次期アップデートの内容が発表!

東京ゲームショウ2013の一般入場日1日目である9月21日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントブースにてイベント“ラグナロク オデッセイ エース スペシャルLIVE”が開催された。
『ラグナロク オデッセイ エース』は、8月29日に発売されたばかりのプレイステーションVita用アクションゲーム。本作のディレクターである入江 和宏氏と、リードプランナーである大河原 啓考氏が登場し、本作のアップデート計画について紹介。またスペシャルゲストとして、楽曲を手がけた作曲家の谷岡 久美さんも登場、ピアノライブを披露してくれたのだ。では、イベントの模様をお伝えしていこう。
まずは、アップデートの概要が紹介された。アップデート第1弾は、“ハロー・ノルン!”と題されており、ゲームに登場するキャラクター“ノルン”がオンラインを拡張していくイメージだそうだ。こちらの詳細は初日のレポートでも触れているが、改めて簡潔に紹介しよう。
○“ノルン交易所”の大幅拡張
ログインボーナスが新たに追加。毎日“ノルンチケット”をはじめとするアイテムがもらえる。また、これまで用途が謎だったアイテム“七色に輝く砂”をアイテム“エンペリウムの破片”に交換できるようになる。この破片は、さまざまなアイテムと交換したり、“古いカード帳”でモンスターカードを入手するのに使用する。“古いカード帳”のモンスターはここでしか入手できず、しかも「かなり強力なカード」(入江氏)とのことだ。

日替わりクエストが配信されるようになる。こちらは、たとえば各職業の武器を入手しやすいクエストなど、「より目的がはっきりした内容」(入江氏)になっているとのことだ。またランキング機能も搭載。タイムアタックなどで上位を目指すほか、カードの使用率なども表示されるため、「他人がどう遊んでいるか参考にすることができる」と入江氏。

○その他の拡張
“マイオーダー”を“ハロモナスツリー”から選択できるようになる。またランダムダンジョン“世界樹の塔”で、BGMをランダムに変更する機能も追加される。
アップデート時期は「秋が終わるぐらいまで」とのこと。さらに、以降のアップデートで“ACEスキル”や“ユニーク武器”の追加を予定していることが明かされた。


作曲家・谷岡久美さんのピアノ独奏ライブ開演!
続いて、ゲストとして本作の楽曲を手がけた谷岡 久美さんが登場。開発者とミニトークライブを行った。まず「ゲーム音楽とは?」という質問について、入江氏は「BGMやSE(効果音)は、ゲームにのめり込める要因のひとつ。谷岡さんに頼んで、いい結果が出せた」と本作の音楽に満足していることをコメントした。


「苦労した楽曲は?」という質問には、谷岡さんは「世界樹の塔(の曲)ですね!」と即答。なんでも、ひとつのモチーフでアレンジを含む計4曲作らねばならず、それが複数あってトータルで10曲以上は作成したとのこと。
「思い入れのある曲は?」という質問については、谷岡さんは「いろいろな意味でメインテーマです」と回答。じつは本シリーズのメインテーマは、ゲーム中では流れないとのことだ。「エンディングでやっとアレンジっぽい曲が流れるぐらい」だそうで、「もっと流せよ!」と意外すぎる要望を語っていた。ただし、フレーズ自体はいろいろな曲にちりばめられているそうで、「本シリーズにとって背骨のような曲」と入江氏は語る。
ミニトークライブのあとは、谷岡さんのピアノ独奏ライブが開催。本作のメインテーマメドレーをはじめ、計3曲のメドレーを熱演してくれた。喧噪に包まれる東京ゲーム会場だが、このときばかりは心地よいメロディーが会場を支配していた。


こうしてあっという間にライブの時間は過ぎ去り、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。なお本イベントは最終日の13時からも開催予定なので、ぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。


(取材・文:ライター/喫茶板東)