10月中旬からはアメリカでも募集開始
ゲームクリエイター、故・飯野賢治氏が生前に残した“ゲームの企画書”を形にする『KAKEXUN(カケズン)』プロジェクト。本日2014年9月30日より、ベータ版クラウドファンディングを“MotionGallery”にて開始した。募集期間は12月29日までの90日間。
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『KAKEXUN(カケズン)』は、2013年2月20日に急逝した飯野賢治氏が企画・原案をしていた、四則演算を使い、ユーザー同士でそのスコアを競い合う“アクションアートSF 作品”。「世の中のすべての根拠となる“数字と計算”の魅力をゲーム化したい」という飯野氏の構想をもとに、チーフディレクターには飯田和敏氏(ゲームクリエイター、デジタルハリウッド大学教授)が就任し、制作ディレクターに佐藤直哉氏(Warp2代表取締役CEO)、音響にサウンドデザイナーの小林良穂氏、主題曲にきくお氏を迎え、ゲーム世界を現実化。
当プロジェクトは、本年3月20日より5月18日まで、アルファ版の制作資金を募り、目標金額500万円を超える548万6300円という、ゲームのクラウドファンディングとしては国内最高級の金額を達成。先日行われた東京ゲームショウ2014において、アルファ版のデモプレイを行った。今回のファンディングは、そこに物語性を与え、内容の拡充を行うべく行われるものとのこと。また、今回の募集は、先日“MotionGallery”との提携を発表したアメリカのクラウドファンディングサービス“indiegogo”においても、10月後半以降行われる予定だ。
参加者は、500円から100万円まで値段が設定されている“チケット”を購入し、配当のかわりにプロジェクトの成果やサービスを特典として提供を受けるというシステム。その特典は、飯野賢治氏本人がデザインした結婚式引出物用“ペアマグカップ”(33客限定)や、当人が着用した“高級イタリアブランドスーツ”(1着限定)また、当人が創設したゲーム制作会社・Warp時代に実現しなかった企画書などの詰め合わせセットなどほか、『KAKEXUN(カケズン)』ベータ版先行プレイ権など多岐にわたっている。