゲームプランナーから、20代、30代、40代という世代の異なるメンバーを迎え、用意された質問への回答でそれぞれの世代がどのように考えているのか、その違いを伝えていくというもの。司会を務めたのは、同社でデザイナーを務める山本華奈江氏。40代からは溝田英明氏、30代からは小林敬弘氏、20代からは藤原一毅氏が登壇。ゲーム業界で働く人たちの、素直な言葉を観客に伝えた。

 “ゲームを作るうえで楽しいと感じる点は?”という質問に、20代代表の藤原氏は、膨らんだ妄想をキレイにまとめきった仕様書ができたときがうれしいと、自身の考えをキッチリ形にできたときに喜びを感じている様子を語る。一方、30代代表の小林氏は“バランス調整”と答え、「プレイヤーがゲームを触ったときに、どこを楽しんでもらえるかを考えながら作っていくのが楽しい」とコメント。40代代表の溝田氏も、「自分の妄想した仕様書以上のものをプログラマーさんが上げてきてくれたときに、“すごいものができるぞ”という手応えを感じる」と、自身が出力した先での展開で、おもしろみを感じているようだった。また、ゲーム業界を目指す学生に向けて、“学生のあいだにやっておいたほうがいいことは?”という質問には、20代の藤原氏が“覚悟”と回答。自身も学生時代にこの業界はキツいキツいと言われ続けており、その覚悟を持ってゲーム業界に脚を踏み入れたものの、自身も想定していないような事態が起こるため、生半可な覚悟では足りないことを痛感したという経験談を披露。30代代表の小林氏は、“ゲーム”と回答し、自分の好みに関わらず流行っているゲームや売れているゲームをプレイすることで、何がユーザーに受けているかを知ることができると、その理由をコメントする。これに40代代表の溝田氏も、クライアントとの共通言語としてヒット作のイメージを伝えることもあるため、やっておいたほうがいい場面というのはある、と語る。そんな溝田氏の回答は“彼女”。ゲーム作りは苛酷な部分もあるが、開発が楽しくてのめり込んでしまうあまり、プライベートの時間を削ってしまうこともあるため、30代、40代になったころに彼女がいないということも多いとのこと。そうならないためにも、恋人を作って、恋人のことを大事にしながら、ゲーム業界に入ってきてほしいということを熱く語った。

 イベントが押していたため質問事項を大幅に削って行われたという今回のイベント。少ない質問ながらも、やはり世代間で感じているものは違う様子。どれが正解というわけではなく、それぞれの世代、その年月から感じる“必要なもの”や“おもしろさの見出しかた”があるということだろう。ゲーム業界を目指す人は、ぜひ参考にしてほしい。

 また、そんなエープラスの作品が、東新町の商店街内コルネの泉付近に設営されている同社のブースでプレイ可能。試遊できるタイトルは、プレイステーション3用ソフト『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会~オールスタースペシャル~』、ニンテンドー3DS用ソフト『6×1≠UNLIMITED?』、ニンテンドー3DS用ソフト『キルカ・ドライブ』となっている。プレイステーション Vita用ソフト『ロボドラ』も出展予定とのことだったが、10月11日(土)はトラブルによりプレイ不可能となってしまったこと。急ピッチで問題の解決に臨んでいるので、もしかしたら10月12日(日)にはプレイ可能になっているかも……? とのことだ。