スペシャルゲストが新マップ&モードをデモプレイ!
2014年9月21日、ゲームオンは東京ゲームショウ 2014内でオンラインFPS『Alliance of Valiant Arms』(以下、AVA)の護衛部門の国際親善試合“AGC2014”を開催した。
試合開始前に今後のアップデートについての発表が行われた。本稿ではアップデートの内容を紹介し、大会リポート記事は後日公開予定だ。
発表時には日本運営プロデューサーである井上洋一郎氏のほか、声優・歌手の遠藤ゆりかさん、歌い手ユニット“ROOT FIVE”メンバーのみーちゃんさん、ニコニコ生放送の人気生主の恭一郎さんがステージに登壇。なお、ゲストは3人とも『AVA』プレイヤーである。恭一郎さんは2:00に起きて練習し、本番に合わせて仕上げてきたとのこと。
この3人だけでも豪華なのに、さらにスペシャルなゲストも登場。世界トップクラスの実力&人気を誇るプロゲーム集団“Fnatic”のチーム最高責任者・Patrik "cArn" Sättermon氏だ。また、cArn氏と親交のあるMaxJam氏(クラン“DeToNator”&“Galactic”チームマネージャー)と、cArn氏の通訳としてスポンサー企業であるEIZOの山崎氏も登壇した。
10月8日実装 護衛 新マップ Casablanca(カサブランカ)
最初に、10月8日に実装される護衛(※)新マップ“Casablanca(カサブランカ)”が発表された。立体的で入り組んだ作りのため、一部の壁をジャンプで乗り越えてルートを変更可能。
(※護衛:攻め側は戦車を目的地まで進め、守り側はそれを阻止するのが目的のモード)
両軍のリスポーン地点が近く、ポイントマン(移動速度の速い兵種)だと5~6秒ほどで敵リスポーン地点に攻め込める。そのため、絶えることなく激戦がくり広げられるマップだ。井上プロデューサーによると、やや攻め側が有利らしい。ただし、攻め側は裏を取られやすいので、丁寧なクリアリングが大切とのこと。
同時に、これまで以上に試合展開がスピーディーな“突破”ルールも導入。既存のマップも含めて、“突破”と“通常の護衛”を選択できるようになる。
【新ルール“突破”の特徴】
1.戦車の主砲が使用可能(攻め側のみ)
2.修理ゲージが累積
3.RPG-7(対戦車兵器)ボックスが開いたまま
4.リスポーンが8秒
突破ルールでは戦闘中の待ち時間が短縮され、攻め側はより戦車を進めやすく、守り側はより戦車を破壊しやすくなるようだ。戦闘不能になってもすぐに復活できるため、アグレッシブに戦える。
ここで、来場者を交えてゲストのみなさんがCasablancaを体験してみることに。1試合目は遠藤ゆりかさんチーム VS みーちゃんさんチーム。
攻め側が戦車に乗ると主砲を撃つことができる(突破ルールでは機銃は使用不可)。乗車中はRPG-7でしかダメージを受けなくなり、敵のRPG-7担当を主砲で撃退可能。主砲をぶっ放すのは爽快感バツグンだが、撃ちまくればいいというわけではない。一部の壁は主砲で壊れるため、RPG-7担当が顔を出せる場所が増えてしまうのだ。
遠藤さんサイドは即席チームとは思えないほど声を出して状況を報告しあっていたが、わずかに力及ばず、みーちゃんさんチームが勝利した。ランカー経験クランのクランマスターの名は伊達ではないと言うことか。
2戦目はcArn氏チーム VS 恭一郎さんチーム。cArn氏チームにはMaxJamさんも参戦。プレイヤーとしての第一線を退いているとはいえ、cArn氏のテクニックは見事だった。スナイパーとして6連続キルを決めるシーンもあり、ひとり倒すごとに観客を沸きあがらせる。
また、戦車の主砲が気に入ったようで、ことあるごとに乗り込んでいるのが印象的だった。一度撃つと砲弾が装填されるまで撃てない特性に気づき、砲撃するとすぐに降りて通常の銃で敵をけん制するなどテクニカルな動きを見せる。
その後もcArn氏の熟達したテクニックと恭一郎さんの軽快なトークがぶつかり合い、最終的には恭一郎さんチームに軍配が上がった。
10月22日実装 新CO-OPモード “AVA Train”
10月22日には、ふたりでコンビを組んでチャプターを進めていく新CO-OPモード “AVA Train”が実装される(ソロプレイも可能)。その名のとおり、走る列車内が舞台。出現する敵を倒しながらシナリオを進めていき、最後に待ち受けるボスを倒すのが目的だ。
5チャプター・25車両分のシナリオが展開し、登場する敵はどれもSFチック。プレイヤーは敵に捕まっていて、脱走するところからゲームがスタート。最初は近接武器の“配膳トレイ”しか持っておらず、銃器は途中で入手できる。
一定のステージをクリアするごとに攻撃力やHPをアップさせるなど、成長要素も備えている。“シナリオと育成を楽しめるモード”だと言える。
開発会社としてはガチなモードやマップだけでなく、ライトなプレイヤーでも遊びやすいモードを作りたいと考えているらしい。その答えのひとつが“突破ルール”や“AVA Train”なのだろう。これまでの『AVA』とはコンセプトが異なるだけに、実装が楽しみだ。