歌もトークもすべてが“楽しい”!

「楽しい!」が溢れた“今井麻美7thソロライブツアー大阪公演”_11

 2013年12月29日(日)、大阪・心斎橋の大阪BIG CATにて、声優、アーティストとして活躍する今井麻美さんのライブ“今井麻美7thライブツアー「この雲の果て」 -supported by あるあるCity-”の大阪公演が開催された。ライブツアーの2ヵ所目となる今回の大阪公演。ゲストに同じく声優、アーティストとして活躍する原由実さんを迎え、2013年を締めくくるにふさわしい、華やかなライブとなった。

 会場の暗転とともに、今井さんのサポートバンドである“+A”のメンバーがお揃いのパーカーで登場。このパーカーは今回のライブツアーで発売されたパーカーの色違いとなっており、バンドマスターであるベースの“みゃあみゃあ”こと宮下智氏が自腹で用意したものだという。男気を見せたみゃあみゃあの想いに応え、全員が同じパーカーに身を包んでチームの絆を見せつけると演奏に合わせて、今井さんがサンタクロースのような赤い衣装をまとってステージに登場。会場から大きな歓声が沸き起こる。

 大阪公演の1曲目は『シャングリラ』だ。真っ赤に染まる会場を目の当たりにした今井さんは「「この雲の果て」ツアー大阪、まずはこの曲でいくよー!」と声を張り上げ、力強い歌声で会場を圧倒していく。この1曲目からすでにいつもとは異なる雰囲気を醸し出す今井さん。『シャングリラ』なのに笑顔を何度も見せるのだ。ライブが楽しくてしかたがないという様子を全身から溢れさせると、曲は『シャングリラ』から切れ目なく『星屑のリング』へ。会場でも白と黄色のサイリュームが輝き、ファンがいっしょに『星屑のリング』の世界観を演出し、お互いに協力してライブを作り上げていた。そして今井さんは、楽しそうな笑顔を見せながら「皆さんこんばんはー! 大阪公演やってきました! さすが大阪、熱気があります!」と挨拶。また、ライブ当日が晴れたことに触れ、「私の今年のライブは、ほぼ全戦全勝に近い」と満足げな表情を浮かべた。

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 続いては、「ここが今日の第一の関門です!」と語り、『夏色Sunshine flower』へ。ひまわりをイメージした黄色と緑のサイリュームで会場中が埋め尽くされると、空まで届けと言わんばかりに歌声を伸ばす今井さん。『無限旋律』では、赤と青に揺らめく会場からアツいコールが発生。熱気を増したステージの中心で、今井さんはどこまでもどこまでも声を伸ばしていく。それは、自身でも調子がいいことを感じている証明だろう。全力全開で歌い上げる姿はライブをとても楽しんでいることをうかがわせる。また、ギターを務める“天ちゃん”こと中村天佑氏と“カズー”こと山口和也氏のギターソロが会場をさらにアツくさせ高揚させると、続けざまに『旅人』を披露。ウルトラオレンジの光に照らされた今井さんは、ステップを踏みながら曲の世界に入り込んでいく。間奏でもステップを踏んで楽しそうな笑顔を見せると、『旅人』の発表当初、歌いこなすことが難しいと語っていた同曲を難なく歌い上げ、会場を盛り上げた。

 「山脈越えたー!」と達成感を爆発させた今井さんは、「『無限旋律』、『旅人』ってくると体力が削られるね(笑)」と苦笑い。そして、ステージに立って得た経験をステージで活かすだけではなくて、日々の経験を活かすということを学んだと語った今井さんは、大好きなフィギュアスケートの話題へ。「すごかったね、全日本!(※編註:2013年12月22日から25日にかけて行われたフィギュア全日本選手権)」。「緊張感の中でどこまでできるのか、極限までできるのかということを私も見習って、勉強していきます。これだけのスタッフが支えてくれての音楽だから、一個の音も見逃さないぞと。結果、誰かがミスすると気づいてしまうっていうね(笑)。まあ、だいたい気づかないんですけど。(全日本選手権で)本当に音楽と動きの融合というのをまざまざと感じたので、この大阪公演では、見たものを存分に活かしていきたいと。そんな想いから、いま今日ここに立っています」。そんな想いから、いま今日ここに立っています」。そう語る今井さんは“表現力がすごく要求される曲”として、“音楽オタク”と評されるバンドメンバーの天ちゃんの手でアレンジされた『天空の炎~miragem~ -Jazz arr. Ver.-』を紹介する。

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 ふだんは聴くことのできない、今井さんのけだるそうな歌声に観客が聴き惚れていると、サックスの“ファイアーさん”こと渡辺ファイアー氏がソロで会場を盛り上げ、ドラムの“玄ちゃん”こと白川玄大氏も楽しそうにリズムを刻む。最後は今井さんの艶っぽい歌声とファイアーさんのサックスが絡み合う展開に、観客も否応無しに盛り上がる。大人っぽい世界が広がる中、続いては独特な空気感を持つワルツ『夢のMAHOROBA』を披露。今井さんは同曲の世界観を歌声で、仕草で表現しファンの心を惹きつけていく。演奏に重ねるように鳴り響くサックスもライブならではのものとなっており、今井さんが語る、“ライブでしか味わえない”、“その場でしか得られない感動”を体現する楽曲となった。また、ファイアーさんのサックスに導かれるように演奏と歌声も熱を帯び、ファンを楽曲の世界へと引き込んでいった。

 ここでゲストの原由実さんがファンからの「はらみー!」という掛け声に応えて登場。自身の3枚目のシングル『intention』の衣装に身を包んだ原さんは、「たくさんの方が苦しくないのかなっていうぐらい敷き詰められていて……いい意味で! いい意味でですよ(笑)」とさっそくマイペースなトークを展開。また、会場となった大阪BIGCATまで父親に送ってもらったという話題では「場所がわからなくて、この中(会場)の誰かにお父さんが聞いたみたいなんですよ。そうしたらちゃんと場所を教えてくれまして、お父さんが感謝していました(笑)」と思わぬハプニングに見舞われながらも、今井さんのファンに助けられたというエピソードを披露。しかも、原さんの父親に大阪BIGCATの場所を教えたというファンも名乗りを上げ、今井さんと原さんから改めて「ありがとうございます」と感謝されていた。一方の今井さんは、大阪BIGCATについて「とっても歌いやすいし、とっても臨場感があるので、テンションが3段階ぐらい上がります。じゃあ由実さんいっしょにテンション上がる曲を歌います?」と語り今井さんと原さんのふたりで『ヒカリ』を歌うことに。ふたりがパーソナリティーを務めるWebラジオ番組『今井麻美と原由実のラジオ「コープスパーティーR+」』のテーマソングであり、キーボードを担当する“たまちゃん”こと花岡環氏が作詞を務めた楽曲である同曲は、ふたりの歌声が絡み合う爽やかな楽曲。黄色のサイリュームが輝く中で、ふたりとも会場の反応を楽しみながら笑顔で同曲を歌い上げた。「いいっすねー。生バンドで」(今井さん)、「キレイでしたね。皆さんが光を灯してくださってましたね」(原さん)とそれぞれに感想を口にすると、今井さんが着替えをするあいだ、原さんがソロで歌う流れに。

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 ステージにひとり残された原さんは2013年12月25日に発売された初めてのアルバム『Place of my life』の表題曲である『Place of my life』について、「故郷の大阪のことを歌っていたりもするので、大阪で歌えるっていうのもうれしい」と感慨深げに語る。会場からの「おかえりー」という声に「ただいまー」と反応した原さん。「今日が仕事納めなので、皆さんと素敵な時間を過ごしつつ仕事を終えられるのはうれしいですねー」と語ると、『Place of my life』をうれしそうに、会場中を見渡しながら歌い上げた。

 続く楽曲へ行く前に十分な水分補給を取ったところで、今度はアルバム収録曲の中から人前で歌うことが初となる楽曲『Lights in the sky』を披露。パワフルな歌声で会場を魅了していくと、ファンもコールを入れて原さんを応援し、同曲を楽しんだ。

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 原さんがファンとの会話の中で、大阪のオススメの場所を紹介しようとすると、「私にも教えてー!」と衣装チェンジをした今井さんが再登場。原さんのオススメはたこ焼きとのことで、楽屋で食べたというブラックペッパーがかかりレモンを絞って食べるたこ焼きをイチ押しと語った。そんな原さんとバトンタッチした今井さんは、『この雲の果て』の衣装にチェンジ。これに会場から「かわいいー」という声援が飛ぶも、今井さんは、「そこは、“きれいー”でしょー。適材適所で素晴らしい言葉を投げかけないと私の心には響かないよ!(笑)」と指摘し、笑いを誘った。続いて披露されたのは、東京公演では披露されなかったスペシャルメドレーだ。東京公演があまりにも盛りだくさんの内容だったため、ライブの3日ほど前に急遽セットリストから外されてしまったというスペシャルメドレーは、『SPARKLE』から始まり、『Faraway~最後の夢~』、『Precious Sounds ~風が残していった~』、『Aroma of happiness』、『Day by Day』、『たからもの』と続く内容。曲ごとに会場のファンが掲げるサイリュームの色が切り換わっていく様子は圧巻のひと言で、ファンとともにライブを作っていることを改めて感じさせる。『Precious Sounds ~風が残していった~』では、「東京五輪おめでとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」と声を張り上げ、『たからもの』では会場のファンといっしょに「ラーラーラーラー♪」と合唱するなど、今井さん自身も楽しみに楽しんだメドレーとなった。

 スペシャルメドレーのあとのMCでは、今井さんがソチ五輪の時期に大好きなフィギュアスケートを録画して何度も観ることを宣言。「生でも観たいんだけど、何度も何度も観たいんだ! 私の大好きなあの人が、満足できる演技ができればいいと思います」とアツい想いを口にする。そして、ここからはしっとりした曲へ。まずは『海月~Jellyfish~』。幻想的な照明に照らされ、ゆらゆらと体を腕を揺らしながら曲を作り上げていく今井さん。歌と演奏と照明によって作り上げられた空間は、神秘性すら感じさせるものとなっており会場のファンも心を奪われる。『Rain~てのひらのアンブレラ~』では、幸せな歌詞の世界を表現するかのように、弾むような歌声で同曲を歌う今井さん。そんな彼女のうれしそうな笑顔が印象的な楽曲となった。そして『Tender Is The Night』では、温もりを感じさせる、やさしい歌声を曲に乗せていく。想いが詰まった歌声に会場は魅せられっぱなしという雰囲気だった。

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 「大人っぽい曲のつぎはどんな曲が聞きたい?」という今井さんの質問に即座に「DD!」という声が上がったとおり、つぎの楽曲は、ファンのコールが楽しい『Dear Darling』。会場ごとに最初のコールの“○○エンジェル”という部分を変化させていく同曲について、「今日は何にしようか?」と今井さんが問いかけると、“大阪”や“たこ焼き”という声が飛ぶ。これに今井さんは「よし、それにしよう。じゃあ、いってみよう。たこ焼きダーリン!」と声高に曲紹介し、『Dear Darling』ならぬ、『たこ焼きダーリン』へ。もちろん、会場のコールは“L・O・V・E ラブリーミンゴス! たこ焼きエンジェル プリティーミンゴス!!”とバッチリ決めて、今井さんを喜ばせる。テンションが上がった今井さんは曲の途中の“Dear Darling”という歌詞を“たこ焼きダーリン”として歌ったり、直前の歌詞で“小さな声でつぶやいた”と言っているのに、大音量で届くファンからの「大好ーきーだよー!」というコールに「声大きい!(笑)」と突っ込んだり、顔をほころばせながら楽しそうに同曲を歌う。最後は満面の笑みを浮かべて会場に投げキッスを贈ると、続けて『フレーム越しの恋』へ。『Dear Darling』とともに、コールが楽しい楽曲の2連続ということで、会場の盛り上がりも最高潮になる。

 「大阪公演はいっつも熱気がすごくてね。やっぱり土地のパワーがすごくて」と語った今井さん。「“大好きだよ”を“小さな声でつぶやいた”って言ってるのに、大きい声で言ってくれるみんなが好き」とファンに語りかけると、ファンからも「大好きだよー」、「大好きー」という声が一斉に上がる。また、ライブもラストスパートということで、体調を気遣い首を上下に動かす運動を促すと、ヘッドバンキングのように素早く上下運動をするファンを見つけ、「それヘドバンでしょ? 私の曲にないよね(笑)」とコメント。これにファンが即座に反応し「作ってー!」と返すと、「向き不向きがあるから。私が(デスメタルを)歌い始めたらおかしいでしょ?(笑)」と今井さん。こうしたファンとの交流もMCごとに楽しんでおり、トークでもファンを楽しませていく。

 続く2曲はライブを締めくくるナンバーだ。まずは最後に披露される楽曲『この雲の果て』について「自分の中では苦悩しながら作った曲です。自分の気持ちを素直に歌詞にする行為というのが、ともすれば怖い行為だったりするんです。難しい言葉を使ってみてカッコよく見せたいと思ってみても、中身がこれなんで……(笑)。そういったものを全部取っ払って素直な気持ちを言葉にした曲」と紹介。そしてもう1曲は、「本当に自分の気持ちを言葉にして歌声にしやすい曲」として語られた『クレッシェンド』だ。こちらは、「もしいけそうなら大サビ以降みんなで歌うか?」と今井さんがファンに提案し、曲がスタート。想いをたぎらせて歌い上げる『クレッシェンド』は、いつしか今井さんの力を存分に発揮できる楽曲に成長。その想いを、今度はファンと共有するかのように合唱を促す今井さん。最後は会場のファンとの大合唱に笑顔が弾けた。『この雲の果て』では、白と青のサイリュームが会場中を埋め尽くす中で、どこまでも突き抜けるような歌声が会場を駆け巡る。間奏では空へと羽ばたくような舞を見せて観客を魅了すると、Dメロでは感情的な力強い歌声を爆発させた。

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 高揚した会場に「ありがとうございましたー!」と感謝の言葉を投げかけ、メンバーがステージを去ると、会場ではアンコールの声が鳴り響く。その声が次第に「ミーンゴス!」に代わると、会場のファンが一体となって、今井さんの再登場を待ち侘びる。間もなくして濱田Pがステージに登場し、バンドメンバーを呼び込んだあとは、会場のファンによる「ミンゴース!」という声に応えて、今井さんが再登場。「アンコールの精度にびっくりしたよ(笑)。練習したの?」と驚きを隠せない様子の今井さんは、「『この雲の果て』に入っている曲でまだ歌ってない歌があるよ? ねぇカズー?」と振り、カズーが作曲をした『路地裏のプラネタリウム』をアンコールの1曲目として披露する。2番の冒頭では、おもむろに今井さんがマイクをカズーに向けて歌うことを促すなど、自由に振る舞う。振られたカズーは「え? マジで?(笑)」と困惑。予想外の無茶振り展開に、その直後椅子に突っ伏すカズーの姿がそこにはあった。自由にステージを楽しむ今井さんは、清々しい笑顔を見せながら同曲を歌い上げた。

 続く『散花の祈り』では、会場が真っ赤に染まり、再び熱を帯びていく。ファンのコールに合わせて今井さんが飛び跳ねるなど、今井さん自身も全身全霊で同曲を楽しむ。曲の途中には、+Aのメンバー紹介が挟まれ、大盛り上がりの中、同曲も終了。そしてあっという間に過ぎ去った時間に「もう終わっちゃうの?」と今井さん。「あっという間だねー。ホントに。そんな気持ちです。ホントに今日はね、すごいエネルギーに満ちています。ここにいるみんなの声が合わさって私のところにびしばし届いていました。すっごく楽しかったです! ありがとう!」とファンへ感謝の言葉を届ける。

 「ホントのホントの最後に、この曲を皆さんに聴いていただいて、今日は、解散と! 私も仕事納めなんでね」と今井さんが語ると、会場にはまだ仕事があるというファンの姿がチラホラ。そこで「まだ仕事がある人は、年末みんなが休んでいるときにしばらくがんばる活力として、もうお休みだという方は胸にジュエルをいっぱいしまって、来年もまた輝かせていただければと思います」とつぎの曲への振りとなるコメントをし、ラストナンバーの『Jewel’s Tree』へ。想いの込もった温かい歌声を会場中に浸透させていく今井さん。終始“楽しい”という気持ちを溢れさせながら作り上げたライブの締めには、「今日はホントに私のライブに来てくれてありがとうございます。これからもたくさんのジュエルを空へひとつずつ、ひとつずつ投げていきたいと思います。2014年もどうぞよろしくお願いします」と2014年に向けての想いを語った。

 最後はゲストの原さんも呼び込み、ふたりで手をつなぎながら会場中に「ありがとうございましたー」とお辞儀をすると「それでは皆さん、よいお年を」(今井さん)、「よいお年を」(原さん)とファンに挨拶をしてステージを去る。ステージに残された+Aが演奏を終えると大きな拍手がメンバーに贈られ、ライブは終幕へ。ステージに誰もいなくなったところで、改めて登場した今井さんと原さんは、サイン入りのボールを会場に投げ入れてプレゼントする。ステージでは達成感を噛み締めるようにふたりで抱き合う姿も見せ、2013年最後のライブを締めくくった。

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 その後、今井さんと原さん、バンドメンバーがいなくなった会場でBGMとして『いっしょ。』が流されると、この曲をファンが自然発生的に大合唱するひと幕も。その場にいられた幸せを噛み締めるように、ライブのひとつひとつの出来事を記憶に刻み込むように、同曲をみんなでいっしょに一体となって歌い上げ、大きな拍手とともにライブの終演をファンの手で演出した。

 2013年最後のライブは、今井さんが全身で楽しんでいる様子が印象的なライブとなった。“楽しい”という気持ちが会場全体からひしひしと伝わってくる、そんな空間が生まれていたように感じる。今井さんが中心となって出来上がった輪が、仙台、小倉と続くライブツアーでどのように広がっていくのか、まだまだ楽しみは尽きない。

■セットリスト
01. シャングリラ
02. 星屑のリング
03. 夏色Sunshine flower
04. 無限旋律
05. 旅人
06. 天空の炎~miragem~ -Jazz arr. Ver.-
07. 夢のMAHOROBA
08. ヒカリ/今井麻美&原由実
09. Place of my life/原由実
10. Lights in the sky/原由実
11. スペシャルメドレー
SPARKLE ~ Faraway~最後の夢~ ~ Precious Sounds ~風が残していった~ ~ Aroma of happiness ~ Day by Day ~ たからもの
12. 海月~Jellyfish~
13. Rain~てのひらのアンブレラ~
14. Tender Is The Night
15. Dear Darling
16. フレーム越しの恋
17. クレッシェンド
18. この雲の果て
【アンコール】
En01. 路地裏のプラネタリウム
En02. 散花の祈り
En03. Jewel's Tree