“パチリス”が大活躍した名場面も紹介
2014年8月15日~17日、ポケモンのゲームとカードゲームの世界大会“ポケモンワールドチャンピオンシップス2014”が、アメリカのワシントン D.C.にて開催された。ここでは、その激戦の様子と、それぞれの部門での世界チャンピオンを紹介する。
“ポケモンワールドチャンピオンシップス2014”では、30カ国以上から厳しい予選を勝ち抜いた679人の選手が世界一の座をかけて激闘をくり広げた。日本からもたくさんの選手が参加して活躍し、ポケモンのゲーム、カードゲームの両方で、日本人のチャンピオンが誕生した。
■会場の様子
■各カテゴリーチャンピオンのご紹介
◆ゲーム部門
◆カードゲーム部門
■世界一をかける大会にふさわしい、名場面をご紹介!
◆ゲーム部門:なんと“パチリス”が大活躍! かわいらしいルックスから放つ存在感がすごい!
ゲームのマスターディビジョン、優勝者Se Jun Park選手(韓国)が使っていたポケモンの中で、大注目を集めていたのが“パチリス”。ガブリアス、ガルーラ、クチートなど、バトルで強いと言われているおなじみのポケモンが勢ぞろいするなか、Se Jun Park選手が“パチリス”を繰り出すと、会場は大歓声に包まれた。そして、決勝戦でも“パチリス”が要所要所で活躍し、みごとチャンピオンの座を勝ち取った。
◆Se Jun Park選手の“パチリス”の戦略、ここがすごい!
技“このゆびとまれ”を使ったサポートが光る戦略。この技を使うと、自分のもう1匹のポケモンに向けられた攻撃をすべてパチリスに引きつけることができる。決勝戦では、ガブリアスが弱点の技を受けそうになったが、パチリスの“このゆびとまれ”で窮地をしのいでいたぞ!
また、パチリスは、でんきタイプの技を受けるとダメージや効果がなくなり、最大HPの1/4を回復する隠れ特性“ちくでん”を持つので、相手のでんきタイプの攻撃を利用し、有利な状況に持っていく試合もあったぞ。さらに、サポートだけでなく、“いかりのまえば”で相手のポケモンのHPを一気に半分にするなど、攻撃面での活躍もあった。
◆決勝戦に残っていたプレイヤーの手持ちポケモン
熱い決勝戦を繰り広げたSe Jun Park選手とJeudy Azzarelli選手が手持ちに入れていたのは、この6匹! この中から4匹を選んで決勝戦を戦った。
・Se Jun Park選手の手持ちポケモン
パチリス
ゴチルゼル
サーナイト
ギャラドス
ファイアロー
ガブリアス
・ Jeudy Azzarelli選手の手持ちポケモン
バンギラス
リザードン
ボーマンダ
ガブリアス
ルカリオ
ロトム(カットロトム)
◆カードゲーム部門:日本人のプレイヤーが世界を席巻! トップ4を日本人選手が独占!
なんと、カードゲーム部門のジュニアディヴィジョンは準決勝・決勝とも日本人同士の対決となり、1位~4位までを日本人が独占する結果になった。
ジュニア1位:こばやし はると選手
ジュニア2位:おぐに たかし選手
ジュニア3位:おおむら ひとし選手
ジュニア4位:かいざき ゆい選手
◆日本人同士の熱い対決! ジュニアディヴィジョン決勝戦!
優勝したこばやし選手のデッキは、キュレム[プラズマ団]+ボルトロスEX[プラズマ団]+デオキシスEX[プラズマ団]+ラティアスEXのデッキ。対するおぐに選手は、ダークライEX+イベルタルEX+ミュウツーEX+ダストダスのデッキ。
◆ここがポイント!
優勝したこばやし選手のデッキで注目のカードは、キュレム[プラズマ団]。2つの強力なワザをもち、ワザ“ブリザードバーン”は驚異の120ダメージ。デオキシスEX[プラズマ団]や“ちからのハチマキ”で強化すれば、ポケモンEXも一撃で倒せる。ポケモンEXではないので、きぜつしても相手に取られるサイドは1枚だけ。
対する、2位のおぐに選手の注目カードは、イベルタルEX。相手と自分のバトルポケモンについているエネルギーが多いほどダメージが大きくなるワザ“イビルボール”で、相手に大ダメージを与えていた。どのプレイヤーも、カード1枚1枚の強さを最大限に引き出し、相手より1手2手先の流れを読んで勝ち抜いていたぞ!
※プレイヤーのデッキの内容は、コチラ(英語表記)でもご覧いただけます。
※ポケモンのゲームとカードゲームの世界大会“ポケモンワールドチャンピオンシップス2014”について、詳しくはコチラの公式サイトをご覧ください。