シリーズ初の格闘ゲーム、ついにロケテストスタート!
2014年5月9日(金)、東京・秋葉原の“セガ 秋葉原 1号館”にて、セガのアーケード用格闘ゲーム『BLADE ARCUS from Shining(ブレードアークス フロム シャイニング)』(2014年稼動予定。以下、『ブレードアークス』)のロケーションテストがスタートした。2014年5月11日(日)までの3日間開催される。
本作はタッグ制を採用しており、プレイヤーは好きなキャラクターを選んでタッグを組ませることができる。ロケテストで使用可能なキャラクターは、リュウガ、パイロン、レイジ、サクヤ、シャオメイ、アルティナの6人。2ラウンド先取制で、ラウンドが終わる度に、つぎのラウンドでメインで操作するキャラクターを選べる。
開催初日となる本日は平日にも関わらず、開店と同時にファンが訪れ、気になるキャラクターを選び、新作格闘ゲームの感触を確かめていた。詳細なプレイリポートは後ほどお届けするので、お楽しみに!
■ロケテストで使用可能なキャラクター
■ロケテスト注意事項
ロケーションテスト中、対戦時は最大5連勝、CPU戦は5ステージでプレイが終了する制限があります。
※上記内容は、予告なく変更・終了となる場合が御座いますので、予めご了承下さい。
※BLADE ARCUS from Shiningのプレイには、プレイ料金がかかります。
※ロケーションテスト実施にあたり、店舗への直接のお問い合わせはご遠慮頂くようお願い申し上げます。
澤田プロデューサーにインタビュー!
――『ブレードアークス』のロケテストを迎えた、いまのお気持ちを教えてください。
澤田 『シャイニング』シリーズは長く家庭用ハードで展開してきたタイトルです。業務用でも、『シャイニング・フォース クロスエクレシア』を展開してはいるのですが、まさか対戦格闘ゲームになるとは……皆さん驚かれたと思います。2月に発表したときに反響があり、我々も驚いています。開発はたいへんなのですが、ようやくロケテにたどりつくことができました。「自分がロケテストを実施する立場になるのか」と、新鮮な気分ですね。皆さんにいろいろな意見をいただいて、よりおもしろい格闘ゲームにしていきたいな、と思います。
――なぜ、Tonyさんが参加されている『シャイニング』シリーズを格闘ゲームにしようと考えたのですか?
澤田 『ブレードアークス』の開発を担当しているのは、『シャイニング・ハーツ』を作ったスタジオ最前線なのですが、スタジオ最前線には、家庭用格闘ゲーム、『ガーディアンヒーローズ』に携わったスタッフがいて、ずっと「格闘ゲームを作りたい」と言われていたんですよ。とはいえ、「いきなり家庭用で格闘ゲームを出すのは、なかなか難しい」と思っていたのですが、セガ内で「オールネットプラスマルチ(セガが提供している、アーケードゲームの配信サービス)を盛り上げるために、『シャイニング』をアーケードの格闘ゲームにしてはどうか?」という案が出て。その案に乗っかって、家庭用の『シャイニング』のこともわかっているスタジオ最前線のスタッフに、格闘ゲームを作っていた経験を活かして、開発してもらうことにしました。僕自身、もともと格闘ゲームが好きで、ガチな『ストリートファイターII』世代なんです。当時はゲーセンで対戦しまくっていた世代なので。とくに2Dの格闘が好きでした。自分たちが作ってきたキャラクターを、自分で動かせて戦えるというのは、素直にうれしいですね。
――タッグ制にした意図は?
澤田 家庭用の『シャイニング』は、パートナーを選んで、コンビネーションで技を出したりする要素がありますので、その特徴を活かしたいと思いました。“好きなキャラクターをふたり選ぶ”ということをコンセプトにしています。遊んでいただければわかりますが、パートナーキャラクターにはいろいろな技を出させることができますので、パートナーの使いかたが重要になってきます。
――『ブレードアークス』で初登場するキャラクターがふたりいますね。
澤田 リュウガとパイロンは、格闘ゲームということで、中華風にしました。Tonyさんもセクシーにデザインしてくれて、いいキャラクターになったなと思います。ふたりとも、対空、飛び道具、移動攻撃がある、格闘ゲームファンには操作しやすい性能になっています。主人公ポジションなので。リュウガは、シリーズでは初めてのダークヒーロー的なキャラクターにしています。
――本作は、どのようなプレイヤーをターゲットにしているのですか?
澤田 じつは、シリーズファンというよりは、骨太の格闘ゲームファンの方に向けて作っています。差し合いのあるゲーム性にしたいなと。キャラクターによっては、浮かせてコンボを決めて楽しむ遊びを入れていますが。レイジは、一発当たったら追加入力で連携したりするので、初心者には難しいかもしれませんが、格闘ゲームファンには馴染みやすいのかなと。キャラクターごとに、いろいろな格闘の要素を入れているんですよ。
――最近の格闘ゲームは、初心者向けの要素をかなり入れているように思いますが、『ブレードアークス』はコマンドが骨太ですよね。
澤田 スタッフ内でも、いわゆる“昇龍拳”コマンドを入れるかどうか、日夜議論になっていました(笑)。ライトなユーザーには入力が難しいだろう、と。ですが、いまのところは、格闘ゲームファンが楽しめるようなコマンドにしていくつもりです。スタッフは、「ガチで新作の格闘ゲームを!」という気持ちで作っていますから。
――システムの肝になるポイント、勝敗を分けるポイントはどこでしょうか?
澤田 やはり、パートナーキャラクターの使いかたですね。すごく重要になってきます。アルティナは弓を使うキャラクターなのですが、相手に近付かれると辛いので、パートナーを使って相手をけん制しながら戦うのがコツです。サポートリンクゲージは4つにわかれていますが、パートナーを呼び出すときは自分が攻撃可能なときはひとつ、ガード中はふたつ、自分がダメージを受けているときは全部消費します。状況に応じて、ゲージをどう使うか? という判断が肝になってくると思います。
――最終的に、キャラクターは何人登場するのですか?
澤田 まだ厳密には言えないのですが、10人以上はいます。人気のあるキャラクターが、けっこう出てきますよ。
――レイジ、サクヤ、シャオメイ、アルティナは『シャイニング・ブレイド』に登場したキャラクターですが(※シャオメイは、『シャイニング・ブレイド』ではリンリンという名前で登場)、ほかの作品のキャラクターが登場することもありますか?
澤田 あります。『シャイニング・ブレイド』に登場しなかったキャラクターも、ちょっと出てきますね。格闘ゲームに登場させたらおもしろいんじゃないか? というキャラクターとか。
――Tonyさんの描くキャラクターがそのまま落し込まれている、という印象を受けますが、細身のキャラクターを格闘ゲームに落とし込むのは難しかったのでは?
澤田 キャラクターのボディバランスの調整は、何度もやり直していますね。2D格闘にしては、キャラクターがちょっと大きめだと思うんですが、それも試行錯誤した結果です。キャラクターのダイナミックな動きを楽しめるようにしました。巨漢のキャラクターなども入れたいのですが、そもそもシリーズにいなかったりしますので……。
――家庭用に移植する予定はありますか?
澤田 まずはアーケードでがんばりたいので、家庭用のことはまだ考えていませんね。
――最後に、ひと言お願いします。
澤田 『シャイニング』シリーズのキャラクターが登場するゲームなので、シリーズファンの皆さんに楽しんでもらえるとは思うのですが、アーケード用のしっかりした格闘ゲームとして作っていますので、格闘ゲームに興味がある方は、一度触ってみてください。皆さんからいただいた意見を反映して、いいゲームにしていきたいと思います。
『ブレードアークス』の主題歌は、保志総一朗さんが歌う「Brave Heart ~輝きの彼方へ~」!
『ブレードアークス』の主題歌が、レイジ役の保志総一朗さんが歌う「Brave Heart ~輝きの彼方へ~」に決定したことが明らかに。
「Brave Heart ~輝きの彼方へ~」は、2014年5月30日(金)にキングレコードより発売予定の保志さんの2ndミニアルバム「LITTLE WORLD」に収録される新曲。2004年にリリースされた『シャイニング・ティアーズ』の主題歌を保志さんが担当してから10周年の記念すべき年に、保志さんみずからが『シャイニング』シリーズへの熱い想いをこめて書き上げたとのことだ。
「LITTLE WORLD」商品概要
保志 総一朗
2014年5月30日(金)発売予定
2300円[税抜]
※初回製造分のみスリーブケース付きデジパック仕様