『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』プレイインプレション【浅葉たいが編第2回】

大の『聖闘士星矢』ファンであり、格闘ゲームマニアの浅葉たいがが、『聖闘士星矢 ブレイブソルジャーズ』を隅々まで遊び尽くす。レポート後編となる本記事では、格闘ゲーム部分のレビューを掲載。

●『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』プレイレポート後編。対人戦をトコトン楽しむ!

 大の『聖闘士星矢』ファンであり、格闘ゲームマニアの浅葉たいがが、『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』を隅々まで遊び尽くす。レポート後編となる本記事では、格闘ゲーム部分のレビューを掲載。


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▲セイントクロニクルモードをクリアーしたことで、使用キャラクターが一気に増えた。これより、VSバトルモード、対人戦に向けた練習に!

■光速ムーブを使った駆け引きが生み出す、新感覚の対人戦バトル。

 セイントクロニクルモードをクリアーしたことで使えるようになったキャラクターの連続技を、トレーニングモードで調べていると、攻撃をヒットさせたときの相手の小宇宙ゲージの増加量が多いことに気づかされました。タナトスで60ヒットくらいのお手軽コンボを見つけて喜んだのも束の間、10ヒットもしないうちに光速ムーブから反撃を受けてしまうことを知り、このゲームは連続技ゲーではないのでは……、という疑問がわいてきました。そう、このゲームの神髄は、光速ムーブを巡る駆け引きにあったのです。


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▲光速ムーブが飛び交う対戦では、CPU戦とは違った攻略法を練る必要がある。小宇宙ゲージを消費する連続技には、50ヒットを優に越えるものも存在するが、これらは光速ムーブの前には無力。対戦で勝ち抜くためには、効率化された短い連続技が必須なのだ。

 筆者は早速、トレーニングモードで光速ムーブへの対策を調べることに。「対戦するなら、やっぱり勝ちたい!」というわけで、すぐに調べものをはじめるのが格闘ゲーマーというもの。システムへの対策を光速ムーブは、一瞬にしてキャラクターの背後へとまわりこむため、弱攻撃ですら反撃が間に合ってしまうんです。この恐ろしいシステムへの対策を調べないことには、安定した勝利はつかめそうにもありません。

 頭を切り替えて、光速ムーブをするためのゲージを確保しつつ、光速ムーブから手痛い必殺技を叩き込むという戦術を模索することに。この戦術に適したいろいろなキャラクターを試してたどり着いたのが、星矢と紫龍。聖衣はどれを選んでも大丈夫と思いきや、聖衣によって防御力が変わることが判明、ここはいちばん固そうな“神聖衣 星矢”と“天秤座 紫龍”を選んでおきましょう。この2キャラクターは、ヒットさせやすい必殺技を持っていて、星矢はペガサス彗星拳、紫龍は廬山龍飛翔がとにかく強力です。
 簡単に性能を解説すると、ペガサス彗星拳は技の隙が小さく、単発技の飛び道具なので、光速ムーブされにくいのが強み。廬山龍飛翔は技の隙が大きいものの、突進力に優れ、威力が高いのが強みとなっています。技の星矢、力の紫龍とでもいうべきこのふたりは、使いやすく、初心者にもオススメのキャラクターとなっています。あまりゲームに慣れていないという人は、まずこの2キャラクターを使ってみてはいかがでしょうか。


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▲ペガサス彗星拳は、単発なので光速ムーブされにくいのが強み。相手の技の空振りを見てから打てるのも強みだ。

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▲廬山龍飛翔はジャンプ直後に出すことで、反撃を受けにくくなる。2ヒット技だが、威力が高いため、高速ムーブされてもリスクは低い。セブンセンシズ覚醒中に当てれば、目を見張るようなダメージをたたき出す。

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▲個人的なお気に入りキャラクターは、ジェミニのサガ(冥衣)とタナトス。ジェミニのサガ(冥衣)は、空中連続技にギャラクシアンエクスプロージョンを組み込むのがアツい。

 ……と、格闘ゲーム好きとして、いろいろと攻略じみたことを書いてしまいましたが、本作は、光速ムーブの駆け引きを覚えれば、一気に楽しさが増す作品です。難しいコマンド入力がなく、キャラクター共通のシステムが使いやすいため、格闘ゲームというよりは、アクションゲームに近い感覚で対戦を楽しめるのも魅力です。編集部で格闘ゲームはあまりやらないという人とも対戦してみましたが、数プレイでバトルのコツをつかんでいました。

 対戦では、攻撃を仕掛ける際には必ず1ゲージ以上小宇宙ゲージを所持した状態で行なうのがセオリー。こうすることで、相手に反撃されてしまっても、光速ムーブでカウンターを狙えるんです。2ゲージ以上あれば、連続技に必殺技を組み込んでいくことも可能なので、遠距離では相手のダッシュや必殺技に注意しつつ、ゲージを溜めていくという戦術をとるのがオススメです。移動するときは、相手の攻撃に備えて、R1ボタンを連打しつつ移動することで、ペガサス彗星拳のような飛んでくる必殺技にも対応できます。


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▲光速ムーブの対策としては、威力の高い単発技でダメージ勝ちを狙うほか、光速ムーブを読んで、後ろ方向に攻撃が発生する必殺技をくり出しておくというものがある。

■『聖闘士星矢』ならではの遊びかたをご紹介

 よくある対戦格闘ゲームとは、まったく違った感覚で遊べる本作ですが、VSモードで遊びかたを工夫することで、さらに楽しさが広がります。そこでオススメしたいのが、僕が友人のゲーマーたちとよくやる、“星座別対抗戦”。『聖闘士星矢』シリーズのゲームを遊ぶときは、好きなキャラクターでの対戦や、使っていておもしろいキャラクターを使った“ガチ”の対戦に加えて、“星座別対抗戦”という身内ルールで対戦をくり広げています。これは、自分の星座に合った黄金聖闘士を選び、対戦するというもので、このルールでは僕は天秤座なので、ライブラの童虎を使うことになります。
 この“星座別対抗戦”ルールで対戦をすると、強制的にキャラクターが決まってしまうため、スピードタイプのキャラクターを使いたいのに、星座が牡牛座だったために、パワーキャラクターのアルデバランを使わなくてはならない……とか、いろいろな葛藤を抱えつつ、対戦に臨むことになります。
 しかも本作では、VSバトルモード選択時に、体力ゲージが見えなくなるモードや、ダウンすると小宇宙が消失するモードなど、ルールを選ぶことも可能。このルール次第では、対戦バランスが大きく変化するため、対戦し慣れている相手とも、新鮮な気分で熱い試合を楽しめるんです。


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▲編集部でも、編集者やライターを集めた星座対抗戦をやってみたい!

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▲体力ゲージが見えなくなるモードは、緊張感抜群。セブンセンシズ覚醒のプレッシャーが跳ね上がるのだ。

 レビューの全編で 書いたように、本作はとにかく原作ファンなら買いの1本。バトル面も、難しい操作を必要としないので、すぐに原作さながらのド派手なバトルに没入できるようになります。セイントクロニクルモードで、ストーリーを読み終えたら、積極的にほかのプレイヤーとの戦いを楽しんでください。個人的には、オンライン対戦も楽しいけれど……、『聖闘士星矢』のファンどうしでやるオフライン対戦が、とにかくおもしろい1本です。

(text:浅葉たいが)


■著者紹介:浅葉たいが
インテリアデザイン会社所属のゲームライター。ロールプレイングゲーム、2D対戦格闘ゲーム、美少女ゲームが好物で、『ファントムブレイカー 公式コンプリートガイド』(エンターブレイン刊)執筆。月刊アルカディアや週刊ファミ通などで活動しています!

聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ
メーカー バンダイナムコゲームス
対応機種 PS3 プレイステーション3
発売日 2013年10月17日発売
価格 7480円[税込]
ジャンル アクション / アニメ
備考 原作:車田正美、プロデューサー:三戸 亮、開発:ディンプス

(C)車田正美/集英社・東映アニメーション (C)2013 NBGI ※画面は開発中のものです。