それぞれの夢がまた一歩前へと進んだプレミアムワンマンライブ
2013年12月20日(金)、東京・渋谷のTSUTAYA O-EASTにてアフィリア・サーガのプレミアムワンマンライブ“グランドデスヴァレーへの冒険”が開催された。今回のライブでは、アフィリア魔法世界の危機を、伝説の魔獣シーサーペントの血液を手に入れて救うという物語が展開。会場に詰めかけた先輩(※アフィリア・サーガのファン)たちとともに、アフィリア・サーガのメンバーが冒険をくり広げるというもので、ライブの要所要所でその物語に沿った演出がくり広げられた。また、今回のライブで、アフィリア・サーガ結成時から所属するアリアと、アフィリア・サーガをさまざまなカタチで盛り上げたエミュウが卒業するということで、多くの先輩たちが駆けつけ、メンバーたちにエールを送り、ライブを盛り上げた。
クリスマスが近いということでサンタ衣装で登場したアフィリア・サーガのメンバー。1曲目の『SURVIVE!!』から会場に詰めかけた先輩たちは、全力のコールでメンバーを応援。その声に応えるように『倍速恋愛時計』、『ヴィーナス☆女神っくす!』と息をつかせぬステージを魅せ、会場のボルテージを一気に振り上げる。
おなじみの自己紹介を行ったあとは、「生き血を採りにいきますよー」とユカフィンが今回のライブのストーリーを説明。そして「今日は皆さん、声を枯らす勢いで応援してくださいねー!」とルイズが会場を煽ると会場の先輩たちも呼応し、歓声が沸き上がる。続いて、売り上げが5万枚を越えたという『S・M・L☆』へ。立て続けに3曲くり広げられた後だというのに、さらに勢いを増す会場とアフィリア・サーガのメンバーたち。『ルミナスの泉』では、コヒメから「アフィリア・サーガといっしょに楽しい夜にしようねー」という言葉が投げかけられ、先輩たちの応援にも熱が入る。『Happy! Puppy!』、『La*La*Laラボリューション』と畳み掛けていくと、「靴底が取れた(笑)」とユカフィンも苦笑するしかない事態が発生するなど、パフォーマンスの激しさを物語っていた。
今回のライブのテーマは「友情、冒険、アフィリア・サーガ5周年」だと語るルイズに、「初期メンバーがいなかったら、私たちもここまで来れてないのでありがとうございまーす!」とユカフィン。そんな初期メンバーであるアリアは「こんなに満員のO-EASTを初めて見た」と語り、ルイズも「やっぱり感慨深い」とうれしそうな笑顔を見せる。また、会場にはプロデューサーのひとりである桃井はるこさんや、アフィリア・サーガの卒業メンバーも応援に駆けつけていたようで「卒業していったメンバーの母校でありたいので、ずっとアフィリア・サーガがあり続けるために、これからも応援していってください!」とルイズが会場の先輩たちに語りかけると、先輩たちも大歓声で応える。そんな中、このライブで卒業をすることになっていたアリアは、最後だからといつもより踏み込んだ話題へ。アフィリア・サーガ結成当初(当時はアフィリア・サーガ・イースト)、誰にも心を開かず、あくまで仕事上の付き合いとしてドライな関係を築こうと考えていたというアリア。「そんな頑ななアリアの心を溶かしてくれたのが、ルイズだし、コヒメだし、温かいメンバーだったから、アリアはアフィリア・サーガを5年も続けることができたと思います!」と語る。この言葉に同じく結成当初からともに歩んできたコヒメは涙を堪えきれない様子だった。そしてアリア、コヒメ、ユカフィン、ルイズの4人が円陣を組んで「アフィリリルー」と呪文を唱えると、『Triangle Wave』へ。同曲で会場をアツく盛り上げると、続いてアヤミ、マホ、ミク、ローラの4人で『NEXT STAGE!』を披露。凛々しい表情と笑顔をくるくると切り換えながら同曲を歌い上げると、エミュウ、レイナ、レイミーの3人は『オペラファンタジア』で会場に笑顔を振りまいた。
ここでアフィリア・サーガのメンバーがカバーした、中島みゆきの『糸』が会場に響くと、卒業していくエミュウとアリアからのコメントが流される。「エミュウです。アフィリア・サーガは私を魔法使いにしてくれた素敵な存在。ふつうの女の子だった私を、キラキラと輝かせてくれた大切な場所です。みんなに会えてよかった。いっぱいお話できてよかった。たくさんの笑顔をくれて本当にありがとう。いつまでも、いつまでも、素敵な笑顔でいてください。エミュウはね、みんなの笑顔がだーい好きだよ」(エミュウ)、「アリアです。アリアはアフィリア・サーガにいた5年間とっても幸せでした。みんなと過ごした思い出は一生の宝物です。みんなは、これからもアリアにとって大切な存在です。アリアは新しい夢にむかうけれど、心はいつもそばにいるよ。みんなの夢もいつか叶うといいな。本当にありがとう。大好き」(アリア)。
アフィリア衣装に着替えて登場したメンバーは、それぞれにひと言ずつのセリフとともにグランドデスヴァレーの物語を終演へと導いていく。そして、「みんな準備はいい? いっしょに飛ぼう!」という掛け声とともに『飛行実習 〜Learn to Fly〜』へ。アツく盛り上がった会場はさらに『ニーハイ・エゴイスト』で激しさを増す。怒濤のような展開で『聖ナルwktkノ星』まで歌い上げると、『エシカル〜ありがとうを伝えたい〜』では、卒業していくアリアとエミュウに向けて、有志によって配られた白とピンクのサイリュームが会場中に花を咲かせると、「みんなすごく綺麗なサイリュームありがとう!」(アリア)、「最初気づかなくって(笑)、ちょっとずつ見ていたら気づいて、“わー!”って」(エミュウ)とそれぞれ笑顔を見せた。
「これからもアフィリア・サーガはあり続けるので、OGみたいな感覚で来てもらえれば」とルイズが語るとエミュウからは「さいたまスーパーアリーナでワンマンやって」と残ったメンバーへ大きな宿題を託す。また、あっという間に過ぎていく時間に「もっかい最初からやんない?」とアリアが語るなど、ライブが終わってしまうことを名残惜しそうにする場面が目立ち始める。そしてライブはラストスパートへ。『ネプテューヌ☆サガして』、『ワタシ☆LOVEな☆オトメ!』、『禁断無敵のだーりん』、『恋のWizard百年戦争』、『放課後_ロマンス』と勢いを止めることなく、一気に駆け抜けるアフィリア・サーガのメンバー。『放課後_ロマンス』でも有志によって配られたウルトラオレンジのサイリュームが会場中を埋め尽くす。この光景にエミュウもアリアもやさしい笑顔を見せた。
「こんなにたくさんの先輩が背中を押してくれるのはホントに心強いことだと思うので、がんばってね!」というユカフィンの言葉に続いて、「みんなの笑顔が見られて本当に幸せです」(エミュウ)、「みんなとサーガをやれてうれしかったです。このさき辛いこともあると思うけど、(会場の)みんなのことを思い出してがんばります! ありがとう!」(アリア)とふたりが挨拶。ライブが一旦幕を閉じると、会場からはアンコールの声がわき上がる。
ライブTシャツに身を包み、登場したアフィリア・サーガのメンバー。そしてルイズからふたつの情報が発表される。ひとつは2014年2月にバスツアーが行われること。これに歓喜したミクから「どこに行くんですか?」という質問が飛ぶも、「決まってません」(ルイズ)とのことだった。続いての発表は、2014年3月からワンマンツアーが始まるというもの。これには会場から大歓声が沸き起こる。しかし、ユカフィンは「ツアーって言ってもどうせ2ヵ所ぐらいだろ。それでツアーって言うんじゃないよ」とまるでファン心理を代理で言葉にしたような懐疑的な発言を浴びせると、今回は7ヵ所のツアーであることが発表される。これに歓喜したミクから「どこに行くんですか?」と再び質問が飛ぶと、ツアーの開催場所と日程が発表される。以下が、その日程と場所だ。
2014年3月22日 台湾(台北) The Wall
2014年4月12日 名古屋 DIAMOND HALL
2014年4月19日 北九州(小倉) あるあるYY劇場
2014年4月20日 広島 広島CLUB QUATTRO
2014年4月26日 大阪 梅田CLUB QUATTRO
2014年4月27日 京都 京都FANJ
2014年5月17日 東京 TOKYO DOME CITY HALL
故郷である福岡でのライブがついに決まり、喜びの涙を流すコヒメや、台湾でのツアースタートに「台湾ライブまでに中国語を覚える!」と宣言するミクなど、その反応はさまざま。北京語が話せるというエミュウには、「スケジュールが空いてたら通訳としていっしょに台湾に行こう(笑)」とユカフィンからオファーが出された。そしてライブ最後の曲は、『Everlasting Friends』。「今日最後の最後の曲になるので、皆さんも口ずさんでくれたうれしいです」とルイズが呼びかけると、青いサイリュームが灯る中で、同曲を披露。身を寄せ合い、瞳に涙を浮かべるメンバーの姿もあったものの、最後は笑顔を見せたアフィリア・サーガの面々。曲が終わると、ルイズとユカフィンが、卒業するふたりにサプライズで花束をプレゼント。ユカフィンは、アリアの尊敬できるところとして「アイドルの中のアイドルで、1年中どんなときもアリアちゃんで」という点を挙げながら、「初期メンバーとしてアフィリア・サーガを引っ張ってくれてありがとうございます」とコメント。TVアニメ『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』制作陣からの描き下ろしイラスト入りの色紙をプレゼントする。続いてルイズは、「卒業するの早すぎます。私の活動の半分以下……。早すぎるから、早すぎるから! 私より若いんだから!」と駄々をこね始め、メンバーから押さえられつつも、「卒業おめでとうございます」とエミュウの卒業を讃える。また、エミュウと同期でアフィリア・サーガに加入したローラから、「2年間エミュウといっしょに活動できて、私エミュウにたよりっぱなしだったし、ホントはサーガを卒業するのがすごく寂しいの。でも、私はエミュウが自分の道を進んでもっともっと自分のやりたいことをやっていくっていうことを聞いたので、この卒業は寂しくない! エミュウ! これからも自分の人生楽しんでいってね!」とエールが贈られた。
ここで幕引きとなるかと思いきや、名残惜しそうなメンバーから、もう1曲歌おうという提案が。これにマホが「『My White Ribbon』!」と曲を提案するとみんなが賛同し、ユカフィンも「みんなで合唱しようよ!」と語り、会場の先輩たちとともに『My White Ribbon』を歌唱。アリアは「アフィリアの始まりの曲でもある『My White Ribbon』を歌えて幸せです」と喜びの笑顔を見せる。そして、最後にメンバー全員で手をつなぎ、ルイズがマイクを通さずに「本日は本当に最高のライブになりました。今日も本当に最後までありがとうございました!」と会場全体に伝えると会場からは大きな拍手が贈られ、ライブはその幕を引いた。
イベント終了後には、特典会が行われ、先輩たちが思い思いにメンバーに言葉を伝える。その言葉をライブ終了後だというのに、疲れを見せることなく笑顔で聞き、語り合い、ライブの余韻を最後の最後まで感じている様子だった。
■アフィリア・サーガ プレミアムワンマンライブ
“グランドデスヴァレーへの冒険”セットリスト
01. SURVIVE!!
02. 倍速恋愛時計
03. ヴィーナス☆女神っくす!
04. S・M・L☆
05. ルミナスの泉
06. Happy! Puppy!
07. La*La*Laラボリューション
08. Triangle Wave
09. NEXT STAGE!
10. オペラファンタジア
11. 飛行実習 〜Learn to Fly〜
12. ニーハイ・エゴイスト
13. 聖ナルwktkノ星
14. エシカル〜ありがとうを伝えたい〜
15. ネプテューヌ☆サガして
16. ワタシ☆LOVEな☆オトメ!
17. 禁断無敵のだーりん
18. 恋のWizard百年戦争
19. 放課後_ロマンス
【アンコール】
En01. Everlasting Friends
2014 アフィリア・サーガ 5周年記念ワンマンツアー
ヴィーナスと蒼き七つの海
Venus and the seven blue seas
※公式HP
【チケット先行2014年1月1日発売開始】
オフィシャルサイト受付
2014年1月1日 0時00分~1月13日23時00分まで
イープラスにて受付
◆受付URL(http://eplus.jp/afiliasaga-hp/)
※PC&携帯共通(i-mode・ezweb・yahoo!ケータイ)
※台湾公演以外の発売です!
【ツアー詳細】
2014年3月22日(土) 台湾(台北) The WALL Live House
開場:16時00分/開演:16時30分
2014年4月12日(土) 名古屋 DIAMOND HALL
開場:16時00分/開演:17時00分
前売料金:4500円[税込]
2014年4月19日(土) 北九州 あるあるYY劇場(小倉)
開場:16時30分/開演:17時00分
前売料金:3800円[税込]
2014年4月20日(日) 広島 広島CLUB QUATTRO
開場:16時00分/開演:16時30分
前売料金:3800円[税込]
2014年4月26日(土) 大阪 梅田CLUB QUATTRO
開場:16時15分/開演:17時00分
前売料金:4500円[税込]
2014年4月27日(日) 京都 京都FANJ
開場:16時00分/開演:16時30分
前売料金:3800円[税込]
2014年5月17日(土) 東京 Tokyo Dome City Hall
開場:16時00分/開演:17時00分
前売料金:アリーナ指定席5000円[税込]/バルコニー指定席4500円[税込]
※全公演別途ドリンク代がかかります。