“三国志”の英雄たちを育てる
中国の三国時代を駆け抜けた幾多の英雄たちの活躍を描いた“三国志”。本作は、この物語をモチーフとしたシミュレーションRPGだ。お手軽に楽しめるブラウザゲームでありながら、さまざまなプレイスタイルが見出せる幅の深さを持ち合わせており、サービス開始5年目に突入したいまもなお、数多くのプレイヤーを楽しませている。
農耕メインでのんびり暮らすか、他同盟と争い天下統一を目指すか、果ては一敗地にまみれるか。約4ヵ月をひと区切りとして展開する戦乱の世をどう過ごすかはプレイヤーしだいだが、いずれにせよ必要となるのは、“三国志”ファンにはおなじみの武将たち。劉備、曹操、孫権といった名君はもちろん、数多くの猛将、知将が登場。配下として育てていくことになる。
どの武将を育てていくべきか
各武将には、レアリティ(C、UC、R、SR、URの5種類)、コスト、兵科、ステータス、スキルなどが設定されており、そのバリエーションはまさに千差万別。スキルの強化に欠かせない“合成”の素材としての役割を含めると、どの武将を保持しておき、育てていくべきかの選択は、非常に悩ましいところだ。
ここでは初心者や、“ブショーダス”にあまり課金しないプレイヤー向けに、おもな武将の役割やそれに適した武将などを解説していく。なお、パラメータの上げかたは原則として、攻撃用なら攻撃、防御用なら防御、内政用なら知力と、一点集中でいいだろう。
また、これらの武将は一例に過ぎず、プレイスタイルによっては不要な武将やスキルも存在する。あくまで一例であることを承知いただきたい。
【攻撃用武将】
空白地を攻撃して自領地としたり、戦争時に兵士を率いて他国を攻撃するための武将。初期攻撃力が高く、“~の強撃”などの攻撃系スキルを習得した武将を選ぶといい。可能であれば、単騎攻撃武将、兵士引率武将を別々に用意し、兵種をそろえておくと効率的。UC張飛、UC典韋、UC太史慈など。
【砦攻撃用武将】
マップに点在する“NPC砦”を陥落させるために必要な兵器(衝車、投石機)を率いる武将。“兵器の強撃”など、兵器の攻撃力が上昇するスキルを持った武将をひとりは育てておきたい。
【防御用武将】
敵対する同盟の攻撃から本拠地など自領地を守るために、初期防御力が高く、それに関連するスキルを習得した武将を備えとして育てておきたい。R王平、R張角、R徐庶など。
【内政用武将】
“内政設定”コマンドで本拠地や拠点に常駐させることで、資源の生産量が上昇。また、スキルによって施設の建築時間短縮などが行える。資源の上昇量は知力に依存しており、スキルの効果も同様の場合が多いため、知力重視で武将を選択しよう。なお、UC孫権は内政用武将向けスキルの合成素材として価値が高い。また、UC劉備のスキルはHP回復用に重宝するため、なるべく多く確保しておきたい。
【遠隔地確保用武将】
NPC砦に隣接する空白地や、将来の領地の確保のため、おもにゲーム序盤に武将を単騎で出兵させることを俗に“遠征”と呼ぶ(同盟単位で連携して行うことがほとんど)。この遠征に適しているのは、騎兵に属する、なるべく低コスト(2.0以下が望ましい)の武将。移動速度と攻撃力を上げた騎兵を複数用意しておこう。なお、C関平は移動速度が大幅に上昇するスキル“千里行”の合成素材となるため、保持を推奨。
【兵士作成用武将】
ゲーム中盤から終盤の戦争やレベル上げに備えて、兵士を大量作成するために育てておきたい武将。兵士の作成時間を短縮できるスキル、“~訓練”、“~修練”を習得しているか、コストの高い(3.0以上が望ましい)武将に合成で習得させて、活用しよう。
【好きな武将】
なんだかんだ言っても、思い入れのある武将を育てるのがいちばん。
人材は国の宝
どの武将も実用レベルまで育成するには、それなりの労力を要するが、いざ運用を開始すると、まさに人材は宝であることが実感できるはず。なかでも内政用武将による資源の生産量アップは、余程大きな同盟に所属していない限り、その効果は絶大。生産施設を建設できる“拠点”ひとつ分に相当する恩恵が受けられるといってもいい。
これらの武将が育っていけば、相乗効果も得られるようになり、そうなれば本作の楽しさも加速度的に増していくはずだ。自分なりの軍勢を築き、ぜひ本作を満喫していただきたい。
次回は、これもまた武将に育成に欠かせない、合成について。
ファミ通.comでは、アップデートの状況や、プレイ指南、開発者インタビューなど、今後も『ブラウザ三国志』の最新情報をお届けしていくぞ。お楽しみに!