新コースでアツいレースが展開！
2014年4月27日に幕張メッセで開催された“ニコニコ超会議3”の超ゲームエリア・超ファイヤーステージにて、任天堂から5月29日に発売予定のWii U用ソフト『マリオカート8』の実況プレイイベント“マリオカート8やってみた”が開催された。
この“マリオカート8やってみた”の司会は、お笑いコンビ“アメリカザリガニ”の柳原哲也さんと、『マリオカート8』のプロデューサー・紺野秀樹氏。実際にゲームをプレイするのは、声優の明坂聡美さん、元レーシングドライバーの土屋圭市氏、プロ将棋棋士の佐々木慎六段、自衛官のヤナガワ氏の計4名だ。
今回のステージでは、ヤナガワ氏と佐々木六段、土屋氏と明坂さんがそれぞれレースに挑み、その勝者どうしが1位を争うトーナメント形式でゲームがスタート。
最初のレースは、ヤナガワ氏と佐々木六段が激突。佐々木六段は「自分は『マリオカート』初心者なので、とりあえずスタンダードにマリオで！」と、キャラクターはマリオを選択。
対するヤナガワ氏は、「服が緑なのでルイージでいきます」と、着ている迷彩服の色に合わせたキャラクターチョイス。
キャラクター選択が終わると、つぎはコースの選択に移る。本作から登場する新コース“マリオカートスタジアム”か、リメイク収録される“ドーナツへいや3”のふたつから、ネットユーザーの投票により採決された。投票結果は78％対22％で、新コース“マリオカートスタジアム”に決定。
いざレースがスタートすると、ふたりとも見事なスタートダッシュを決め、出だしは好調といった感じだ。佐々木六段は、新アイテム“パックンフラワー”を駆使し、ほかのキャラクターやアイテムをパクパク食べていくが、惜しくもヤナガワ氏に敗北。悔しそうな苦笑いを見せた。勝利したヤナガワ氏も、「アイテムがうまく取れなかったなぁ……」と後悔の残る様子だった。
2試合目は、土屋さんと明坂さんが対戦。レーシングドライバー現役時代“ドリフトキング”の通り名をほしいままにしていた土屋さんは、「ドリフトしていきたいですね！」と、やはりそのドライビングスタイルはぶれていないようだ。キャラクターはデイジーを選択。
一方、「『マリオカート』は昔からやっていました。勝てると思います」と自信満々の明坂さんは、キノピコを選択した。
コースは、“マリオカートスタジアム”か過去作のリメイクコース“ピーチサーキット”の二択で、今回は来場客の挙手によって採決が行われた。結果は圧倒的多数で“ピーチサーキット”に決定。新コースである“マリオカートスタジアム”が選ばれなかったことに、紺野氏はちょっぴり苦笑い。
レースは、CPUの放った雷でふたりともキャラクターが縮小化するという事態が二度あったり、土屋氏が果敢にドリフトに挑戦するなど、とても見ごたえのあるユニークな試合展開に。それでも徐々に差は開いていき、最終的には明坂さんが先にFINISH！ 両手を掲げて喜びを爆発させた。さすがは経験者。
敗北した土屋氏は「おかしいなぁ……（笑）」と首をかしげた。
3試合目は、それぞれの試合で負けてしまった佐々木六段と土屋氏による3位決定戦。コースは、新コースの“ウォーターパーク”とリメイクコースの“プクプクビーチ”のふたつから、ネットユーザーの投票によって決められた。結果、84.2％対15.8％で“ウォーターパーク”に決定。
このコースは、途中途中で水の中を突っ切っていくことになる。佐々木六段はすばらしいスタートダッシュを見せ、序盤は好調にレースを進めるが、逆走してしまうといったトラブルに見舞われ大幅にタイムロス。土屋氏に逆転敗北を喫してしまう。
4試合目はヤナガワ氏と明坂さんによる決勝戦。ヤナガワ氏はあくまで緑色にこだわりべビィルイージを、明坂さんも前回同様キノピコを選択。
新コースの“ヘイホーこうざん”とリメイクコース“キノピオハイウェイ”のふたつから、来場者による多数決によって“ヘイホーこうざん”が選ばれ、いざレーススタート。
今回はふたりともスタートダッシュに失敗し、さらに各所でミスが目立ち、司会の柳原さんから「果たしてこれが決勝戦と言えるのか！」と呆れられてしまうひと幕も……。それからは、明坂さんが何度もコースアウトを重ねてしまい、徐々にヤナガワ氏優勢に。最後はまさかの周回遅れで明坂さんが敗北してしまう。優勝はヤナガワ氏に決定。
明坂さんは「まさかあんなに落下するとは……」と悔しさをにじませた。
全試合が終了すると、最後に紺野氏が全国のユーザーにメッセージを発信し、“マリオカート８やってみた”は幕を閉じた。「来場者の皆様、ネットユーザーの皆様、本日はありがとうございました。『マリオカート8』はもうすぐで発売です。ぜひ楽しんでください！」
（取材・文 編集部/ボイス塩宮）
