スタッフが査定を懸けてガチ対決!?

 2013年9月22日、東京ゲームショウ2013のソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアブースにて行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』(PS3、2013年10月24日発売)の一遊入魂(ONE PLAY NYU-KON)ステージでは、プレイステーション3版からの新キャラクターであるテルミ、カグラ、ココノエを使用した開発スタッフ同士のエキシビションマッチが行われた。

 ステージには、『ブレイブルー クロノファンタズマ』のプロデューサー森氏(アークシステムワークス)と、プランナーのパチこと関根氏が登場。森氏は、「アーケード版の完全移植はもちろん、新キャラクターとしてカグラ、テルミ(DLC)、ココノエ(DLC)が追加され、それに伴なって新ステージやBGMも追加されています。さらに、ストーリーモードはシナリオが一新され、30時間近くボリュームに仕上がっています」と本作の魅力をアピールした。続いて関根氏は、「キャラクターの能力を強化する“オーバードライブ”など、バトルをさらにアツくする要素も追加されています。」と、キャラクターやモードの追加に留まらず、バトル部分も大幅に進化していることを強調していた。

テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_01
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_02
森氏とパチ氏が本作をアピール。ネットワークモードはロビー機能が追加され、「自宅にいながらゲーセン気分が楽しめます」(森氏)とのこと。

 ふたりのあいさつが終わると、さっそくプログラマーの柚口氏(アークシステムワークス)とバトルプランナーの加藤氏(アークシステムワークス)による新キャラクターを使用したエキシビションマッチが行われた。対戦は2試合行われ、「負けたほうは今後の査定に響きます」(森氏)というガチな対決に。ちなみに、使用キャラクターは、柚口氏がカグラ、加藤氏がココノエを選択。パチ氏の解説によれば、カグラはDボタンの“構え”から派生するさまざまな攻撃を駆使して相手の防御を崩し、高威力のコンボを狙うキャラクター。一方のココノエは、重力を発生させる装置を設置する“グラヴィトン”が特徴。この技を設置すると、相手だけではなく、飛び道具もいっしょに装置へ引き寄せられる。重力で相手を引きつけながら飛び道具でけん制するのがココノエの基本戦法となるそうだ。

テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_03
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_04
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_05
開発スタッフによるガチ対決。
コントローラーは、ブレイブルー仕様のアーケードスティックを使用。
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_06
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_07
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_08
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_09
1試合目はプランナーの加藤氏が操作するココノエの勝利!

 第2試合は、柚口氏がキャラクターをテルミに変更。テルミは、相手のヒートゲージを奪う攻撃“フォースイーター”を駆使してゲージを溜め、多彩なディストーションドライブ(超必殺技)で派手に戦えるキャラクター。また、テルミのみ必殺技からディストーションドライブにつなげるという特徴もあるそうだ。さらに「テルミはダッシュが速いので、ガンガン前に出ていくキャラクターです。必殺技のコマンドもカンタンなので、初心者にも扱いやすいはず」(パチ氏)とのこと。試合は第1試合と同じく、相手を寄せ付けずに立ち回るココノエに対して、テルミが素早いダッシュを駆使して接近するという展開。試合の見せ場は中盤に訪れた。ココノエがじわじわとテルミの体力を奪ったところで、オーバードライブ版“撃滅超弩級メカテイガー”を発動。超巨大な黄金色のテイガーが出現し、画面全体を覆うほどの極大レーザーを発射! バリアガードで耐えようとするテルミだったが、バリアゲージが足りずに体力を削られてラウンドを落としてしまう。このド派手な演出にギャラリーからは大きな歓声が上がっていた。最終的にはテルミが勝利し、柚口氏と加藤氏の対決は1勝1敗のドローとなった。負けたほうが今後の査定に響くということだったが、この結果に森氏は「平和な結果に終わってつまらなかったですね(笑)」と笑いを誘っていた。

テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_10
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_11
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_12
テルミは、ダッシュの速さを活かして近づき、ディスト―ションドライブを絡めたド派手なコンボを決めていた。
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_13
あまりの迫力に驚いてシャッターを切るのが遅れ、極大レーザーを撮れませんでした(笑)。バリアゲージをすべて使っても防ぎきれずにこのヒット数! おそるべしゴールデンテイガ―。
テルミ、カグラ、ココノエのガチ対決が行われた『ブレイブルー クロノファンタズマ』一遊入魂ステージ_14

 そしてイベントの最後に、「『ブレイブルー クロノファンタズマ』には、ボタンひとつで“コンボ”や超必殺技をくり出せるスタイリッシュモードがあるので、初心者でも気軽に楽しめます。いまの対戦を見てやってみたいと思った方は、ぜひ挑戦してみてください。」(パチ氏)続いて森氏が、「10月からは『ブレイブルー』のテレビアニメも始まります。10月24日に発売されるプレイステーション3版『ブレイブルー クロノファンタズマ』ともどもよろしくお願いします」とあいさつしてステージを締めくくった。