新システムやプレイしてわかった新要素を漏らさずお届け!

 2014年9月18日(木)〜21日(日)の4日間、千葉県・幕張メッセで開催される東京ゲームショウ 2014。日本一ソフトウェアは、ソニー・コンピュータエンタテインメントブースにて、『魔界戦記ディスガイア5』の試遊台を出展しています。今回初出展となる、本作を『ディスガイア』シリーズファンのライターである、私、ジャイアント黒田がプレイさせていただきました。というわけで、『魔界戦記ディスガイア5』(以下、『5』)のTGS試遊版のプレイリポートを、『5』からの新要素を含んだ、3つのポイントに注目してお届けします。

新システム&細かい新要素まで気になるポイント満載! 『魔界戦記ディスガイア5』TGS試遊版プレイリポート【TGS 2014】_01
新システム&細かい新要素まで気になるポイント満載! 『魔界戦記ディスガイア5』TGS試遊版プレイリポート【TGS 2014】_02

■『魔界戦記ディスガイア』とは?

 ご存知ない方のために、まずは『ディスガイア』シリーズを簡単に説明します。シリーズファンの方は、飛ばして注目ポイントからお読みください! 

 『魔界戦記ディスガイア』は、2003年1月30日にプレイステーション2で発売されたシミュレーションRPG。キャラクターのレベルを9999まで育てたり、お気に入りの武器を強化できるといった多彩なやり込み要素に加え、ひと癖もふた癖もあるキャラクターが織り成す、笑いあり、涙ありのストーリーなどで人気に火がつき、日本一ソフトウェアを代表する看板タイトルに成長しました。

 シリーズ最新作にあたる『5』は、プレイステーション4(以下、PS4)の独占タイトルとして、2015年春に発売予定。“復讐と叛逆”、“魔王集結”をテーマに、主人公の青年悪魔・キリアと、“ロスト”を率いる極悪非道の魔帝“ヴォイドダーク”の戦いを描きます。また、ハードがPS4になったことにより、マップに表示されるユニットの数がこれまで以上に増えているなど、性能面もパワーアップ。新たな『ディスガイア』が体験できます!

注目ポイント1 新要素の“リベンジモード”と“魔奥義”

 TGS試遊版では、『5』のテーマである“復讐と叛逆”と“魔王集結”を体現した新要素、“リベンジシステム”、“魔奥義”が早くもプレイできます! “リベンジモード”は、一定時間キャラクターがパワーアップする新システム。敵から攻撃を受けたりするとゲージが溜まっていき、最大まで溜まるとリベンジモードが発動。リベンジモード中はステータスがアップするうえ、キリアやウサリアといった一部のキャラクターは、“魔奥義”が使用可能になります。

 魔奥義は、リベンジモード中に一度だけ使える強力なスキル。キリアの魔奥義“暴虐のレベリオ”は、発動すると1ターンのあいだ、能力が50%アップし、追加で2回行動できるというもの。また、ウサリアの“激昂のムルムル”は、発動時に全体攻撃を行い、3ターンのあいだ、距離を無視して支援攻撃を行うという効果がありました。

 リベンジモードや魔奥義は頻繁に使えないものの、不利な状況を覆す切り札として頼りになりそう。ただし、リベンジモードは敵も発動させるので要注意! ゲージが溜まりそうな敵を優先的に倒すなど、何かしらの対策を講じる必要がありそうです。

 ちなみに、TGS試遊版では初級魔界、中級魔界、上級魔界の3つの難度が用意されていますが、ふたつの新システムを手軽に発動させたいなら、初級魔界でプレイするのがオススメ! キリアやウサリア、そのほかのキャラクターを敵の近くに配置し、攻撃を行わずにターンエンドをしているだけでゲージがグングン溜まっていくので、簡単にリベンジモードが発動します。初級魔界の敵は圧倒的に弱く、やられる心配はありません。新システムの力を思う存分堪能してください!

注目ポイント2 『5』から新たに登場するキャラクター

 今回の試遊版は、メインキャラクターのキリアとウサリアのほかに、7人の人型キャラクターと7種の魔物型キャラクターを操作できます。戦士や魔法使い、プリニーといったおなじみのメンバーの中には、“メイド”や“ピクシー”など、見慣れない名前と容姿を持つキャラクターの姿も! ピクシーはキャラクター固有の特殊技が用意されているので、ぜひお試しあれ。

 また、『5』はステータスなどのメニュー画面が一新されているのもポイント。キャラクターのステータス画面では、リベンジモードのゲージが追加されたほか、下記にまとめたような気になる項目がありました。

1:“所属部隊”や“部隊情報”の項目が増えている
2:“メイン武器”と“サブ武器”のふたつの武器を装備できるようになっている
3:ウェポンマスタリーに“本”がなくなり、“盾”(?)が増えている
4:魔物型キャラクターにもウェポンマスタリーが追加されている

 これらのうち、試遊版をプレイしてわかったのは、“『5』では武器がふたつ装備できる=特殊技もふたつの系統のものが使用できる”ということ。たとえば、キリアはメイン武器に拳、サブ武器に剣を装備していて、戦闘中はキャラクターの固有技に加え、拳と剣の特殊技が使用できました。攻撃の幅がグッと広がりそうですが、残念ながら詳細なシステムは不明。試遊版をプレイしながら、続報に期待しましょう!

注目ポイント3 ますます美しくなったグラフィック

 最後に、日本一ソフトウェアのお家芸であるドット絵のグラフィックについて。『魔界戦記ディスガイア4』のときに美しさに磨きがかかりましたが、本作ではグラフィックがますます美麗で、滑らかになっていると感じました。

 とくにお気に入りなのが、ウサリアが移動するシーン。大きな黄色いプリニーが歩くのかと思いきや、球体になった黄色いプリニーを玉乗りの要領で動かして移動します。ウサリアが一生懸命(?)玉乗りをしている姿はとってもキュートなので、拠点を探索するときにじっくり観察してみてください。移動中、目を回している黄色いプリニーの姿も愛らしいですよ。

 それと、ウサリアが立ち止まっているとき、“たぷん、たぷん”と上下にバウンドするのもミソ。黄色いプリニーの乗り心地のよさが伝わってくる芸の細かさに脱帽しました。そうそう、“たぷん、たぷん”と言えば、忘れてはいけないのが、メインキャラクターのセラフィーヌです。彼女は、歩くだけで揺れそうなナイスバディの持ち主。揺れるのか、それとも揺れないのか。日本一ソフトウェアさんのがんばり(?)に期待しつつ、本作の発売を楽しみに待ちたいと思います!

新システム&細かい新要素まで気になるポイント満載! 『魔界戦記ディスガイア5』TGS試遊版プレイリポート【TGS 2014】_03

魔界戦記ディスガイア5
メーカー 日本一ソフトウェア
対応機種 PS4プレイステーション4
発売日 2015年春
価格 7200円 [税抜]/7776円 [税込(8%)]