2013年9月19日から22日の期間中、千葉県の幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2013。スクウェア・エニックスのブースで『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)コーナーに、やたらとデカイモニターを発見。しかも、よく見ればキャラクターベンチマークが表示されている。 スタッフに伺ったところ、これはパナソニックから発売予定の“4K対応ビエラ(TH-L65WT600)”という、いま話題の4Kテレビだ。しかも「この解像度でも最高設定にした『新生FFXIV』が、秒間60フレーム以上で動作しますよ」とのこと。このフレームの数が高いほどキャラクターが滑らかに動くのだ。現在発売中の4Kテレビは秒間30フレームまでの入力に制限されているため、60フレームで入力できれば、『新生FFXIV』がヌルヌルサクサクと快適に動作する。
ちなみに、4Kとは約4000×2000の解像度のことで、数字だけではフルHDの倍くらいだが、実際には4倍くらい解像度が高い。しかもこのテレビのすごいところは、いままで4K&60フレームを入力するには、複数のケーブルを使わないと表示が難しかったが、“4K対応ビエラ”ではケーブル1本(DisplayPortを使用)で秒間60フレームまで表示できること。でもフルHDの4倍の解像度ってことは、『新生FFXIV』を最高設定で動かすにはどんなPCが必要なんだろう……。
●4Kで快適動作を可能にする"3waySLI"仕様のモンスターPCがそこに
ベンチマークを動作させていたPCは、側板に『新生FFXIV』のイラストが描かれた特別仕様。おもなパーツ構成は、CPUが『Core i7 4770K』、グラフィックボードが『GeForce GTX TITAN』が3枚。やはり、4Kを表示させるために専用コネクタで複数枚のグラフィックボードを繋ぎ、並列動作させて処理能力を高める"SLI"仕様になっていた。今回展示されたPCは、『GeForce GTX TITAN』が3枚なので、“3waySLI”仕様となっている。
●キャラクターベンチマークでスコアを計測
キャラクターベンチマークから正式にSLIに対応したが、フルHDでは性能が頭打ちになってしまい、スコアだけは伸びるものの、推奨スペックさえ満たしていれば、グラフィックボード1枚でもベンチマークの結果は"非常に快適"と判定された。
しかし解像度が上がれば話は別。フルHDの4倍の解像度である4Kの最高設定で遊ぶには、現状ではSLIが必須といえるだろう。前置きはさておき、まずは『GeForce GTX TITAN』1枚の状態で、4K解像度でキャラクターベンチマークを計測させてもらった(これも無理を言った)。なお、グラフィックボードのドライバのバージョンは320.49を使用していた。
ベンチマーク結果が“非常に快適”と判定される7000以上のスコアを記録!非常に快適と判定されれば4K解像度でもヌルヌルサクサクで動作し、間違いなく快適に遊べる。しかし、『GeForce GTX TITAN』は約10万円、4Kモニターは数十万円以上という、まだまだ高価な商品であるため、すべて揃えるのは現実的的ではない。フルHDのモニターがお手ごろ価格になり、世間に広まったときのように、数年後には4Kモニターが主流になる可能性が高い。
今後もっと綺麗な画面で遊びたいと考えている人は、ひと足先に最新技術が詰まった『新生FFXIV』の4Kデモンストレーションを会場のスクウェア・エニックスブースで体験してほしい!
※ちなみに本稿は、ベンチマークマニアであり、高スコアでご飯何杯でもいける“まじまじん”がお届けしました。
(学者LV50@Chocobo/Gungnirワールド)