Blizzard Entertainmentが開発中のMOBA系タイトル『Heroes of the Storm』。『ディアブロ』、『スタークラフト』、『World of Warcraft』など同社の人気シリーズのキャラクターが参戦する本作では、近日テクニカルαテストを実施予定だ（11時追記：すでに開始した）。
残念ながらテクニカルαテストに招待されるのはアメリカのプレイヤーに限られているのだが、本日テクニカルαテスト版におけるゲームシステムの概要を解説したビデオが公開されたので、こちらの内容を紹介する。
基本のゲームモードは3種類、プレイヤーレベルによりコンテンツ解禁
プレイヤーがレベルアップするに連れて利用可能なコンテンツが解禁されていくようになっており、基本となるゲームモードは以下の3種類。試合は5対5で行われる。
Practice チュートリアル後、最初にプレイ可能。AIの仲間、AIの敵との練習試合。
Cooperative 他プレイヤーの仲間、AIの敵との試合。仲間には、マッチ作成者のレベルに見合ったプレイヤーが入ってくる。フレンドを招待することもできる。PracticeをプレイしてLV2になると解禁。
Versus 仲間も敵も全員人間の一般的な試合。LV3で解禁。
試合後には、一緒にプレイした他プレイヤーと即席のパーティーを組むボタンもある。同種のタイトルと比較してプレイタイムがそれほどかからない設計を目指しているようなので、メンバーが良さげだったらパーティーを組んでババッと数試合遊び、また一緒にプレイしたくなったらフレンド申請、という感じになるんじゃないだろうか（後述するようにフレンドボーナスがあるので、とっととフレンド申請しちゃってもいいのだが）。
プレイヤーのレベルアップは、試合後などに手に入る経験値に応じて行われる。獲得経験値は試合中の行動によって増えるほか、試合に勝つと勝利ボーナスがある。また、フレンドとプレイすることでもボーナスが用意されている。
さらに、さまざまな目標をクリアーすることで経験値ほかが手に入る“クエスト”も用意されている。使用キャラクターである“ヒーロー”ごとのクエストもあるほか（LV10で3種、LV20で3種解禁）、その日に挑戦するデイリークエストもLV6から登場する。
ヒーローは毎週5～6体が無料で使用可能（火曜日更新）
本作はF2P（基本プレイ無料）タイトルであり、対戦に使用するヒーローは毎週5体（プレイヤーがLV7になると6体）が無料で使用可能。無料でプレイ可能なヒーローは、毎週火曜日に指定される。
気に入ったヒーローについては、ゲーム内マネーの“ゴールド”、またはBattle.netに紐付けられた決済方法によるリアルマネーでの購入が可能で、購入前にテスト用マップで使用感をチェックすることもできる。ちなみにゴールドはLV5から手に入るようになる。
プレイヤーの外見を変えるスキンとティント（カラーリング）は、能力こそ変わらないものの重要なカスタマイズ要素だ。
スキンはリアルマネーで購入する以外にも、現状の計画では、イベントで配布したり、ヒーロークエストを6番目まで完了することで手に入る予定とのこと。ティントは、スキンごとに最低3種類のカラーリングが存在する。オリジナル以外の追加のティントは、ヒーロークエストを達成することで手に入る。
ゲーム中での移動速度をアップさせるマウント（乗り物）は、馬が最初から使用可能で、そのほかのマウントはリアルマネーでの購入が基本。αやβテストでリアルマネーを使って何か購入した人は、ユニークなマウントも手に入るらしい（ちなみにαテストでは、テスト終了時にアカウントがワイプされると共に、使った分と同額のUSドルがBattle.netにチャージされる）。
すべてのマウントは最低3種類のティントがあり、追加のティントは5番目のヒーロークエストをクリアーすることで、各ヒーローごとにアンロックされるという。
テクニカルαテストは自由に配信可能
公式記事によると、すでに行われている限定されたメンバーのみのテストを配信するのは禁止されているものの、テクニカルαテストのスタート以降は、映像配信や、スクリーンショットなどを交えてブログを書くのは問題ないとのことなので、Twitch.tvなどの海外サイトを通じて、どんな感じに仕上がっているか目にすることは増えそうだ。
