『『魔法少女大戦 ZANBATSU』配信開始! アニメの話題など盛りだくさんのイベントに
2014年3月29日、東京・新橋ヤクルトホールにて PS Vita用ダウンロードソフト『魔法少女大戦 ZANBATSU』 の公開イベント“GALAT PRESENTS 魔法少女大戦 ZANBATSU キックオフミーティング with スパルタンMX”が開催された。
このイベントは、ガラットが初めて手がける家庭用ゲーム『魔法少女大戦 ZANBATSU』の配信開始を記念して催されたもの。ゲームに登場する出演声優を招いてのトークショーや主題歌ライブ、4月8日よりオンエアとなるTVアニメなど、たくさんの情報が発表となり、来場者は大いに盛り上がった。ここからは、その模様をお届けしていこう。
PS Vita用『魔法少女大戦 ZANBATSU』は、基本無料で楽しめるアクションゲーム。プレイヤーは主人公・榊 天音(さかき あまね)を操作して、魔法少女たちと協力して戦ってケガレを払っていく。都道府県ごとにいる魔法少女とコミュニケーションを深めていくもの大事な要素だ。現状ではまだすべての要素は実装されていないが、4月下旬以降のアップデートより魔法少女がふたりづつ増えていき、最終的には47人の魔法少女が登場することになるという。
つぎに行われたのは、魔法少女を演じる出演声優たちによるトークショー。池澤春菜さん、荒川美穂さん、村川梨衣さん、藤井ゆきよさん、高森奈津美さん、小松未可子さん、秦 佐和子さんが登場すると、ステージ上はドッと華やいだ雰囲気に。都道府県にゆかりのある声優が魔法少女としてキャスティングされたこともあり、「仙台にある実家と電話をして方言をチェックした」(荒川さん)、「“ちゅうこん”という語尾がかわいくないと言う風潮を払拭したい。それと富士山は山梨のものです!」(高森さん)といった地元愛にあふれるトークが続出。
ギリシャ生まれの池澤さんは、その様子を「うらやましい!」と語りつつ、「主人公の天音はあまりしゃべらないキャラなので、無言の演技がたいへんだった」「47人分のリアクションがあるので、まだすべての収録は終わっていない」といった、本作ならではの苦労話を披露していた。
続いては、4月8日よりオンエアとなるTVアニメ『魔法少女大戦』の上映コーナー(4月8日よりTOKYO MXにて毎週火・水曜日21:55~、BS11にて毎週木曜23:54~)。GAINAXが制作するこのアニメは、5分間のショートアニメだが数話でひとつのエピソードとなっているとのこと。
イベントでは、宮城県の魔法少女・青葉鳴子が活躍する、エピソード1~3をまとめて上映。できあがったのが当日のお昼というできたてホヤホヤの映像は、全国の魔法少女たちがマガヅヒと戦う姿がコメディタッチで描かれている。その土地ならではの催事やロケーションが続出するローカル愛にあふれる作風となっていた。
トークコーナー第二部では、一部に出演した池澤さん、荒川さん、藤井さんに加えて、清都ありささん、湯浅かえでさん、冨岡美沙子さん、寺崎裕香さん、綾瀬有さんが登場。「兵庫県には甲子園球場があるし、たまえの武器はミラクルバットだしで、阪神愛がスゴイ」(清都さん)、「熊本県民は地元愛が強い人が多い。東京に出てきても方言でしゃべる人ばかり」(寺崎さん)といった様に、これまた皆さんの地元愛トークが炸裂。特に徳島県出身の湯浅さんは、地元では誰もが踊れるという阿波踊りを即興で披露。会場からの大きな歓声を浴びていた。
イベントはまだまだ終わらない。続いては、“LIVETUNE adding やのあんな”がステージに登場し、ゲームとアニメ共通のオープニングテーマ“オール・オーヴァー”を披露。ボーカロイド曲のプロデューサーとしても知られるkzさんらしいキラキラした楽曲を、ファッションモデルとしても活躍するやのさんがかわいく歌い上げた。
場内が暗転すると、TOKYO MXにて放送中の声優オーディション番組『スパルタンMX』のキャラクター“スパルたん”がスクリーンに登場。応援団長・照英さんからのビデオメッセージ、そして濱頭さんの初アフレコに密着したドキュメンタリー映像を披露。MCを務めた濱頭さんは、同番組を勝ち抜いた新人声優だったのだ。
映像では、思った通りの演技ができず落ち込む様子や、予定日をオーバーしてまで収録に挑んだ末に完成したことが赤裸々に綴られていた。がんばるその姿に場内からは温かい拍手が送られ、濱頭さんが思わず涙ぐむ場面も生まれた。
いよいよイベントも大詰め。プレゼントコーナーを経て出演者からのメッセージが伝えられ、「ゲームもアニメも、皆さんといっしょになって盛り上げていって、日本のことも詳しくなっていただけるのではないかと思います」との池澤さんのコメントにて、イベントは幕を閉じた。
(取材・文 ライター/馬波レイ)