ゲームエンジンUnityの日本版公式サイトで、Blizzard Entertainmentのオンラインカードゲーム『Hearthstone』の裏側を明かす記事が公開中。

●iPhone版やAndroid版は年内を予定

▲一般的なカードゲームのルールが細かくてめんどくさい人でさえも遊びやすいというのは同意。

 ゲームエンジン“Unity”公式サイトで公開されている、Unity採用タイトルの開発の裏側を明かすシリーズ“Game Profiles”で、『Hearthstone』(ハースストーン)など5タイトルの情報が日本語で公開された。

 『Hearthstone』は、Blizzard EntertainmentがPC/Mac/iPadで展開中のオンラインカードゲーム。基本プレイ無料で、一般的なカードゲームと比較してシンプルなルール構成を指向するとともに、スピーディーな試合進行により、幅広い人が気軽に楽しめるタイトルとなっている。

 しかし取材に答えているプロダクションディレクターのJason Chayes氏によると、当初は外部だけでなく、内部のスタッフからも疑問を呈す声があったとか。しかも本作は、カードゲームというだけでもチャレンジなのに、スタジオにとって初のF2P&モバイル対応をしたゲームでもある。
 記事ではそういった状況の中で、「どんなゲームであれ、我々が手がけた作品は、最高のエンターテイメントでなければならない。これまでそうであったように、素晴らしくて、壮大で、魅力一杯の作品でなくてはいけない」というスタジオの方針を実現すべく、15人ほどの小規模なチームがどう開発を進めていったかが明かされている。

 Unityを採用したことのメリットとしては、ゲームを実際に動かしてみてチェックするイテレーション(反復)サイクルの短縮が挙げられているほか、開発にあたっては有名AssetのPlayMakerを採用し、アートチームが直接スクリプトイベントを弄れるようにしたとか。また、大規模な開発コミュニティがもたらすサポート記事の充実についても、大きな問題なく使い続けられた理由として触れられている。

 モバイル対応について、開発終盤に展開が検討されるようになったとされているのも興味深いところ。マルチプラットフォームエンジンであることから移植もスムーズで、モバイル移植に関わったスタッフは4・5人ほどだとか。文中では、すでに予告されているiPhone版やAndroid版の登場は年内にリリース予定としている。