全国各地の予選大会を経て、ついに決勝大会が開催!
有志のプレイヤーが主催する、アーケード版対戦格闘ゲーム『ブレイブルー クロノファンタズマ』の全国大会“BBCP最強チーム決定戦~俺のチームが一番強ぇ!~”。今回は、2013年9月21,22日にゲームセンター“a-cho”で行われた前夜祭&決勝大会の様子をリポート。優勝チームメンバーと主催者さんへのインタビューに加えて、決勝大会決勝戦の動画とともにお贈りする。
■BBCP最強チーム決定戦とは?
“BBCP最強チーム決定戦”は、アークシステムワークスのアーケード対戦格闘ゲーム『ブレイブルー クロノファンタズマ』を競技種目とした大規模大会。有志のユーザーたちが協力して企画した、プレイヤー主催の全国大会だ。大会形式は最強チームを争うべく、4on4の団体戦形式を採用。プレイヤーはひとりにつき1キャラクターを使用し、チーム内での同キャラクター使用が不可という条件で4人チームを構成。大会では4人どうしの勝ち抜き戦で勝敗が争われる。2013年7月から全国各地のゲームセンターで予選大会が開催され、各大会で優勝したチームは2013年9月に京都にて開催される決勝大会に出場できる。
【BBCP最強チーム決定戦概要】
◇大会名称:BBCP最強チーム決定戦~俺のチームが一番強ぇ!~
◇競技種目:BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA(ブレイブルー クロノファンタズマ)
◇形式:4on4 勝ち抜き戦 ひとりにつき1キャラクターを使用 1チーム内の同キャラ不可
◇予選大会:2013年7月6日(土)~2013年8月31日(土)
◇会場:全国の予選実施店舗
※詳細は、公式サイトの予選店舗スケジュールをご覧ください。
◇決勝大会:2013年9月21日(土)・22日(日)
会場:neo amusement space a-cho
◇主催:@keionbu1985を中心としたプレイヤー数名
◇公式サイト:こちら
■決勝大会の舞台は京都!
BBCP最強チーム決定戦、決勝大会が行われたのは京都のゲームセンター“a-cho”。過去にはゲームタイトルを問わず、何度も参加者100人を越えるイベントを開催している力強い店舗だ。本大会主催者のひとりで、公式全国大会“あーくれぼ”準優勝の実績を持つ“N男”選手も同ゲームセンターをホームゲーセンにしている。同店ではさまざまな定期大会も開催しており、『BBCP』は現在隔週でランキングバトルを開催中の模様。ぜひ、店舗の公式サイト(→こちら)をチェックして足を運んでみよう。
■前夜祭 シングル戦&同キャラチーム戦
決勝大会の前日には”前夜祭”と称して、シングル戦と同キャラチーム戦が開催された。シングル戦はひとりが1キャラクターを使用し、a-cho独特の勝ちあがり形式を採用して進行された。a-cho独特のレギュレーションでは、選手達は4人トーナメントか3人リーグのブロックに別れて各ブロックで1位と2位を決定。2位通過選手は敗者復活トーナメントに進出し、そこでの勝者&1位通過選手で決勝トーナメントを争う。そして参加人数133名による長期戦の中、優勝に輝いたのは関東のハザマ使い”ミツルギ”選手。本番の4on4では最有力チームのメンバーでもあり、翌日に向けて弾みを付ける形になった。
その後に行われた同キャラチーム戦は、同じキャラ使い同士がチームを組んだ団体戦。
チームメンバー人数に上限はなく、大会にエントリーする同じキャラ使いが多ければ多い程有利になるといった変則的なレギュレーションだ。この同キャラチーム戦の参加者は何と200名近くにのぼり、時間的な都合でベスト4からは翌日に順延して各チーム3人づつの代表選手が争うことになった。2日間に及ぶ激戦の末、決勝戦の組み合わせはハザマ軍vsヴァルケンハイン軍。結果はハザマ軍の中堅で登場した”のぜ”選手がヴァルケンハイン軍を3タテし、ハザマ軍が優勝に輝いた。札幌を地元とする“のぜ”選手いわく「北海道にもやる奴はいっぱいいるんだって認識を持ってくれたらうれしい」とのこと。
※シングル戦 トーナメント結果はこちら
※同キャラ戦 トーナメント結果はこちら
■満を持して決勝大会スタート!
前夜祭から明けて翌日、決勝大会は当日予選からスタート。本大会は当日予選枠に4枠を用意して当日の参加を促していたこともあり、全国各地から158名ものプレイヤーが参加した。チームコンセプトも各チームさまざまで、同じ地域のプレイヤー同士で組んだチームもあり、地方混合チームで参加したりと、多くの選手がイベントを楽しみに来ていたぞ。そんななか、予選を突破したのは関東勢チーム×3と北海道&関東混合が1チーム。あーくれぼでの屈辱を払拭すべく、東日本勢が当日の結果を埋め尽くす形になった。
そして、いよいよ大詰めの決勝大会本戦。本戦は先に挙げた4チームと決勝大会日までに予選大会を突破した12チームの、合計16チームによるトーナメント戦。組み合わせはチームの代表者がカードを引き、順番にトーナメント表の空欄を選んで名前を追加していくという方法で決定された。一回戦では予選突破第一号の関東有力チーム【レジェンディアオーラ】が、同じ関東代表チームの【スターダストクルセイダーズ】と当たって接戦の末敗退。二回戦では【Wind of Destiny】の”しもつき”選手(イザヨイ)が獅子奮迅の活躍を見せて会場を沸かせる等、非常に盛り上がる内容になっていたぞ。
数々のドラマの末、決勝の組み合わせになったのは【Worldgorger】対【悲しみの乙女スフィア】。これはどちらも関西勢チームで、”あーくれぼ”に引き続き今回も関西勢同士で優勝が争われることになった。【Worldgorger】はメンバー全員が”あーくれぼ”ベスト8以上と、優勝候補筆頭と目される最有力チーム。【悲しみの乙女スフィア】は九州チームと、関東チームを2チーム破って決勝に進出した。
以下が決勝戦の動画だ。
今回の大会でも西日本勢の壁は厚く、東西対決という視点では西日本の勝利という結果に終わった。つぎの大型イベントとしては、タイトーステーション主催の最強タッグ決定戦(公式サイトはこちら)が控えている。東日本の選手からはもう負けられない。「東のプライドを見せる」といった声も上がっており、こちらも大いに盛り上がりが期待できそうだ。
※BBCP最強チーム決定戦本戦トーナメント結果(こちら)
※大会生放送全タイムシフト:ニコニコ生放送(→こちら)、twitch.tv(→こちら)
優勝チームWorldgorgerインタビュー
――優勝おめでとうございます。優勝候補筆頭チームと言われていましたが、自信はありましたか?
ガリレオ選手 公式全国大会の“あーくれぼ”で優勝して、今回も優勝しないといけない立場ということは理解していました。ですので、かなりやり込んできましたよ。
どぐら選手 相当ありましたよ。でも実際大会中は、これほんまにわからへんな……って場面も多かったんでハラハラしました。結果的にチーム全員が役割をこなしての優勝だと思うのでかなりよかったですね。
N男選手 多分あんまり自信はなかったですね。20~30%ってところです。ただ大会を通じて思ったことは、「弱い奴は負けるな」ってことですね。
辻川選手 このチームで勝てなかったらどこが勝つんだという自信はありました。いろいろなところから遠征が来てくれて対戦経験の少ないキャラもいて怖かったけど、このチームのバランスもよかったので優勝できました。
――東日本のプレイヤーと対戦した印象はどうでしたか?
ガリレオ選手 “ミツルギ”選手を筆頭に、ハザマ使いが段違いに強いですね。あとは、ヴァルケンハインが多いなと。プレイスタイル的には関西の方が守り気味で、関東の方は攻め気味に闘う印象です。関東には攻めがうまいプレイヤーが多いですね。
どぐら選手 やっぱり大会中もヴァルケンハインが死ぬほど多くて。みんな嫌がってたんですけど、そんななか、ガリレオ君がヴァルケンを全員殺してくれたので助かりました。
N男選手 ヴァルケンハインが強かったです。誰とやっても負けるんですよ(笑)。
辻川選手 ヴァルケンですねー(笑)。でも決勝にはヴァルケンいませんでしたよね? ライチがヴァルケンを駆逐できる可能性が高い点が西側に有利に働いたのかなと思います。
――コメントをひと言ずつお願いします。
ガリレオ選手 “あーくれぼ”に続き今回も優勝しました。つぎのタイトーステーション主催の最強タッグ決定戦も優勝して、3冠を狙います。
どぐら選手 チームメイトも強かったということでちゃんと優勝できました。応援してくれてた方々にはありがたく思います。家庭用も発売されたらやろうと思ってるのでよろしくお願いします。
N男選手 最強タッグ決定戦にはどぐらとチームを組んで臨む予定なので、そちらも優勝したいなーと思ってます。今回は応援ありがとうございました。
辻川選手 变身したおかげで勝てました。つまりそういうことです。10月24日はBBCP家庭用の発売日だけど、10月26日はまどかの映画公開日なので忘れずに並んで見ましょう。
■主催者“玉井さん”選手インタビュー
――今回はお疲れ様でした! 多くのプレイヤーさんが楽しめたイベントになったのではないでしょうか?
玉井選手 最初は北陸、東海、関西でやる予定だったので、こんなに大きい大会になるとは思ってなくて、いまは本当にみなさんに感謝してます。ありがとうございます。前夜祭と決勝大会の2日間では、1日目の見通しがちょっと甘くて同キャラチーム戦が翌日に持ち越しになってしまったのが反省点ですね。次回があったら修正したいです。
――また何か大型イベントを期待しても?
玉井選手 a-choと連携してやってきたいとは思っています。家庭用も出るし、つぎの新キャラも発表されているので、期待してもらってもいいと思います。
――では最後にコメントをいただけますでしょうか。
玉井選手 こういう白熱した大会を見て、『BBCP』をやってみてもいいかなと思う人が増えてくれたらうれしいです。興味を持ってくれたらぜひ大会に参加してみて下さい!