狂竜ウイルスに対抗する新たな力が発覚!

 週刊ファミ通2014年10月9日増刊号(2014年9月25日発売)では、2014年10月11日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター4G』の最新情報を掲載した。G級クエストが追加され、より手強いモンスターの狩猟に挑むハンターたちを助ける力となる、新システムが明らかになった。今回は、その新システムに大きく関わる施設“狂竜ウイルス研究所”について紹介しよう。そして、『MH4』のセーブデータから引き継げる要素についても解説。現在、『MH4』をプレイしているベテランハンターの諸君は、G級に挑むための最高の環境を整えよう。

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ドンドルマに建つ研究所

 まだ発見されて日が浅い“狂竜ウイルス”。このウイルスを研究するためにドンドルマの街の街門にあるのが“狂竜ウイルス研究所”と呼ばれる施設だ。しかし、ドンドルマでは、街の復興作業のため、建設準備が少々難航している模様。ここではふたりの人物が日々研究に勤しみ、狩猟に役立つアイテムが開発されている。必ずやハンターたちの助けとなるだろう。

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研究所所長

 ドンドルマの街における、狂竜ウイルス研究の第一人者。融通が利かない頑固な老人のようだが、研究をこよなく愛する熱心な学者である。助手の能力を誰よりも高く評価している。写真を見ると、研究所を訪れたハンターに対して何らかの要求をしているようだ。研究の手助けをしてあげれば、見返りとしてアイテムがもらえるのか……?

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研究所助手

 狂竜ウイルス研究所で助手を務める、竜人族の女性。学者としての能力は、所長も評価するほどのお墨付き。しかし、だれもが呆れるほどおっとりとした彼女の性格は、ときに周囲を巻き込みひと騒動となることも……。ちなみに大のお茶好き。

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研究所で購入できるアイテム

 狂竜ウイルス研究所は、まだ建設途中ながらもハンターを助ける研究成果がいくつか挙がっている。そのひとつが、狩猟に役立つ特殊なアイテムの製造。研究所を訪れれば購入可能なようだが、非常に貴重なアイテムのため、無尽蔵に購入できるわけではない。在庫が切れたら、再入荷するまで時間がかかってしまうのだ。また、この施設で買い物をするには、ゼニーではなく旅団ポイントで取引することになる。とはいえ、どのアイテムも狩猟が楽になるものばかり。おそらく徐々に品揃えが充実していくと思われるが、ここでは現在判明している3種類のアイテムについて解説する。

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応急耳栓

 応急耳栓はその名の通り、使用するとモンスターの咆哮を防いでくれるアイテム。しかも、ディアブロスなどの咆哮(大)も防げるようだ。ただし、一度咆哮を防いだ時点で、応急耳栓は壊れてしまう。とはいえ、スキルで“耳栓”や“高級耳栓”が発動していない状況では、頼りになることは間違いない。

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生命の大粉塵

 自分を含め、同じエリア内にいる仲間全員の体力を回復する“生命の粉塵”の強化版とも言えるアイテム。生命の粉塵でもかなりの体力を回復できたが、生命の大粉塵は体力の上限付近まで回復するほどの効果がありそうだ。また、生命の粉塵とは別枠で持っていくことが可能なので、仲間を助けられる機会が増えることになる。つねに持ち歩いていれば、心強さもハンパないだろう。

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万能湯けむり玉

 『MHP 3rd』に登場したユクモ温泉。その温泉の成分を参考に開発されたのが、万能湯けむり玉だ。けむり玉のように地面に投げることで発動し、周囲に湯けむりが発生。この湯けむりに触れた者は、あらゆる状態異常が治るのだ。湯けむりが発生する時間はかなり長いようなので、一度使っておけば、状態異常攻撃を行ってくるモンスターにも強気に立ち回れるようになる!?

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狂竜ウイルスを鎮静化!?

 狂竜ウイルス研究所の成果として、狂竜ウイルスを鎮静化させる手段を発見したようだ。抗竜石と呼ばれるアイテムを使うようだが?

抗竜石とは?

 おもに狂竜化したモンスターに対して効力を発揮する特殊なアイテム。完成するまでにはまだまだ開発が必要ということなので、現段階では試作品ということだろうか? もしかしたら、複数の効果を持つような抗竜石が登場するのかもしれない。

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開発段階で判明した効果1

 抗竜石が効果を発揮しているあいだは、武器に狂竜ウイルスを鎮静化させる効果が付加される。この効果により、一度狂竜化したモンスターを、一時的に通常状態に戻すことが可能になったようだ。

開発段階で判明した効果2

 狩猟中に抗竜石が発揮する効果はさまざま。狂竜化したモンスターの攻撃によるダメージを抑えるものや、狂竜化したモンスターに与えるダメージが上昇するといった種類が、研究所で開発されている。

クエスト出発前に研究所で抗竜石を設定する!

 狩りにどの抗竜石を持っていくかは、狂竜ウイルス研究所で設定可能。どのタイプの抗竜石を使うかは、自分のプレイスタイルと相談して決めよう。なお、抗竜石はアイテムポーチの数にはカウントされない。持っていく抗竜石の設定だけ済ませれば、クエスト中に何度も使うことが可能になるぞ。

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▲さまざまな抗竜石の効果から、セットするものを選ぶ。気になるのは、携帯中の抗竜石の欄にある“1”という数字。もしかしたら、ストーリーを進めることで、複数の抗竜石を持っていくことが可能になるのだろうか……?
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抗竜石を使った狩りの流れ

 ここでは、実際に抗竜石を使って立ち回るシーンから、効果が切れるまでを連続写真で紹介する。抗竜石は効果が切れると一定時間使えなくなるが、なくなることはない。クエスト中は、一定時間経つたびに何度でも発動可能。効果時間がどの程度なのかはまだ不明だが、抗竜石の使いどころによっては、狩猟の成否に大きく影響しそうだ。とにかく使って損はないはず!

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▲砥石を使うような感覚で、抗竜石・剛撃が発動する。モンスターが狂竜化する際は動きが止まるので、その隙に抗竜石を使うのがセオリーとなるかもしれない。
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▲効果発動中は、とにかく狂竜化したモンスターを攻撃しまくる。罠アイテムなどを使って動きを封じ、一気に攻撃するという手も有効なはず。
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▲抗竜石・剛撃の効果が切れると、メッセージが表示されるようだ。この後は再使用時間まで抗竜石は発動できなくなるので、通常の状態で立ち回ることになる。

攻撃することで狂竜ウイルスを抑え込む?

 抗竜石発動中は狂竜化したモンスターを攻撃することでウイルスを一時的に抑え込み、通常状態に戻せるようになる。“抑制値”が高いほど、少ない手数で鎮静化できるのだろう。

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抗竜石・剛撃 使用シーン

 抗竜石・剛撃を使った直後、プレイヤー名の横に緑色のアイコンが現れ、効果が発動。狂竜化したモンスターに、強烈な一撃を食らわせている。相手の動きを熟知し、攻撃チャンスを見逃さない熟練ハンターならば、まさに鬼に金棒だろう。

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抗竜石・耐衝 使用シーン

 狂竜化ティガレックスが目の前に! 防御力の低いガンナーにとっては恐怖の瞬間だが、抗竜石・耐衝を使用したことである程度耐えられるようになるかもしれない。自分の残り体力次第では、攻撃を受ける覚悟で大胆な立ち回りをしてもいい?

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セーブデータの引き継ぎ方法

 『MH4』を日々プレイしてきたハンターにとって、セーブデータはまさに努力の結晶。“『MH4』のセーブデータは、ほぼ引き継ぎ可能”ということだけは明言されていたが、どの要素までが引き継がれるのか、詳細は謎に包まれていた。今回は、ついにそれらの詳細が判明したぞ。まずはセーブデータの引き継ぎ手順について、連続写真で説明。発売当日に戸惑うことがないよう、目を通しておこう。

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▲ゲームメニュー画面に、“DATA CONVERT”という項目を確認。ここを選択することで『MH4』のセーブデータ引き継ぎが開始される。初めから遊びたい場合は“NEW GAME”を選択すればいい。
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▲『MH4』のセーブデータを読み込んだ後、作成されているキャラクター名とプレイ時間が表示される。ちなみに、セーブデータを引き継いでも、『MH4』側のセーブデータは消えないので安心だ。
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▲これは引き継ぎ完了後の画面。『MH4』のときに使っていたデータの引き継ぎが成功していれば安心だ。“追加データ”は配信データのことだろうか?
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▲『MH4』から『MH4G』へ引き継ぎが完了!
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▲『MH4』からセーブデータを引き継いで『MH4G 』を始める場合は、キャラクターやオトモアイルーの見た目を、それぞれ一度だけ変更可能。性別を変えることもできるぞ。ただし、キャラクターとオトモアイルーの名前は変えられない。

気になる引き継ぎ内容は?

 引き継ぎの方法は理解できただろうか? つぎは、引き継がれる要素について解説。セーブデータを万全の状態にしておこう。

ゲーム進行について……引き継ぎ可能!

 ストーリー進行やクエスト状況など、プレイ中の内容はすべて引き継げるようだ。なお、引き継ぎの際に性別を変更した場合、各性別専用装備は、変更後の性別の専用装備に変換される。ただし、女性専用装備の“セイラーシリーズ”だけは男性専用がないので、売却されてなくなってしまう点に注意しよう。

装備品・アイテムについて……引き継ぎ可能!

 所持している武器、防具、オトモ装備、発掘装備、アイテム、マイセットは、すべて引き継がれる。防具強化状態も引き継ぐが、真鎧玉で強化した防具の強化レベルのみ、もとに戻ってしまう。ただし、強化に使用した分のゼニーや真鎧玉は戻ってくるとのことなので、使っていても損にはならないぞ。

クエスト関連について……一部引き継ぎ可能!

 『MH4』の状態を、すべて引き継ぎ可能。ただし、所持しているギルドクエスト、イベントクエスト、チャレンジクエストは引き継げない。『MH4』で配信したイベントクエスト、チャレンジクエスト、称号、ギルドカードの背景、そしてプーギーの服や竜人商人の特別な品揃えは、『MH4G』で再配信予定だ。

郵便屋さん・ギルドカード関連など……一部引き継ぎ可能!

 郵便屋さんの受信BOXに入っているクエスト、オトモアイルー、ギルドカード、そしてギルドカード3ページ目の狩人生活日記の情報は引き継げない。闘技大会の記録、拡張スライドパッドの設定、調合リストのリスト移動、定型文、装備登録、モンニャン隊の依頼状況、ブロックリストも引き継ぎ不可。これらのような細かい部分以外は、すべて引き継ぎ可能だ。また、『MH4』の総プレイ時間については称号として残り、リセットされるとのこと。

『MH4G』への準備はオーケー? やり残しリストでチェック!

 引き継ぎ内容の詳細が判明したので、『MH4G』に向けて準備しておくべきことが、より明確になったはず。そこで、発売までにぜひやっておきたいことをまとめてみた。可能な限り準備を整えて最高のスタートを切ろう!

1.ハンターランクを解放する
 G級へと挑むための段階のひとつとして、まずはハンターランクの解放が必要。解放するにはダラ・アマデュラを討伐する必要があるぞ。いまなら、同じような目的を持ったハンターが大勢いるかもしれない。集会所で募ってみよう。

2.音爆弾などをたくさん用意
 アイテムはすべて引き継げるので、閃光玉など罠アイテムをできるだけ用意しておこう。また、新フィールドの旧砂漠では、音爆弾の活躍が予想される。『MH4』では活躍の場が少なかっただけに、多く所持している人は少ないはず。

3.旅団ポイントを貯めておく
 新たな発掘装備に使うのはもちろん、今回紹介したモンスター研究所のアイテム購入でも使うことになるので、使用頻度は確実に増える。こちらも、多いほど狩猟が楽になることは間違いないので、いまのうちに貯め込んでおこう。

4.発掘装備を集めておく
 ギルドクエストは持っていけないので、もしレベルの高いギルドクエストを所持している場合は、納得のいく発掘装備を取れるまでがんばってみるのもいい。G級クエストへ挑む初期のころは、主力として十分使っていけるはずだ。


モンスターハンター4G
メーカー カプコン
対応機種 3DSニンテンドー3DS
発売日 2014年10月11日
価格 5800円 [税抜]/6264円 [税込(8%)]
ジャンル アクション / 狩り
備考 ダウンロード版は5546円[税抜](5990円[税込])、スペシャルパックは25600円[税抜](27648円[税込]) すれちがい通信対応、ダウンロードコンテンツ対応 プロデューサー:辻本良三、ディレクター:藤岡 要