作品募集は8月1日より順次スタート
KADOKAWA・エンターブレインブランドカンパニーは、小説、コミックなどのエンターテイメント作品を募集する新人賞“エンターブレインえんため大賞”(以下、“えんため大賞”)について、第17回の開催より新規に3部門を開設し、既存部門も大幅にリニューアルして実施することを発表した。作品募集は2014年8月1日から、部門ごとに順次開始される。
※“エンターブレインえんため大賞”公式サイトはこちら
“えんため大賞”は、小説・コミックを中心に新人作家の発掘を目的とする新人賞で、1998年の設立以来、多数の受賞者がプロデビューし、エンターブレインの各誌・各レーベルにて活躍している。『バカとテストと召喚獣』、『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』(いずれもファミ通文庫よりデビュー)をはじめ、アニメ化やコミカライズなどメディアミックス展開されるヒット作も数多く誕生している新人作家の登竜門だ。
第17回目となる今回より募集部門が拡大され、幅広いジャンルにおける優れたクリエイターの発掘に取り組み、“エンターブレインえんため大賞は、あなたの覚悟を、受けて立ちます。”というキャッチコピーで展開される。
従来の小説部門(ファミ通文庫部門に改名)、ガールズノベルズ部門(ビーズログ文庫部門に改名)、ガールズコミック部門(ガールズコミック部門とBLコミック部門のふたつに分割)に加え、ゲーム実況部門、ゲームエッセイ部門、コミカライズ部門の3部門が新設され、時代のニーズに即応した新人賞としてパワーアップ。このようにさまざまなジャンルを扱う総合的なエンターテイメント系新人賞の開催は、業界初とのことだ。また、今夏以降、新規に1部門が追加される予定。
近年、ニコニコ動画、YouTube、Webサイトなどのインターネットを通じて、音楽や映像、ブログ、動画配信といった優れたコンテンツが個人から発信され人気を博している。エンターブレインではこれらのUGC(User-Generated Content、ユーザー作成コンテンツ)にいち早く注目し、『まおゆう魔王勇者』、『ログ・ホライズン』、『カゲロウデイズ』といったネットから生まれた人気作品、ニコニコ動画の“歌い手”や“実況主”をフィーチャーしたムックなどを多数刊行。“えんため大賞”では、このような新しいメディアで創作されたコンテンツを募集し、優秀なクリエイターには作家デビュー、動画配信番組への出演起用など、活躍の場を提供していくという。
■“第17回 エンターブレインえんため大賞”募集部門
◆ライトノベル ファミ通文庫部門(小説部門から名称変更)
SF、ホラー、ファンタジー、ギャグ、伝奇、恋愛、学園ものなどなど、ジャンルを問わず、ファミ通文庫で出版可能な10代男子向けライトノベル作品を募集。大賞・優秀賞受賞者はファミ通文庫よりデビュー。最終候補者にも担当編集がついてデビューに向けてアドバイス。
<リニューアルポイント>
第17回より応募要綱を見直し、ネット時代に適応するべくWeb投稿システムを導入いたしました。
◆ライトノベル ビーズログ文庫部門(ガールズノベルズ部門から名称変更)
女の子がドキドキするような、胸がきゅんとなる、ビーズログ文庫で出版可能な女性向けエンターテイメント小説を募集。大賞・優秀賞受賞者はビーズログ文庫よりデビュー。最終候補者にも担当編集がついてデビューに向けてアドバイス。
<リニューアルポイント>
第17回より応募要綱を見直し、ネット時代に適応するべくWeb投稿システムを導入いたしました。
◆ガールズコミック部門
B's-LOG COMICSレーベルから出版可能な、オリジナルのコミック作品を募集。コミック、ノベル、ゲーム、アニメ、声優、同人誌、動画サイトなどが好きな、10代~30代の女性がターゲットです。大賞・優秀賞受賞者は月刊誌“B's-LOG COMIC”でデビュー。最終候補者にも担当編集がついてデビューに向けてアドバイス。
<リニューアルポイント>
BLコミック部門と分けたことによりジャンルを細分化し、応募者が描きたいものを目指しやすくしました。
◆BLコミック部門(ガールズコミック部門から分化)
B's-LOVEY COMICSレーベルから出版可能な、オリジナルのボーイズラブコミック作品を募集。大賞・優秀賞受賞者は電子書籍“B's-LOVEY recottia”でデビュー。最終候補者にも担当編集がついてデビューに向けてアドバイス。
<ポイント>
ボーイズラブというジャンルに特化することによって、より応募者の嗜好性が活かせるようになります。
◆ゲーム実況部門(新設部門)
2014年に発売、またはサービス提供中のゲームに関するオリジナル動画をエントリー。受賞者はファミ通各メディアなどで露出するほか、ファミ通が運営する動画配信番組に出演起用を予定。
<ポイント>
選考は“再生数”、“イイね数”を参考にしつつ、“選考委員の選別”によって決定。選考委員は、“週刊ファミ通”編集長・林克彦のほか、池田克明氏(青二プロダクション執行役員・営業制作部部長)、吉田尚記氏(ニッポン放送アナウンサー)、アメリカザリガニ(松竹芸能所属)を予定。
◆ゲームエッセイ部門(新設部門)
エンターブレインのゲームメディア各媒体にて連載、またはコンテンツとして商品・製品化が可能なすべての作品を募集。エッセイ、評論、ブログ、マンガなど形式は問いません。題材となるゲームは、家庭用ゲーム機、スマートフォン向けアプリ、アーケード、PCブラウザゲームなど、オールカテゴリーを対象。
<ポイント>
受賞作品/受賞者は、各編集部にて連載化や商品・製品化に向けてアドバイスやブラッシュアップを行なうため、本気でゲームライターを目指せます。
◆コミカライズ部門(新設部門)
エンターブレインから刊行、発売、配信されている、ゲームメディア、ノベルなどのコンテンツを題材としたコミカライズ作品を募集(別途課題作品を指定)。受賞者には担当編集がつき、“ファミ通コミッククリア”及び“B's-LOG COMIC”でのコミカライズ、アンソロジーコミック掲載に向けてアドバイス、ブラッシュアップを行う。
<ポイント>
エンターブレインとしてコンテンツの成長に欠かせないコミカライズ事業を促進するため、コミカライズに特化した賞を設けました。
このほか、夏以降に新機軸となる部門を開設する予定です。
■“第17回 エンターブレインえんため大賞”概要
◆主催:KADOKAWA エンターブレイン ブランドカンパニー
◆後援・協賛:学校法人 東放学園
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※8月1日オープンの公式サイトはこちら