各キャラクターのモノマネに意外なアノ人も参戦!
徳島県徳島市にて、2013年9月28日~10月14日の期間で開催されている、エンターテインメントのイベント“マチ★アソビ vol.11”。2013年10月12日には、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のCD新シリーズ“jewelries!”の発売を記念したトークショーとして、“デレラジ出張版 in 徳島”が行われた。同イベントには、デレラジのレギュラーである島村卯月役の大橋彩香さん、城ヶ崎美嘉役の佳村はるかさんに加え、ゲストとして本田未央役の“飯屋”こと原紗友里さん、双葉杏役の五十嵐裕美さん、諸星きらり役の松嵜麗さんが出演。新町橋東公園に集まったプロデューサー陣(『アイドルマスター』のファンのこと)を前に、トークあり、ライブありの盛りだくさんな内容を披露し、イベントを盛り上げていた。

ちなみに、徳島でデレラジの出張版が行われるのは2回目(1回目のリポート記事はこちら)。1回目は、デレラジのDVDにその模様が収録されたが、今回は映像化の予定なし。まさにここだけのスペシャルな番組になるとの説明があった。なお、今回の出演者では、大橋彩香さんと原紗友里さんが初徳島ということで、マチ★アソビ皆勤賞の五十嵐裕美さんを先輩として、いろいろ教えを請おうとするも、五十嵐裕美さんは“先輩”という呼称を自分のことだと思わず、“はっしー(大橋彩香さん)の先輩、わざわざ来るなんて後輩想いだな”と勘違いされていた。

出張版の最初のコーナーは、“マジカルリプライ”。キュート、クール、パッションと書かれたくじを引き、その属性のキャラクターで“jewelries!”の収録模様を語るというもの。余談だが、原紗友里さんと五十嵐裕美さんが、“はっしーの席に箸(箸で作られたくじ引き)がある”と盛り上がる場面もあった。

最初にくじを引いたのは、松嵜麗さん(引いたくじは、キュート)。松嵜麗さんのトークは、『ススメ☆オトメ』のお話。同曲をパッション組のなかで最初に歌ったのは、松嵜麗さんだったそうで、スタッフの指示で自由にやっていいと言われた松嵜麗さんが、“トロトロトロピカル”の部分を遊んだら、そのまま採用されたのだそうだ。二番手の原紗友里さんが引いたのはパッション。原紗友里さんは、松嵜麗さんが収録した諸星きらりバージョンの『Orange Sapphire』を受け、収録に臨んだものの、合いの手の“I Love You”の長さがきらりのバージョンとどうしても合わず、何度も録り直したという苦労話を明かしていた。ちなみに、その後に収録した人は、スタッフから“合わせなくていい”と言われたとか。


三番手は、佳村はるかさん。クールを引き、“くーるきゃん”などと呼ばれるなか、佳村はるかさんが明かしたのは、“早見沙織さん演じる高垣楓の『雪の華』を誰よりも先に聞いた”ということ。どうやら佳村はるかさんは、ハモリ部分の収録があまりうまくいかなかったようで、早見沙織さんが歌う『雪の華』を聴いて、そのうれしさに元気づけられてハモリもがんばったという。四番手は、大橋彩香さんで、引いたのはキュート。『気まぐれロマンティック』のレコーディング中に、妙な低音が聞こえてきたそうで、“おばけがいる”とスタッフと話題になり、怖くてしょうがなかったそうだ。けっきょく、原因はスタジオの設備のようだったが、収録に立ち会ったスタッフのあいだで“おばけのしわざ”という人と、“おばけなんていない”と意見が分かれながら、収録を行ったのだとか。最後は、五十嵐裕美さんで、引いたのはパッション。五十嵐裕美さんが明かしたのは、レコーディングのたびにスタッフから“もっとかわいく!”という指示が来たこと。これは、ほかの出演者もよく言われていたようで、多くの人が共感をしていた。ちなみに、五十嵐裕美さん演じる双葉杏はキュートのメンバーだが、五十嵐裕美さんはパッションのCDにも密かに出演しているという。それは、トークパートの留守番電話の声。CDを持っている人は、ぜひ改めて聴いてほしい。

続いてのコーナーは、マジカルオーディション。これは、『アイドルマスター』シリーズの総合ディレクターを務める石原章弘氏が提示するアイドルの声を、各出演者がマネをしていくというもの。コーナーの趣旨を聞くやいなや、原紗友里さんがフェイフェイのマネを連発(マネというにも、オリジナルの声が存在していないが)。『アイドルマスター シンデレラガールズ』を一定以上プレイした人ならば、誰もが遭遇する「フェイフェイダヨー」などの名(?)ゼリフをつぎつぎと披露していた。

最初に提示されたのは、諸星きらり。誰もが様子を見ると思いきや、原紗友里さんがまさかの立候補で、先んじてモノマネを披露する。すると、かなりのクオリティーの高さに、会場のプロデューサー陣からもどよめきが。続いて、石原氏から指名された佳村はるかさんが挑戦すると、松嵜麗さんが冷たい目に……。では、そのつぎは誰が……という場面で、なぜかムチャぶりで矛先は石原氏に。困惑する石原氏だが、最終的には“おにゃーしゃー!”と、諸星きらりのモノマネを披露すると、会場のプロデューサー陣からの拍手の大きさで、3人のなかで1位を取っていた。

続いてのお題は、島村卯月。最初に五十嵐裕美さんがモノマネするも、途中で”できないよ!”と逆ギレ。そして、今度は松嵜麗さんが披露すると、セリフに“神宮球場に行きたい”と、島村卯月らしからぬ、というか東京ヤクルトスワローズの大ファンである松嵜麗さんらしい言葉が入る結末に。その後、再び石原氏の指名で佳村はるかさんが挑戦するも、結果は松嵜麗さんが1位になっていた。
お題の最後は、双葉杏。いままで挑戦していない大橋彩香さんが挑むと、あっさり“はっしーじゃん”というツッコミが。続いて、腕まくりをした原紗友里さんが挑戦。原紗友里さんは、ここでもクオリティーの高いモノマネを披露し、プロデューサー陣からどよめきが発生する。すると、あまりに器用なモノマネを披露する原紗友里さん……ではなく、原紗友里さん演じる本田未央に、五十嵐裕美さん演じる双葉杏から“器用にモノマネをするけれど、未央の個性、アイデンティティは何なのか”と、深い深い問いを投げかけられ、原紗友里さんが悶絶することに。
結果、1位を取ることができなかった、原紗友里さん、大橋彩香さん、佳村はるかさんが、メイドのように「これからも応援よろしくお願いします」と言う罰ゲームを結構。原紗友里さんがトップバッターを務めると、メイドから連想したのか、安部菜々のモノマネを披露。一方の大橋彩香さん、佳村はるかさんは、締めの順番を譲り合った挙句、ふたりで“お帰りなさいませ、ご主人様!”と、定番のメイド台詞で会場を盛り上げていた。

そして、石原氏はここで退場。最後に会場をメッセージを残すなかで、2013年11月に2周年を迎える『アイドルマスター シンデレラガールズ』に、新たな展開を用意していることを示唆しつつ、根強いファンに感謝の気持ちを伝えていた。
石原氏の退場後、ステージに残った5人でライブコーナーへ、トークショーと聞いていた、会場のプロデューサー陣は、大喜びで色とりどりのサイリュームを出し、5人が歌う『お願い!シンデレラ』に大きな歓声を送っていた。



ライブコーナーを受けて、イベントは終了へ。出演者陣が笑顔でメッセージを送るなか、プロデューサー陣も大きな笑顔で手を振り、大盛況のイベントは幕を閉じた。
