ゲームサウンドの“見本市” “東京ゲーム音楽ショー”開催 ゲーム音楽好きのための“お祭り”の模様をリポート

2014年2月22日(土)、東京都晴海の晴海客船ターミナルホールにて、ゲーム音楽の祭典“東京ゲーム音楽ショー”が開催された。その模様をリポートしよう。

●“ゲーム音楽好きに贈る、ゲーム音楽コンポーザーが集う、ゲーム音楽の見本市”

 2014年2月22日(土)、東京都晴海の晴海客船ターミナルホールにて、ゲーム音楽の祭典“東京ゲーム音楽ショー”が開催された。その模様をリポートしよう。

 このイベントは、“ゲーム音楽好きに贈る、ゲーム音楽コンポーザーが集う、ゲーム音楽の見本市”をテーマに、コンポーザーのサイン会やトークショー、ゲームサウンド関連の物販ブース出展、ゲームサウンドのライブなどがくり広げられるもの。いわば、ゲーム音楽好きのためのお祭りといったところだ。各出展者による物販やトークショー、ミニライブなどを行なうロビーエリアと、ホールのメインステージの二ヵ所で同時に進行した。

●各メーカー&コンポーザーの物販ブースがズラリ

 ロビーエリアでは、ゲームサウンド制作を手がける企業や、コンポーザーみずからの出展による物販ブースが多数出店。ファンにとっては、さまざまなゲームサウンドにちなむアイテムが購入できるだけでなく、クリエイターと直接交流できる貴重な機会。サインをお願いしたり、エールを送る多くのゲームサウンドファンも見受けられた。

▲大規模なイベントにはない、“距離の近さ”がうれしい。ゲーム音楽好きなら会場を巡っているだけでもいろんな発見があったことだろう。

▲90年代はナムコ(当時)で活動し、現在は株式会社DETUNE代表として『KORG M01D』などのニンテンドー3DS対応ソフトシンセの制作も手がける佐野電磁氏。

▲ファンのサインに応じる古川もとあき氏(元コナミ)。普段は兵庫を拠点に活動する古川氏。このイベントのために上京したという!

▲スーパースィープのブースでは、最新CD『プロギアの嵐 サウンド&アートコレクション』の先行発売と、同作のディレクター&ビジュアルを手掛けた井上淳哉氏(現在は漫画家として活動)のサイン会も開催。井上氏はカメラに気さくに応じてくれた。

▲近年奇跡の復活を遂げたデータイースト(当時)のサウンドチームによるユニット“ゲーマデリック”。この日はアコースティック編成の“コゲマデリック”として登場。ユニークな出囃子代わりのテーマ曲から開演

▲ロビー内ステージでは、Hiro師匠(セガ)と土屋昇平氏(ZUNTATA/タイトー)がホスト役を務めてゲストを迎えるリレートークショーも。次のゲストのコンポーザーを携帯電話で呼んだり、ファンの見守るなかで壇上で名刺交換が始まったり……とユニークなシーンも見られた。

●ゲームサウンドライブを堪能し尽くすメインステージ

 会場中央のホールでは、開幕から閉幕までゲームサウンドのバンドステージやトークステージが繰り広げられた。
 出演は、この種のライブイベントのもはや常連の感もある“HEAVY METAL RAIDEN”、“佐藤豪バンド”、“Bad Connection”などのカバーバンドや、『聖剣伝説2』や近年では『ソウルキャリバーV』などの曲も手がける菊田裕樹氏とギタリスト鈴木健治氏によるこの日だけの特別ユニットなど、個性豊かな面々が登場。
 また、フィリピン台風の被災者に向けたゲームコンポーザーたちによるチャリティ企画“Game Music Prayer プロジェクト”(→サイトはこちら)の参加コンポーザーによるトークショーや、めがてん細江氏率いるサウンド制作会社スーパースィープのネット配信番組“とびだせ! スーパースィープ”の公開録画も行われた。

 じつは筆者、元東亜プラン(当時)のサウンド&プログラマー上村建也氏率いるバンド“U-BRAND”のリズムギターとして密かにこっそり(?)メインステージに参戦。往年のシューティング『ドギューン!!』や『究極タイガー』のBGMなどを80’Sハードロック風にアレンジした曲を演奏させていただいた。多くのゲームサウンドファンが集まる大舞台とあって、演奏する側も場の熱気に呼応していつも以上にハイテンションに。今まででサイコーの音がお届けできた……ハズ!(観てくださった方、ありがとうございました!)。

 “見本市”というテーマ通り、ゲームサウンドにまつわるさまざまな出展があり、ゲーム音楽の新たな楽しみ方を誘う場になっていたことが印象的だった。ファン同士やコンポーザーとの“交流”や、未知の音楽との“出会い”など、来場者は“聞く”ことをきっかけに、さまざまな楽しいひとときを過ごしたのではないだろうか? ゲーム音楽が秘める力を感じた一日だった。

▲イベントの最後に、出演コンポーザーと来場者がいっしょになって記念撮影。

(取材&文:大瀬子ヤエ(大瀬子屋)/ステージ写真提供:曽我錬太郎)