姿勢が臨場感アップにもたらす効果とは?
2014年6月10日~12日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて世界最大のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2014が開催。開催初日にあたる2014年6月10日に、ソニー・コンピュータエンタテインメントブースで、Project Morpheusのデモを体験する機会を得た。Project Morpheusといえば、先ごろ行われたGDC(ゲーム・デベロッパー・カンファレンス)2014で発表された、バーチャルリアリティーシステム(⇒関連記事はこちら)。業界での注目度も極めて高いProject Morpheusではあるが、プロトタイプということもあり今回のE3では大々的な出展というわけではなく、クローズドスペースでの関係者のみの体験となった。
試遊できたデモは、2種類。『モーフィアス キャッスル デモ』と『STREET LUGE』。『モーフィアス キャッスル デモ』は、中世の城を舞台に、プレイヤーが剣を振るったり、弓を射たり、ドラゴンと戦ったり……が楽しめるアクション。自分の手元をまじまじと見るとちゃんと籠手が描写されているのを見るだけで、「おお!」と感動してしまうから不思議。
一方の『STREET LUGE』は、いままでのProject Morpheusのデモにはない新しい体験。要はリュージュよろしく峠道を滑走していくというものだが、腹ばいになっての姿勢がユニーク。操作は首を左右に振ることで方向を決定するシンプルなものだが、取っている姿勢と相まって、臨場感は抜群。振り仰ぐとしっかりと空があり、ついつい空の青さに見とれてコースから脱線しそうになることもしばしば。さらにProject Morpheusの可能性を感じさせてくれるデモだった。
(取材・文 編集部/F)